2019年 理工学部 シラバス - 建築学科
設置情報
科目名 | 建築設計Ⅳ | ||
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設置学科 | 建築学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 佐藤・古澤 他 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜2・3・4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C52R |
クラス | 2組 | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 企画経営コースの系統図確認 建築コースの系統図確認 |
概要
学修到達目標 | 「建築設計IV」は、設計教育の中では必修科目の最終段階に位置づけられており、これまで修得した内容を「統合する能力」を養う課題となっている。まず、基本図面の表現方法の確認と、より詳細な図面の作成を学び、最終課題である複合施設の設計に進む。東京都心部の敷地における、商業、オフィス、住居の複合施設の設計を通して、周辺地域のリサーチから建築計画、設計、デザイン、構造などを統合し、表現する能力を修得することが目的である。 |
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授業形態及び 授業方法 |
1グループ15~20人程度の班分けをし、指導教員と学生のコンタクトを強めるように配慮する。設計課題のスケジュールにあわせて、学生が用意してくる図面・模型などについて個別指導しそれぞれの計画・設計上のアドバイスを行う。講評会を課題ごとに行う。優秀作品については合同でプレゼンテーションと講評会を行う。 |
履修条件 | 必修。原則として「デザイン基礎」「建築設計Ⅰ」「建築設計Ⅱ」「建築設計Ⅲ」を修得していること。 |
授業計画
第1回 | 代官山コンプレックス リサーチと企画(1)出題 参考事例(集合住宅)の提示(ゾーニング、動線など)、リサーチフォーマットの把握、 |
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第2回 | 代官山コンプレックス リサーチと企画(1)指導① 類似事例(複合建築)の提示、類似事例の計画内容の理解(図面と模型による分析)、関連法規解説の理解 |
第3回 | 代官山コンプレックス リサーチと企画(2)指導② 類似事例の計画内容の理解、計画敷地の特性の理解、コンセプトの立案 |
第4回 | 代官山コンプレックス リサーチと企画(3)指導③ 配置・ヴォリューム・ゾーニングの計画、プログラムの設定(面積など)、建物高さの確認、建ぺい率・容積率の確認 |
第5回 | 代官山コンプレックス リサーチと企画(4)中間提出①・中間講評会①・評価 提出条件を満たした作品を提出し、教員の評価を受ける |
第6回 | 代官山コンプレックス 計画と設計(1)指導① 基準スパンの設定、各機能の配置、動線計画の確認、構造計画(柱・梁の位置)の確認 |
第7回 | 代官山コンプレックス 計画と設計(2)指導② 各機能の計画・統合、各住戸の計画、ファサードデザインの計画、外構計画 |
第8回 | 代官山コンプレックス 計画と設計(3)指導③ 各機能の計画・統合、各住戸の計画、ファサードデザインの計画、外構計画 |
第9回 | 代官山コンプレックス 計画と設計(4)指導④ 各機能の計画・統合、各住戸の計画、ファサードデザインの計画、外構計画 |
第10回 | 代官山コンプレックス 計画と設計(5)中間提出②・中間講評会②・評価 提出条件を満たした作品を提出し、教員の評価を受ける |
第11回 | 代官山コンプレックス 建築設計とプレゼンテーション(1)指導① 各住戸・店舗等の詳細設計、プレゼンテーションボードのレイアウト、提出条件の再確認 |
第12回 | 代官山コンプレックス 建築設計とプレゼンテーション(2)指導② 各住戸・店舗等の詳細設計、プレゼンテーションボードのレイアウト、提出条件の再確認 |
第13回 | 代官山コンプレックス 建築設計とプレゼンテーション(3)提出・評価 提出条件を満たした作品を提出し、教員の評価を受ける |
第14回 | 代官山コンプレックス 建築設計とプレゼンテーション(4)班別講評会・全体講評会・返却 作品を発表し他の学生の発表や教員の講評を聞いて、課題に対する理解を深める |
第15回 | 理解度確認と解説 |
その他
教科書 |
本杉省三・佐藤慎也・山中新太郎・山〓誠子・梅田綾・長谷川洋平 『建築デザインの基礎 製図法から生活デザインまで』 彰国社 2010年 第2版
「2019年度建築設計課題集」をガイダンス時に配布する。
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参考書 |
日本建築学会編 『コンパクト建築設計資料集成』 丸善 2005年 第3版
基本的な事実・歴史を知識として知るために、各自で必要な本・参考資料を読むこと、実際の建築を見学することも重要な設計作業のひとつである。幅広く建築・都市・景観の本を読むこと。
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成績評価の方法 及び基準 |
各課題の評価と全体を通した総合評価。各課題において、毎回指導を受けていない者の作品は採点されないことがある。課題の提出において、指定時間終了後は特別の理由がない限り受け付けられない。この他、受講上の注意については、「2019年度建築設計課題集」によるものとする。授業に際しては、「2019年度建築設計課題集」を携行し、よく読んでおくこと。 |
質問への対応 | 授業中に対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
科目担当:佐藤光彦/駿河台校舎建築設計講師室5号館5階553室 03-3259-0725 |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 10:40 ~ 16:30 佐藤光彦/建築設計講師室5号館5階553室
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学生への メッセージ |
建築設計は決まったひとつの解答はなく、考え方によって目標と成果に非常に幅があるものである。また、社会的な活動であるため、自分の意図や考え方を分かりやすく説明し、理解してもらうことが重要である。従って、日頃から多くの建築をはじめとした芸術・デザイン作品や論評に触れ、それらに親しむとともに、指導講師とのコミュニケーションを大切にする。また、他の学生による作品における考え方・プレゼンテーションにも関心を持つことが必要である。 |