2019年 理工学部 シラバス - 建築学科
設置情報
科目名 |
経済学特論Ⅱ
都市問題の経済学と不動産証券化
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設置学科 | 建築学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 矢口 和宏 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C52T |
クラス | 企画経営コース | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 都市問題のうち、経済や経済学の出番となる分野を理解することができる。具体的には、土地・住宅価格の理論、土地税制や土地利用規制の経済効果、住宅政策、環境と都市政策である。さらには、不動産と金融の融合分野である不動産証券化の基礎を理解することができる。 以上の理解をもとに、それらの概要を説明できる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
板書による授業形態がメインであるが、適宜プリントも配布する。 |
履修条件 | 特別な条件はないが、経済学特論Ⅰを受講していると理解しやすい。 |
授業計画
第1回 | 都市問題の経済学(1):都市問題の経済学の方法論と政策議論についての解説 事前学習:ミクロ経済学の予習をすること。具体的には、矢口・坂本編の参考書の41ページから84ページを読むこと(120分) 事後学習:授業のノートをまとめること(120分) |
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第2回 | 都市問題の経済学(2):地価決定の理論 事前学習:山崎・浅田の参考書の第4章を読み、事前に学習内容のイメージをもつこと(120分) 事後学習:授業のノートをまとめること(120分) |
第3回 | 都市問題の経済学(3):ヘドニックアプローチによる住宅価格決定理論 事前学習:山崎・浅田の参考書の第2章を読み、事前に学習内容のイメージをもつこと(120分) 事後学習:授業のノートをまとめること(120分) |
第4回 | 都市問題の経済学(4):土地税制の理論と現状 事前学習:ホームページ等を用いて、土地税制の種類を事前に調べておくこと(120分) 事後学習:授業のノートをまとめること(120分) |
第5回 | 都市問題の経済学(5):土地利用規制の経済効果 事前学習:山崎・浅田の参考書の第6章を読み、事前に学習内容のイメージをもつこと(120分) 事後学習:授業のノートをまとめること(120分) |
第6回 | 都市問題の経済学(6):住宅市場における情報の非対称性 事前学習:矢口・坂本編の第3章を読み、情報の非対称性の概念をつかんでおくこと(120分) 事後学習:授業のノートをまとめること(120分) |
第7回 | 都市問題の経済学(7):家賃統制(レント・コントロール)の効果 事前学習:山崎・浅田の参考書の第3章を読み、事前に学習内容のイメージをもつこと(120分) 事後学習:授業のノートをまとめること(120分) |
第8回 | 都市問題の経済学(8):借地借家法と定期借地権の経済効果 事前学習:山崎・浅田の参考書の第3章を読み、事前に学習内容のイメージをもつこと(120分) 事後学習:授業のノートをまとめること(120分) |
第9回 | 都市問題の経済学(9):住宅政策の歴史、住宅供給政策 事前学習:山崎・浅田の参考書の第7章を読み、事前に学習内容のイメージをもつこと(120分) 事後学習:授業のノートをまとめること(120分) |
第10回 | 都市問題の経済学(10):コンパクトシティ 事前学習:ホームページ等を用いて、コンパクトシティについて調べておくこと(120分) 事後学習:授業のノートをまとめること(120分) |
第11回 | 不動産証券化(1):資産流動化型の不動産証券化 事前学習:不動産証券化協会の参考書の第Ⅰ部を読み、学習内容のイメージをもつこと(120分) 事後学習:授業のノートをまとめること(120分) |
第12回 | 不動産証券化(2):不動産投資信託(J-REIT) 事前学習:不動産証券化協会の参考書の第Ⅱ部を読み、学習内容のイメージをもつこと(120分) 事後学習:授業のノートをまとめること(120分) |
第13回 | 日本経済と不動産市場(1):日本経済新聞を用いて不動産市場の動向を読み解く 事前学習:講義日の日本経済新聞の経済欄と企業欄を熟読しておくこと(120分) 事後学習:授業のノートをまとめること(180分) |
第14回 | 日本経済と不動産市場の関係(2):日本経済新聞を用いて不動産市場の動向を読み解く 事前学習:講義日の日本経済新聞の経済欄と企業欄を熟読しておくこと(120分) 事後学習:授業のノートをまとめること(180分) |
第15回 | 平常試験及びその解説 事前学習:これまでまとめてきた授業ノートをふりかえり、平常試験に備えること(120分)。 事後学習:平常試験の解説をふりかえり、この授業の授業ノートを完成させること(120分)。 |
その他
教科書 |
使用しない
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参考書 |
山崎福寿・浅田義久 『都市経済学』 シリーズ 新エコノミクス 日本評論社 2008年 第1版
不動産証券化協会 『全体像がわかる不動産証券化』 東洋経済新報社 2011年 第1版
矢口和宏・坂本直樹編 『経済学概論』 (株)みらい 2016年 第1版
山崎・浅田の参考書は1回目から10回目の授業に、そして不動産証券化協会の参考書は11回目から12目の授業にそれぞれ対応している。なお、前期開講の「経済学特論Ⅰ」の教科書である矢口・坂本編の参考書はミクロ経済学部の復習のために有用です。
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験(100%) |
質問への対応 | 授業終了後に教室でうけつける |
研究室又は 連絡先 |
授業中に指示する 窓口 都市計画研究室(赤澤)S805室 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
疑問が生じたら恥ずかしがらずに積極的に質問してください。そのことが理解の早道です。 |