2019年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | 統計学 | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 青木 和夫 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E14N |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 基本的な統計的手法・考え方を理解し,まちづくりに関連する調査あるいは種々の実験で得られるデータを適切に処理・解析する方法が理解できる. |
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授業形態及び 授業方法 |
パワーポイントを用いて統計学の基礎的な知識を講義するとともに,実際の統計データを分析する方法を学ぶために練習問題等を実施する. |
履修条件 | 平均値や標準偏差など,基礎的な統計量についての知識があることが望ましい. |
授業計画
第1回 | 統計学の基礎:統計学の目的と基本概念について説明するので,シラバスの内容を確認の上,授業に臨むこと. 【事前学習】統計についてこれまでに学んだことをまとめておくこと.(120分) 【事後学習】統計学の目的と考え方について復習すること.(120分) |
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第2回 | 記述統計学(1):わが国における統計資料,特に人口統計について述べ,時代による人口構成の変化について述べる.人口ピラミッドを描いてみる. 【事前学習】日本の統計資料にどのようなものがあるかについて調べてくること.(120分) 【事後学習】都道府県別の人口構成の違いを調べてみること.(120分) |
第3回 | 記述統計学(2):地域に関連した統計,特に都道府県,市町村間の比較の方法について述べる. 【事前学習】自分の住む市町村の発表している統計を収集して,そのデータからわかることをまとめてくること.(120分) 【事後学習】事前学習の統計データと他の市町村等のデータとを比較すること.(120分) |
第4回 | 記述統計学(3):記述統計のグラフによる表現法について,様々なグラフの使い方を学ぶ. 【事前学習】どんなグラフが使われているかを探し出しておくこと.(120分) 【事後学習】グラフの種類と使い方について復習をすること.(120分) |
第5回 | 記述統計学(4):代表値(平均値等)と標準偏差について,計算の方法とその意味について学ぶ. 【事前学習】平均値と標準偏差について計算方法を調べておくこと.(120分) 【事後学習】標準偏差の計算を行う.(120分) |
第6回 | 記述統計学(5):データの分布とその表現方法について学ぶ 【事前学習】ヒストグラムとは何かについて調べておくこと.(120分) 【事後学習】様々なデータの区切り方によるヒストグラムの違いについて比較すること.(120分) |
第7回 | 記述統計学(6):相関について,相関係数の意味と相関散布図の描き方について学ぶ. 【事前学習】相関係数について調べてくること.(120分) 【事後学習】様々な相関散布図を描いてみること(120分). |
第8回 | 記述統計学(7)時系列データについて,その役割と作成方法について学ぶ. 【事前学習】平均気温の毎年の変化など,時系列データについて調べてくること.(120分) 【事後学習】身近にある時系列データを収集してグラフにしてみること.(120分) |
第9回 | 推測統計学(1):サンプリングと誤差について,その意味と方法,長所・短所について学ぶ. 【事前学習】サンプリングの方法について調べておくこと.(120分) 【事後学習】様々なサンプリング方法によるサンプルの平均値を計算し,その違いをみる.(120分) |
第10回 | 推測統計学(2):標準誤差について,その意味と計算方法,標準偏差との違いについて学ぶ. 【事前学習】サンプルと母集団の違いについて学んでおくこと(120分) 【事後学習】標準偏差と標準誤差の違いについて記述できるようにしておくこと(120分) |
第11回 | 推測統計学(3):統計的検定について,教科書を読んで理解できないことを質問できるようにしておくこと. 【事前学習】検定とはどういうことかについて調べておくこと.(120分) 【事後学習】帰無仮説とはどのような仮説化について記述できるようにしておくこと.(120分) |
第12回 | 推測統計学(4):平均値の差の検定について,その意味と計算方法について学ぶ. 【事前学習】平均値に差があるかどうかを検定する方法について調べておくこと(120分) 【事後学習】具体的なデータを用いて平均値の差の検定のための計算を行うこと(120分) |
第13回 | 推測統計学(5):独立性の検定について,その意味と計算方法について学ぶ. 【事前学習】例えば,甘いものが好きな人は虫歯が多いなどの関係をどうやって調べるかについて考えてくること.(120分) 【事後学習】具体的なデータを用いてカイ二乗検定が計算できるようにすること.(120分) |
第14回 | 平常試験及びその解説 【事前学習】これまで学んだことをノートなどに整理しておくこと.(120分) 【事後学習】試験問題について,解答が正しく書けたかどうかについてノートなどで確認すること.(120分) |
第15回 | 講義のまとめと質疑応答 【事前学習】これまでの講義と試験でわからなかったことについてまとめてくること.(120分) 【事後学習】理解できなかったことがないかどうか確認すること.(120分) |
その他
教科書 | |
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参考書 |
ポール.G.ホーエル 『初等統計学』 培風館 1981年 第4版
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成績評価の方法 及び基準 |
レポート(50%)平常試験(50%)で評価する |
質問への対応 | 授業終了後またはメール |
研究室又は 連絡先 |
駿河台タワー・スコラ1202 メール:aoki.kazuo@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
統計学は計算ではありません.どうしてそのような計算を行うかについての意味を理解しましょう. |