2019年 理工学部 シラバス - 建築学科
設置情報
科目名 | 建築情報処理Ⅱ | ||
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設置学科 | 建築学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 秦 一平 | 履修期 | 後期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 月曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C15Q |
クラス | 建築,企画経営 | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 企画経営コースの系統図確認 建築コースの系統図確認 |
概要
学修到達目標 | 建築情報処理Ⅰで学習したレベルから,高度な情報処理能力を学習する.VBAを用いてプログラ ミングの基礎を学習し,プログラミングに必要なアルゴリズムの構築と実験データの処理など の例題として,実際にプログラミングを作成し,高度な情報処理技術の習得することを目的と する. |
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授業形態及び 授業方法 |
振動工学および対地震構造に学習した内容をPCによる演習作業に重点を置いて講義を進める. 講義資料としては授業内容を網羅した資料を配布し,自宅での自習作業にも配慮する.授業で 作成するプログラムは難しい分野を扱いますが,計算プログラム及び入出力部は主に授業内で 配布した資料から作成してもらいます.それ以外の部分ついて,オリジナルでアレンジしても らうことを基本としているので,プログラミングが不得意であっても授業についていけます. |
履修条件 | 基本的なコンピュータの操作方法を習得していること.条件ではないが,振動工学,対地震構 造,建築情報処理Ⅰを履修していることが望ましい. |
授業計画
第1回 | EXCELの基本演習(その1) 【事前学習】エクセルによるグラフ作成方法を復習しておく(60分) 【事後学習】授業内でできなかったところを復習する(60分) |
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第2回 | EXCELの基本操作の確認とVBAに関する解説 建築物の振動解析プログラムの紹介 【事前学習】時刻歴応答解析は何かを調べる(60分) 【事後学習】授業内でできなかったところを復習する(60分) |
第3回 | VBAによるプログラミングの基礎1 アルゴリズムの構築とプログラミング 【事前学習】アルゴリズムとは何かを予習しておく(60分) 【事後学習】授業内でできなかったところを復習する(60分) |
第4回 | VBAによるプログラミングの基礎2 基本文法の学習(宣言,条件) 【事前学習】計算手順をフローチャートにしてみる(60分) 【事後学習】授業内でできなかったところを復習する(60分) |
第5回 | VBAによるプログラミングの基礎3 基本文法の学習(繰り返し,配列) 【事前学習】計算手順をフローチャートにし,繰返しによる作業効率化を計画する(60分) 【事後学習】授業内でできなかったところを復習する(60分) |
第6回 | VBAによるプログラミングの基礎4 データの入出力 【事前学習】OPEN文を調べる(60分) 【事後学習】授業内でできなかったところを復習する(60分) |
第7回 | VBAによるプログラミングの基礎5 時系列データの取り扱い 【事前学習】繰返し文を復習する(60分) 【事後学習】授業内でできなかったところを復習する(60分) |
第8回 | 建築物の振動解析プログラムを作ってみよう 01 【事前学習】計算フローチャートを作成する(60分) 【事後学習】授業内でできなかったところを復習する(60分) |
第9回 | 建築物の振動解析プログラムを作ってみよう 02 【事前学習】線形加速度法を調べる(60分) 【事後学習】授業内でできなかったところを復習する(60分) |
第10回 | 建築物の振動解析プログラムを読んでみよう 【事前学習】三角関数のグラフを作成できるようにする(60分) 【事後学習】授業内でできなかったところを復習する(60分) |
第11回 | 建築物の振動解析プログラムを改良してみよう 【事前学習】プログラムで計算された結果を検証する(60分) 【事後学習】授業内でできなかったところを復習する(60分) |
第12回 | 建築物の振動解析プログラムにアニメーションを追加しよう 【事前学習】エクセルでの図形作成方法を理解する(60分) 【事後学習】授業内でできなかったところを復習する(60分) |
第13回 | 建築物の振動解析プログラムにアニメーションを追加しよう 【事前学習】アニメーションの方法をフローチャート化する(60分) 【事後学習】授業内でできなかったところを復習する(60分) |
第14回 | 建築物の振動解析プログラムを使ってみよう 【事前学習】表示方法の大きさを調整する(60分) 【事後学習】授業内でできなかったところを復習する(60分) |
第15回 | 建築物の振動解析プログラムを使ってみよう 【事前学習】プログラムをできる限り完成させる(60分) 【事後学習】授業内でできなかったところを復習する(60分) |
その他
教科書 |
教科書は採用せず,講義資料を配布
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参考書 |
小舘 由典 『できる Excel マクロ&VBA 2013』 インプレスジャパン 2013年
日花 弘子 『仕事に役立つExcel統計解析 第3版』 ソフトバンク クリエイティブ 2012年 第3版
プログラミングに必要な言語は授業内で説明しますが,今後にいろいろ発展させたい場合には
おすすめです.
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成績評価の方法 及び基準 |
成績評価については,作成した「地震応答スペクトル計算プログラム」,「フーリエ解析プロ グラム」を自分でアレンジしたものを提出し,その内容で成績を評価します. |
質問への対応 | 質問がある場合は,授業後およびオフィスアワーの時間に対応します. |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎タワースコラ9階903室(秦) hata.ippei@nihon-u.ac.jp 03-3259-0695 |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 11:12 ~ 00:00 駿河台校舎タワースコラ9階903室(秦)
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学生への メッセージ |
VBAプログラミングになれることを目的としているため,計算プログラム部分は資料で配布 します.作成するプログラムの内容は,環境・構造系分野で,特に振動・音の研究するうえで 基本となるものです.ある程度の中身を知ること,そして扱える範囲を理解してもらうことを 基本としています. |