2019年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | コンピュータ演習Ⅱ | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 山本 守和 | 履修期 | 前期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 月曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E14M |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | まちづくりの現場でアウトプット・ツールとして多様されるCAD•CG•GISに関する基礎的知識の修得,操作能力を身につけ,都市・地域デザインへの応用技術及びプレゼンテーション作成技術を身につけることを目的とした講義です.学修到達目標は、次の3点です。 1)GISを用いた分析を行い、授業で設定された課題に対する都市計画上の問題点を抽出することができる。 2)CADの基本的な役割を理解し、簡単な図面を作成することができる。 3)CADのデータを基に、簡単なCGによるパースを作成することができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業計画に記載されている事前学習と事後学習(各30分程度要する)を踏まえて、授業を行います。講義で使用する資料は、適宜、Webサイト上で提示または紙で配布します。資料を基に、内容説明を受け後,GIS,CAD,CGソフトを実際に操作し、操作方法を学習します。 |
履修条件 | 基本的なコンピュータの操作方法(ファイルの移動・コピー等)は習得していること.また、コンピュータ演習Ⅰを受講・修得していることが望ましい. |
授業計画
第1回 | CAD概論・GIS概論・CG概論 CAD・GIS・CGの各技術について、基本的内容を説明する。その後、これらの技術とまちづくりとの関連性について解説する。 事前学習:シラバスの内容を確認し、授業の内容を理解しておくこと。(30分) 事後学習:CAD・GIS・CGの役割について、説明できるようにする。(30分) |
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第2回 | CAD(1) CADの概要/起動方法/機能紹介/初期設定/基本操作 事前学習:授業資料を確認し、基本的な操作方法を確認しておくこと。(30分) 事後学習:講義で学習した操作方法について、確認作業を行うこと。(30分) |
第3回 | CAD(2) コマンド説明/実習(円・多角形・連続複写・鏡像・ストレッチ・トリム) 事前学習:コマンドの機能及び操作方法を確認しておくこと。(30分) 事後学習:与えられた演習問題を用いて、講義で学習した操作を確認すること。(30分) |
第4回 | CAD(3) 平面図と建具の描画 事前学習:一般的な建具について、一般的な寸法(規格)を調べておくこと。(30分) 事後学習:与えられた演習問題を用いて、基本的な平面図及び建具の描画方法を理解すること。(30分) |
第5回 | CAD(4) 平面図の描画 事前学習:配布された見本図面を用いて、作成手順を確認しておくこと。(30分) 事後学習:作成した平面図について、開口部などを追加し、完成させる。(30分) |
第6回 | CAD(5) 立面・断面図の描画 事前学習:平面図をもとに、授業で作成する断面を設定しておくこと。(30分) 事後学習:授業で作成していない立面図を作成すること。(30分) |
第7回 | GIS(1) 地理情報を表現・管理・分析する原理の解説 課題提出:CADで作成した図面を提出する。図面の見本及び解説については、翌週に、Webサイトに掲載するので、確認すること。 事前学習:GISとは何か?また、都市計画における役割について、調べておくこと。(30分) 事後学習:GISの基本動作を調べるとともに、データベースとGISの関連性を説明できるようにする。(30分) |
第8回 | GIS(2) 地理情報システムGISの概要/GISの適用例 事前学習:GISに関連する法規及び関連するオープンデータについて調べておくこと。(30分) 事後学習:GISを用いた一般的な分析方法について説明できるようにする。(30分) |
第9回 | GIS(3) 基本操作/データの入手・加工・処理 事前学習:国土数値情報と国土基盤情報について調べておくこと。(30分) 事後学習:授業で使用したデータを用いて、GISの基本操作を確認しておくこと。(30分) |
第10回 | GIS(4) データ構造(空間データ構造・属性データ構造・数値地図) 事前学習:測地系について調べておくこと。(30分) 事後学習:世界測地系と日本測地系の違いについて、説明できるようにしておくこと。(30分) |
第11回 | GIS(5) 地域分析(図形変換・オーバーレイ処理・3次元処理) 事前学習:指定された地域のデータについて収集しておくこと(30分) 事後学習:配布されたデータを用いて、人口分布を求める。(30分) |
第12回 | CG(1) CGの概要/基本操作/三次元形状の描画 事前学習:CGの種類及び用語(モデリング、テクスチャーマッピングなど)を調べておくこと。(30分) 事後学習:提示された練習問題を使用し、基本的な操作方法を確認すること。(30分) |
第13回 | CG(2) 図形の変換(座標系・幾何学的変換・合成変換・投影変換) 事前学習:CGにおける座標系(右手系、左手系など)について調べておくこと。(30分) 事後学習:座標変換について、確認し、説明できるようにする。(30分) |
第14回 | CG(3) 三次元形状の作成(モデリング・立体形状・ポリゴン) 課題提出:事前に配布したデータに対する分析結果を提出する。課題に完成例と解説は、翌週、Webサイトに掲載ので、確認すること。 事前学習:配布された資料を、熟読し、作成手順について理解しておくこと。(30分) 事後学習:CADで作成した図面について、モデリングを行う。(30分) |
第15回 | CG(4) 環境光/拡散反射/鏡面反射/隠面消去/レンダリング CGにおけるライティングに関する講義に加え、CAD、GISに関する「まとめ」の解説も行う。 事前学習:CGにおける光(アンビエント、スポットライトなど)について調べておくこと。(30分) 事後学習:講義を通して配布された資料を読み返して、授業内容の振り返りを行うこと。(30分) |
その他
教科書 |
授業中で用いる資料は、授業中に指示するWebサイトからダウンロードする。また、適宜、紙で配布する。
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参考書 |
本講義で利用するソフトウェア及びGISに関連する参考書は多数ある.講義を踏まえて、自分が読みやすいと思うものを適宜購入すること.
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成績評価の方法 及び基準 |
講義に対する授業参加度(20%)、レポート(80%)で評価する. |
質問への対応 | 授業内容や課題で不明な点については、講義終了後に受け付ける。また、メールでも受け付ける。メールで質問する場合は、メールのタイトルを「コンピュータ演習2の質問」とし、本文中に必ず、「学生番号と名前」を記載すること。 |
研究室又は 連絡先 |
yamamoto.morikazu@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
コンピュータを使うことで、様々なデータを一度に大量に処理行い、様々な分析や分析結果を可視化することができます。「まちづくり」を提案するための1つの手法として習得していただき、専門的な学習や研究などに利用してください。 |