2019年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | 舗装工学 | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 下川・山中 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B32J |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | エンジニアリングコースの系統図確認 マネジメントコースの系統図確認 |
概要
学修到達目標 | 本科目のカリキュラム上の位置づけは、社会基盤施設整備のなかの道路建設のうち舗装技術について基礎的な知識を習得することです。 人間の歴史とともに発展する道路、車輪の発明と物の運送、車両を支える舗装の発明など、その歴史から設計法の進歩・発展過程について講義します。さらに交通荷重、使用材料、環境条件等を考慮した舗装の構造設計法について講義し、現行の舗装構造の設計方法を習得するようにします。 本科目は、学科の学習・教育到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち、D「専門応用学力」の達成に主体的に関与する重要な科目です。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義形式により、舗装構造の設計について現行の設計法に至る過程と現行の設計方法を中心に授業を進めます。講義はパワーポイントと板書を併用して行います. なお、各回において提出するレポートは、授業内容についてまとめたものであり、特段の解説は要しないが、重要な点については次回の授業で補足する。 |
履修条件 | 専門教育科目、選択、社会基盤系群、両コース共通 建設材料Ⅱ、舗装材料実験を修得していること、および道路工学を受講していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 舗装の役割と機能(下川) 【事前学習】舗装の役割と機能について、図書館にある参考図書などを用いて予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布するまとめ・レポートの作成とともに、授業内容十分理解しておくこと。(120分) |
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第2回 | 舗装の性能と性能指標(下川) 【事前学習】舗装に求められる要件と性能、性能指標について、図書館にある参考図書などを用いて予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布するまとめ・レポートの作成とともに、授業内容十分理解しておくこと。(120分) |
第3回 | アスファルト舗装とコンクリート舗装(下川) 【事前学習】アスファルト舗装とコンクリート舗装の構成と役割について、図書館にある参考図書などを用いて予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布するまとめ・レポートの作成とともに、授業内容十分理解しておくこと。(120分) |
第4回 | 舗装構造の基本的考え方(下川) 【事前学習】舗装設計の歴史と理論について、図書館にある参考図書などを用いて予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布するまとめ・レポートの作成とともに、授業内容十分理解しておくこと。(120分) |
第5回 | 舗装材料と路床CBRの確認(山中) 【事前学習】舗装材料の種類と特徴およびCBRについて、図書館に貯蔵された参考図書を用いて予習をしておくこと。(120分) 【事後学習】配布するまとめ・レポートの作成とともに、授業内容十分理解しておくこと。(120分) |
第6回 | アスファルト舗装の構造設計(理論的設計法、性能設計への移行)(山中) 【事前学習】性能設計の概略およびアスファルト舗装の構造設計(理論的設計方法)の手順について、図書館に貯蔵された参考図書を用いて予習をしておくこと。(120分) 【事後学習】配布するまとめ・レポートの作成とともに、授業内容十分理解しておくこと。(120分) |
第7回 | アスファルト舗装の構造設計(一般的設計法)(山中) 【事前学習】アスファルトの構造設計(一般的設計方法)の手順について、図書館に貯蔵された参考図書を用いて予習をしておくこと。(120分) 【事後学習】配布するまとめ・レポートの作成とともに、授業内容十分理解しておくこと。(120分) |
第8回 | アスファルト舗装の構造設計演習(1)(下川・山中) ・舗装断面の設計 【事後学習】授業で行った演習課題について復習すること。また、各自で条件を変えて舗装断面の設計を行ってみること。(240分) |
第9回 | アスファルト舗装の構造設計演習(2)(下川・山中) ・舗装設計の経済評価 【事後学習】授業で行った演習課題について復習すること。また、各自で条件を変えて舗装設計の経済評価を行ってみること。(240分) |
第10回 | コンクリート舗装の構造設計と演習(下川・山中) 【事後学習】授業で行った演習課題について復習すること。また、各自で条件を変えて舗装断面の設計を行ってみること。(240分) |
第11回 | 舗装の評価指標と方法(下川) 【事前学習】舗装の維持管理のための評価指標について、図書館にある参考図書などを用いて予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布するまとめ・レポートの作成とともに、授業内容十分理解しておくこと。(120分) |
第12回 | 舗装の維持管理と方法(下川) 【事前学習】舗装の管理と維持修繕技法について、図書館にある参考図書などを用いて予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布するまとめ・レポートの作成とともに、授業内容十分理解しておくこと。(120分) |
第13回 | 空港・港湾舗装(山中) 【事前学習】空港舗装および港湾舗装の種類と特徴(主に作用する荷重)について、図書館にある参考図書などを用いて予習しておくこと。(120分) 【事後学習】配布するまとめ・レポートの作成とともに、授業内容十分理解しておくこと。(120分) |
第14回 | 復習およびまとめ(下川・山中) 【事前学習】これまでの授業内容を事前学習しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を十分復習しておくこと。(120分) |
第15回 | 平常試験とその解説(下川・山中) 【事前学習】平常試験にあたり、これまでの授業内容を事前学習しておくこと。(120分) 【事後学習】平常試験の解説を十分復習しておくこと。(120分) |
その他
教科書 |
プリントを配布し、授業時に説明する。
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参考書 |
(社)日本道路協会舗装委員会 『舗装設計施工指針(平成18年版)』 (社)日本道路協会 2006年
(社)日本道路協会舗装委員会 『舗装設計便覧』 (社)日本道路協会 2006年
『大学土木・道路工学 改訂2版』 多田宏行、中村俊行、稲垣龍興、栗谷川裕造 Ohmsha 2003年 第2版
舗装設計施工指針、舗装設計便覧は、現在の舗装に関する設計・施工に関する指針であり、舗装全般の内容を網羅し、将来実務に携わっても有用な書籍である。
大学土木・道路工学は、道路工学における舗装のあり方、舗装の設計手法、舗装の維持管理の手法等が要領よくまとめられている。
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成績評価の方法 及び基準 |
・講義内容の理解度を適宜課す課題レポートにより評価。課題全体の修得度の評価を定期試験により実施。以上より、定期試験(70%)および課題レポート(30%)として、GPA制度の基準にしたがって合否および優劣を総合評価する。 ・出席が80%未満の場合は、原則として平常試験の採点対象としない(正当な理由がある場合に限り、追加課題の提出により許可する)。 |
質問への対応 | 質問等は下記の研究室およびオフィスアワーにて対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
下川:道路マネジメント研究室(7111室)shimokawa.sumio@nihon-u.ac.jp 山中:地盤工学研究室(717室) yamanaka.kouichi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:30 ~ 13:00 下川
火曜 船橋 12:30 ~ 13:00 下川
火曜 船橋 12:30 ~ 13:00 山中
水曜 船橋 12:30 ~ 13:00 山中
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学生への メッセージ |
主として身近なアスファルト舗装の設計方法を学びます。日頃から舗装に目を向け、興味を持って下さい。 |