2019年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | 測量学 | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 佐田・三島 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B52A |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | エンジニアリングコースの系統図確認 マネジメントコースの系統図確認 |
概要
学修到達目標 | 本科目のカリキュラム上の位置づけは、交通計画および施設建設に関する測定技術について基礎的な知識を習得し説明できるようにすることを目標とします。測量に関する基本事項、角や距離などの測定原理と手法、最小二乗法によるデータ処理方法、基準点測量の方法、GPS測量、地形測量、路線測量の習得を目指します。 これらの講義を通じて新しい情報技術についても理解を深めます。 本科目は、学科の学習・教育到達目標A~I(「学生生活のしおり」p.1参照)のうち、D「専門応用学力」の達成に主体的に関与する重要な科目です。また、C「専門基礎学力」の達成に補足的に関与する科目です。 |
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授業形態及び 授業方法 |
教科書及び資料に沿って講義を行う。 |
履修条件 | 専門教育科目、両コース共通、必修。 空間情報工学も併せて受講することが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 角測定・水準測量 角の定義/セオドライトの仕組み・測定法/高さの基準/水準測量の方法/データの処理 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
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第2回 | 距離測定 距離の定義/鋼巻尺/光波測距儀の測定原理 第1回小テスト(終了後、解答例を解説) 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第3回 | GPS測量 衛星測位システムGPSの仕組み/単独測位/干渉測位の原理 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第4回 | 測量学の基本事項 地球の形/地球上の位置の表示/高さの基準/国家基準点 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第5回 | 基準点測量(1) 基準点測量の方式/観測方法/多角測量計算 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第6回 | 基準点測量(2) 多角測量と調整法/平面直角座標系/成果表 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第7回 | 基準点測量(3) GPSスタティック法を用いた基準点測量 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第8回 | 地形測量(1) 平板測量の概要/地形図の種類 第2回小テスト(終了後、解答例を解説) 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第9回 | 地形測量(2) 数値地形測量の概要/地図表現 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第10回 | 路線測量(1) 路線の幾何構成/路線測量の基本的事項 レポート課題出題(第11回で解説) 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第11回 | 路線測量(2) 緩和曲線・クロソイド曲線/路線測量の実際 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第12回 | 測定値の処理 誤差の分類/誤差の法則/精度指標/誤差の伝播 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第13回 | 最小二乗法(1) 最小二乗法/観測方程式 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第14回 | 最小二乗法(2) 水準測量での適用法 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
第15回 | 平常試験及びその解説 理解度確認のための試験/解説 【事後学習】授業内容を自分なりに整理し、重要な点を確認しておくこと。(240分) |
その他
教科書 |
中村英夫、清水英範 『測量学』 技報堂出版 2000年 第1版
測量学全般に亘って理論、手法、事例が詳しく記述されている。
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
数回の講義ごとに小テストとレポート課題を行い理解度を評価します。また、全体的な知識の理解度を平常試験で評価します。総合評価は平常試験(70%)、レポート(15%)、小テスト(15%)の配点とし、GPA制度の基準にしたがって合否および優劣の評価を行います。 ただし、出席率が70%に満たない場合は、原則として平常試験の採点対象としません(正当な理由がある場合に限り、追加課題の提出により許可)。 |
質問への対応 | 佐田:授業終了後に教室で質問を受け付ける。または、オフィスアワーに研究室で受け付ける。 オフィスアワー:火曜日・12時30分~13時00分・水曜日・12時30分~13時00分・船橋校舎7号館7212室 三島:授業終了後に教室で質問を受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
7号館7212室(空間情報研究室) |
オフィスアワー |
火曜 船橋 12:20 ~ 13:10
水曜 船橋 12:20 ~ 13:10
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学生への メッセージ |
測量学は社会の活動を支える最も基礎的な技術体系であるが、近年最も顕著な技術革新が進んだ分野でもある。授業は基礎的な理論・手法を中心に進めるが、衛星測位システムGPSなどの先端技術も適宜取り上げて現代の測量技術の概要を紹介する。 |