2019年 理工学部 シラバス - 交通システム工学科
設置情報
科目名 | 鉄道工学 | ||
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設置学科 | 交通システム工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 田口・武田(嘉) | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | B52C |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | エンジニアリングコースの系統図確認 マネジメントコースの系統図確認 |
概要
学修到達目標 | 鉄道工学における基礎的知識を学習し、そのメンテナンスについて理解すると共に、実際の駅配線計画を行うことで、習得した知識を応用することができる。 本科目は、学科の学習・教育到達目標A~Iのうち、D「専門応用学力」の達成に主体的に関与する重要な科目です。また、H「歴史・文化・環境を生かす実践能力」の達成に補足的に関与する科目です。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義並びに演習を行うとともに、実際に鉄建建設株式会社の研修設備を活用して実習も行う。 |
履修条件 | 専門教育科目、両コース共通、共通 |
授業計画
第1回 | 4/12田口担当 授業のガイダンスを行うとともに、鉄道の土木分野への就職、過去に発生した鉄道における事故の概要と対策について学ぶ。 【事前学習】出身地域の鉄道会社や鉄道土木を施工する会社について確認しておくこと。(120分) 【事後学習】授業で取り上げた以外の過去の鉄道事故の概要と原因、その対策について、確認しておくこと。(120分) |
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第2回 | 4/19田口担当 鉄道の概要と現在の鉄道システムについて学ぶ。 【事前学習】テキスト(鉄道工学)の第1章、第3章、第4章、第5章を熟読し、理解しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を整理し、現在の鉄道の線路について理解しておくこと。(120分) |
第3回 | 4/26田口担当 現在の鉄道システムについて学ぶ。 【事前学習】テキスト(鉄道工学)の第6章、第9章、第10章、第11章を熟読し、理解しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を整理し、現在の鉄道の軌道、防災・安全設備、信号システム、給電設備等を理解しておくこと。(120分) |
第4回 | 5/10武田担当 鉄道会社における建設工事部門の役割、主な建設プロジェクトの経緯・特徴等を学ぶ。 【事前学習】身近にある鉄道工事・駅改良工事をイメージしておくこと。テキスト(鉄道工学)の第2章、第3章(p.9~p.26)を熟読し、理解しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を整理し、鉄道会社における建設工事部門の役割を確認しておくこと。(120分) |
第5回 | 5/17武田担当 配線についての基本的な考え方を学ぶ。 【事前学習】テキスト(鉄道工学)の第5章(p.42~p.57)を熟読し、理解しておくこと。(120分) 【事後学習】授業で出てきたキーワードを整理し、重要な点を確認しておくこと。(120分) |
第6回 | 5/24武田担当 配線の作業、駅施設の基本的な考え方を学ぶ。レポート出題内容を確認する(課題付与)。 【事前学習】テキスト(鉄道工学)の第7章(p.90~p.115)を熟読し、理解しておくこと。(120分) 【事後学習】授業で出てきたキーワードを整理し、重要な点を確認しておくこと。(120分) |
第7回 | 5/31武田担当 駅改良工事・線路切換工事の基本的な考え方を学ぶ。レポートを提出する。 【事前学習】テキスト(鉄道工学)の第7章、第8章(p.90~p.130)を熟読し、理解しておくこと。(120分) 【事後学習】授業で出てきたキーワードを整理し、重要な点を確認しておくこと。(120分) |
第8回 | 6/7武田担当 連続立体交差事業等・協定工事を学ぶ。 【事前学習】連続立体交差事業、河川改修、自由通路・橋上駅舎、駅前広場造成等の言葉を調べて、理解しておくこと。(120分) 【事後学習】授業で出てきたキーワードを整理し、重要な点を確認しておくこと。(120分) |
第9回 | 6/14武田担当 鉄道建設工事についてのまとめ。また、レポート(課題)の解説。 【事前学習】第4回~第8回で出てきたキーワードを整理し、理解しておくこと。(120分) 【事後学習】第4回~第9回の授業の内容を再度整理し、実習に向けて重要な点を確認しておくこと。(120分) |
第10回 | 6/21田口担当 鉄道の基本と保安体制について学ぶ。 【事前学習】鉄道を利用する際に、線路の構造や地上設備を観察し、疑問点について整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を整理し、地上設備や保安体制について理解し、実習で確認すべき点について整理しておくこと。(120分) |
第11回 | 6/28田口担当 線路の検査と管理方法について学ぶ。 【事前学習】線路のメンテナンス会社のHP等により線路工事や検査の概要を調べるとともに、前回の授業内容を確認しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を整理し、線路の検査と管理方法について理解し、実習で確認すべき点について整理しておくこと。(120分) |
第12回 | 7/5田口担当 線路の機械化施工について学ぶ。鉄道のメンテナンスに関する課題を指示する。 【事前学習】線路のメンテナンス会社のHP等により線路工事や工事用機械の概要を調べるとともに、実習の内容を確認し疑問点について整理しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を整理し、線路の機械化施工について理解しておくこと。指示された課題に基づきレポートを作成すること。(120分) |
第13回 | 7/6(土)(予定)その1【実習】田口、武田担当 鉄建建設建設技術総合センターにて、実際と同じ設備にて、駅部、駅中間部、踏切部の構造を理解する。また実際に線路の測定や保安設備の動作確認を行う。 【事前学習】鉄道を利用する際などに、駅や線路の設備、踏切の構造を観察し、疑問点について整理しておくこと。(120分) 【事後学習】実習内容を整理し、駅や線路の設備、踏切の構造等について理解しておくこと。(120分) |
第14回 | 7/6(土)(予定)その2【実習】田口、武田担当 鉄建建設建設技術総合センターにて、実際と同じ設備にて、駅部、駅中間部、踏切部の構造を理解する。また実際に線路の測定や保安設備の動作確認を行う。 【事前学習】鉄道を利用する際などに、駅や線路の設備、踏切の構造を観察し、疑問点について整理しておくこと。(120分) 【事後学習】実習内容を整理し、駅や線路の設備、踏切の構造等について理解しておくこと。(120分) |
第15回 | 7/12田口担当 鉄道の災害復旧事例について学ぶ。鉄道のメンテナンスに関する課題を提出する。 【事前学習】過去の鉄道に関する災害事例を調査しておくこと。レポート作成に際し発生した疑問点について整理しておくこと(120分) 【事後学習】授業内容を整理し、鉄道の災害復旧について理解しておくこと。(120分) |
その他
教科書 |
上浦正樹、須永誠、小野田滋 『鉄道工学』 森北出版株式会社 2000年 第1版
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
レポートと課題で評価する。レポート50点、課題50点とし、合計60点以上を合格とする。なお、授業に関する質問等の内容により、評価を加点する場合がある。 出席が80%に満たない学生は採点をしない。原則、遅刻も欠席扱いとする。やむを得ない事情がある場合は、理由書を提出の上、追加レポートにより採点対象とする。 |
質問への対応 | 質問は出席カードまたは授業中に受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
連絡は運輸交通計画研究室まで。 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
現在、JR東日本に所属又は勤務し、田口は線路の保守、武田は大規模改良工事を担当しています。実際のメンテナンスや大規模工事の状況も含めて、鉄道に関する知識を深めていただきたいと思います。 |