2019年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | 製図・デザイン基礎Ⅱ | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 伊東・江守 他 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜1・2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B41B |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | エンジニアリングコースの系統図確認 マネジメントコースの系統図確認 |
概要
学修到達目標 | 本科目のカリキュラム上の位置づけは,社会基盤施設建設に関する製図技術について基礎的な知識を習得することです。社会基盤施設を構成する土木・交通の構造物の調査、計画、設計、製作、施工および維持管理に必要な図面を作成する基礎的な製図法をコンピュータのCADを利用して行います。CADの基本操作を習得したあと、鋼構造(プレートガーター橋梁)やコンクリート構造(逆T型擁壁)に関する製図方法を修得します。また、プレートガータ模型橋梁を制作し、その載荷試験コンクールを行います。なお、逆T型擁壁の場合、土留め構造物の基本的な理解を深めるために、当該関連レポートの提出も含みます。 本科目は交通システム工学科の学習・教育到達目標A~I(学生生活のしおりp.1参照)のうちG「デザイン・総合力」の達成について重要な科目であるとともに、またE,F,Iの達成にも関連する科目です。 |
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授業形態及び 授業方法 |
コンピュータを利用してCADの操作を説明しながら授業を進めます。プレートガーター橋梁と逆T型擁壁の図面をCADで模写を進めてその成果を毎回ネットワークを介して提出します。CAD製図は毎回1時間ほど自宅で作業する必要があります。さらに、プレートガーター橋梁模型を製作し、載荷コンテストを行います。この模型製作用材料は強度条件を合わせるために支給します。模型製作はプレートガーターの各部材の構成や力学的な仕組みの理解に役立ちます。なお、逆T型擁壁の場合、当該CAD製図と併行して土留め構造物に関するレポートの提出も含みます。 使用するコンピュータ(ノートパソコン)は各自用意してください。数に限りがありますが事前申請者にはノートパソコン貸出の用意もありますので、借用の受付は夏休み前にCSTポータルでお知らせします。 提出された課題およびレポート等のフィードバックは各回の授業時間内に行う. |
履修条件 | 専門教育科目:必修,両コース共通 前期のインセンティブ、およびスタディ・スキルズで行うコンピュータの基本操作とインターネットの利用に関する基礎的な知識が必要です。 |
授業計画
第1回 | コンピュータの基本操作(1) 初期設定、CADなど必要ソフトのインストール、ファイルの操作、日本語入力、インターネットへの接続、ブラウザ、課題提出方法およびネットによる出席情報の提出方法 【事前学習】予習範囲を指示するので事前に閲覧しておくこと(60分) 【事後学習】講義内容の整理を行い,課題を進める(60分) |
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第2回 | コンピュータの基本操作(2) CADの基本操作(初期設定、ツールの利用法、レイヤ管理、作図コマンド) 【事前学習】予習範囲を指示するので事前に閲覧しておくこと(60分) 【事後学習】講義内容の整理を行い,課題を進める(60分) |
第3回 | CADによるコンクリートおよび鋼構造模写とCAD作業成果のネットワークによる提出およびA1図面の初期設定と基本操作(線の種類、直線、曲線、円) CAD作業の成果はCSTポータルで提出する。 【事前学習】予習範囲を指示するので事前に閲覧しておくこと(60分) 【事後学習】講義内容の整理を行い,課題を進める(60分) |
第4回 | CADによるコンクリート構造模写(1) 模写用の鉄筋コンクリート逆T型擁壁(土留め構造物)について、擁壁の種類や力学的な観点からその構造を説明する。CAD作業の成果は毎回ネットワーク経由で提出する。また、土留め構造物に関するレポートを次回の授業開始前に提出する。 CAD作業の成果はCSTポータルで提出する。 【事前学習】予習範囲を指示するので事前に閲覧しておくこと(60分) 【事後学習】講義内容の整理を行い,課題を進める(60分) |
第5回 | CADによるコンクリート構造模写(2) 課題レポートの全体講評。 CAD作業の成果はCSTポータルで提出する。 【事前学習】予習範囲を指示するので事前に閲覧しておくこと(60分) 【事後学習】講義内容の整理を行い,課題を進める(60分) |
第6回 | CADによるコンクリート構造模写(3) CAD作業の成果はCSTポータルで提出する。 【事前学習】予習範囲を指示するので事前に閲覧しておくこと(60分) 【事後学習】講義内容の整理を行い,課題を進める(60分) |
第7回 | CADによるコンクリート構造模写(4) CAD作業の成果はCSTポータルで提出する。 【事前学習】予習範囲を指示するので事前に閲覧しておくこと(60分) 【事後学習】講義内容の整理を行い,課題を進める(60分) |
第8回 | 鋼構造(上路プレートガーター橋梁)の講義(課題2:プレートガーター橋梁模写CAD) 模写用の上路プレートガーター橋梁(鉄道橋)について、力学的な観点からその構造を説明する。各部材がどのような働きをしているかを明らかにし、構造物が無駄のない構成になっていることを学ぶ。 CAD作業の成果はCSTポータルで提出する。 【事前学習】予習範囲を指示するので事前に閲覧しておくこと(60分) 【事後学習】講義内容の整理を行い,課題を進める(60分) |
第9回 | CADによる鋼構造模写(1) CAD作業の成果はCSTポータルで提出する。 【事前学習】予習範囲を指示するので事前に閲覧しておくこと(60分) 【事後学習】講義内容の整理を行い,課題を進める(60分) |
第10回 | CADによる鋼構造模写(2) CAD作業の成果はCSTポータルで提出する。 【事前学習】予習範囲を指示するので事前に閲覧しておくこと(60分) 【事後学習】講義内容の整理を行い,課題を進める(60分) |
第11回 | CADによる鋼構造模写(3) CAD作業の成果はCSTポータルで提出する。 【事前学習】予習範囲を指示するので事前に閲覧しておくこと(60分) 【事後学習】講義内容の整理を行い,課題を進める(60分) |
第12回 | CADによる鋼構造模写(4)および橋梁模型製作について CAD作業の成果はCSTポータルで提出する。 【事前学習】予習範囲を指示するので事前に閲覧しておくこと(60分) 【事後学習】講義内容の整理を行い,課題を進める(60分) |
第13回 | CADによる鋼構造模写(5)および橋梁模型製作について CAD作業の成果はCSTポータルで提出する。 【事前学習】予習範囲を指示するので事前に閲覧しておくこと(60分) 【事後学習】講義内容の整理を行い,課題を進める(60分) |
第14回 | CADによる鋼構造模写(6)および橋梁模型製作について CAD作業の成果はCSTポータルで提出する。 【事前学習】予習範囲を指示するので事前に閲覧しておくこと(60分) 【事後学習】講義内容の整理を行い,課題を進める(60分) |
第15回 | 模型載荷コンテスト 各自が製作したプレートガーター模型について、形状の評価および 載荷試験を実施する。 CAD作業の成果はCSTポータルで提出する。 【事前学習】予習範囲を指示するので事前に閲覧しておくこと(60分) 【事後学習】講義内容の整理を行い,課題を進める(60分) 載荷試験評価方法 1)模型橋梁の質量を計測する 2)40Nの集中荷重を模型橋梁の中央部分に載荷し、ここで破壊した場合は、 その原因を追求したレポートを提出する。 3)60Nから約20Nの増分で集中荷重を模型橋梁の中央部分に載荷する 4)載荷重結果を模型の質量で除した結果を載荷試験結果として評価する |
その他
教科書 |
全ての情報はポータルで発信します
適宜、関連資料のプリントを配付します。
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参考書 |
清水・田中 『Jwcad for Windows徹底解説 操作編』 エクスナレッジ 2001年 第1版
土木学会編 『土木製図基準』 土木学会 1998年
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成績評価の方法 及び基準 |
成績評価はコンクリート構造:逆T型擁壁模写(CAD)鋼構造:プレートガータ模写(CAD)50% プレートガータ橋梁模型30% 橋梁模型の載荷コンテスト(最小荷重を超えない学生は再提出もしくはレポート提出)20%で、GPA制度の基準にしたがって合否および優劣の評価を行います。正当な理由がない出席率80%未満の学生の評価は原則として行わないので、必ず出席し、毎回成果を提出すること。 |
質問への対応 | 授業中に随時質問を受け付けます。また、研究室あるいはe-mailでも対応します。メールアドレスはホームページに表示されています。 |
研究室又は 連絡先 |
江守:空間情報研究室(7号館2階7212室)emori.hisashi@nihon-u.ac.jp・047-469-8417 伊東:交通環境研究室(7号館3階738室)ito.hideyuki@nihon-u.ac.jp 齊藤:構造デザイン研究室(7号館1階7110室)saitou.junpei@nihon-u.ac.jp・047-469-5241 兵頭:道路交通研究室(7号館4階743B室)hyoudou.satoshi@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:10 ~ 13:00
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学生への メッセージ |
コンピュータの基本スキルとCADの操作を早めに自分のものにしましょう。卒業までに様々なシーンでコンピュータスキルが要求されます。 課題(レポート提出も含む)については、提出期限を必ず守ることが重要。守れない場合は原則として受け取りません。 課題未提出者については、最終評価をしないので、課題は必ず提出すること。課題遅延提出については厳しく減点します。 他人のCAD図面データをコピーして提出した者,もしくは他人に自分のコピーを渡した者は、採点対象としません。 なお、各課題の解説・説明時には常に良く耳を傾け、真摯に講義メモを取ることを心がけてください。 |