2019年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | まちづくりと職能Ⅰ | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 高村・天野 他 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E15B |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | まちづくりに関わる行政・民間等を担う外部講師から,まちづくり工学科に関連する「職種/職業/就職先」や,「まちづくりへの関心を高める実務情報」を直に知ることで、自分に適した将来設計を行うことができるようになる。またその実現に向け、今後の授業や大学生活等での対応策・段取り、心構えを自ら立てることができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
パワーポイント等による講義を行い、適宜、資料を配布する。また学生自身が自ら考えることを促すため、基本的に毎回、「その授業の要旨と感想をミニレポートにまとめ、授業終了後に提出する」課題を課す。一部の講義については、発表してもらうなどの双方向の授業を行う。 |
履修条件 | まずは「自分研究」として、自分自身を見つめ、自分が好きな仕事、興味の持てる仕事、得意な仕事などを考え始めること。 |
授業計画
第1回 | 「まちづくりにおける職能Ⅰ」の全体概要と進め方 授業の進め方、成績評価の仕方、最終レポートなどについて説明し、授業の全体像と達成目標を明らかにする。また外部講師による講義の際の注意事項等についても説明する。 【事前学習】自分がどのような仕事に就きたいのか、考えをまとめておくこと(120分) 【事後学習】最終レポートの注意事項を読み、今後の講義を踏まえ、どのようにまとめるかをイメージ、整理すること(120分) |
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第2回 | 職業選択に向けて① まちづくりに関連する仕事、職業、勤め先の選択の仕方を説明する。まちづくりに関する知識やノウハウを求める職業領域が拡大しつつあることなども明らかにする。。 また、時代を巡る新たな潮流の変化をもとに、現下のまちづくりに関する話題、直面する課題を取り上げ、まちづくり会社、起業/創業などについても説明する。 【事前学習】まちづくり工学科のホームページ、パンフレット等から、先輩たちがどのような仕事についているかを調べておくこと(120分) 【事後学習】講義内容を踏まえ、インターネット等で、どのような仕事があるかを整理すること(120分) |
第3回 | 職業選択について考える① 自分の強み・関心を知り、職業選択を行う場合の考え方、キャリアデザインの方法について説明する。また「公務員・民間の仕事」の特質・魅力・やりがいと違いについて説明する。また就職試験の概ねのスケジュール、準備方法なども紹介する。 【事前学習】公務員と民間はどう違うのか、について現時点での自分の考え方を整理しておくこと(120分) 【事後学習】講義を踏まえ、どのような手順・考え方で職業を決定していくのかについて整理すること(120分) |
第4回 | 資格取得① 公務員の土木職、建築職のための必要なカリキュラムとそのモデルの検討 【事前学習】まちづくり工学科のカリキュラムを調べておくこと(120分) 【事後学習】自分で、公務員の土木職又は建築職のなるためのカリキュラム計画を作成すること(120分) |
第5回 | 市町村におけるまちづくり関連業務 外部講師 市町村の現場でのまちづくり関連業務の内容・取組みと魅力・課題などを紹介する。 【事前学習】身近な市町村における業務内容について調べておくこと(120分) 【事後学習】講義内容を踏まえ、身近な市町村のおける業務の内容に加え、そこでの仕事の魅力・やりがい、そして自分としての課題を整理すること(120分) |
第6回 | 都道府県におけるまちづくり関連業務 外部講師 都道府県の現場でのまちづくり関連業務の内容・取組みと魅力・課題などを紹介する。 【事前学習】身近な都道府県における業務内容について調べておくこと(120分) 【事後学習】講義内容を踏まえ、関心のある都道府県における業務の内容に加え、そこでの仕事の魅力・やりがい、そして自分としての課題を整理すること(120分) |
第7回 | 民間におけるまちづくり業務 外部講師 民間(デベロッパー・建設会社等)の現場におけるまちづくり関連業務の内容・取組みと魅力・課題などを紹介する。 【事前学習】自分の関心のある民間分野について、その業務内容について調べておくこと(120分) 【事後学習】講義内容を踏まえ、関心のある民間について業務内容に加え、そこでの仕事の魅力・やりがい、そして自分としての課題を整理すること(120分) |
第8回 | 資格取得② 一っ級建築士・技術士・施工管理技士のために必要なカリキュラムモデルの検討 【事前学習】一級建築士・技術士・施工管理技士の資格について調べておくこと(120分) 【事後学習】自分の興味のある資格取得(いずれか一つを選択)のためのカリキュラムを自分で作成してみること(120分) |
第9回 | 公務員の仕事の内容・やりがいと魅力、公務員試験の準備 国家公務員、都道府県、市区町村の仕事の魅力を改めて紹介し、その違いとともにそれぞれの試験対策について説明する。また、まちづくり分野のNPO等の非営利法人の取組みについても紹介する。 【事前準備】国、都道府県、市区町村の仕事の違いを自分なりにまとめておくこと(120分) 【事後学習】公務員になることを想定し、国、都道府県、市区町村のいずれかについての自分としての魅力・やりがいとそのための準備計画・段取りをまとめること(120分) |
第10回 | 都市プランナー(まちづくりプランナー)の現状と魅力① 都市プランナーの団体から、その現状と魅力、まちづくりとの関わりについて説明受ける。また質問等を受け付け、都市プランナーというものに対する理解を深める。 【事前学習】都市プランナー(まちづくりプランナー)について調べておくこと(120分) 【事後学習】職業の一つの選択肢として都市プランナーを考える場合の魅力、やりがい、そして課題をまとめる(120分) |
第11回 | 特別区におけるまちづくり関連業務 外部講師 特別区の現場における「まちづくり関連業務」の内容・取組みと魅力・課題などを紹介する。 【事前学習】関心のある特別区の業務内容について調べておくこと(120分) 【事後学習】講義内容を踏まえ、関心のある特別区における業務の内容に加え、そこでの仕事の魅力・やりがい、そして自分としての課題を整理すること(120分) |
第12回 | 民間のまちづくり関連業務 外部講師 民間(コンサルタント)の現場におけるまちづくり関連業務の内容・取組みと魅力・課題などを紹介する。 【事前学習】コンサルタントの業務内容について調べておくこと(120分) 【事後学習】講義内容を踏まえ、関心のあるコンサルタントについて業務内容に加え、そこでの仕事の魅力・やりがい、そして自分としての課題を整理すること(120分) |
第13回 | 資格取得③ 宅地建物取引士のために必要なカリキュラムモデルの検討 【事前学習】宅地建物取引士の資格について調べておくこと(120分) 【事後学習】宅地建物取引士の資格取得ためのカリキュラムを自分で作成してみること(120分) |
第14回 | 都市プランナー(まちづくりプランナー)の現状と魅力② 学生の身近な問題をもとに、その解決策を「都市プランナーの団体メンバー」とパネルディスカッションを行うことで都市プランナーというものの理解をさらに深める。 【事前学習】自分の身の回りのまちづくり課題を整理しておくこと(120分) 【事後学習】事前学習の課題をもとに、都市プランナーとなって解決策を提案する。またこれをとおし、都市プランナーの魅力とやりがいをまとめる(120分) |
第15回 | 職業選択について考える② 自分の強み・関心などもをもとに、これまでの授業を振り返り、就職(仕事/職業)について考える演習を行う(企業研究・自分研究)。また最終レポート(14回目の授業後に提出)に対する解説をする。 【事前学習】これまでの授業をもとに、自分にとって関心があり適していると思われる職業について整理を行っておくこと(120分) 【事後学習】改めて将来の自分の職業を明らかにするとともに、それに向けての授業・大学生活などの計画・留意点をまとまめる(120分) |
その他
教科書 |
特になし。
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参考書 |
授業で紹介した仕事/職業/会社について、普段からインターネット等で調べる習慣を身に着けることが望ましい。また広くまちづくりに関して興味をもつため、様々なセミナー・シンポジューム、説明会などにも参加されたい。
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成績評価の方法 及び基準 |
中間レポート(50%),最終レポート(50%)で評価する。出席が7割未満の者は単位認定の対象とならない。 |
質問への対応 | 授業後に教室で対応する。特に将来設計等についての相談も積極的に受け付けたい。 |
研究室又は 連絡先 |
船橋校舎6号館2階まちづくり工学科事務室 |
オフィスアワー |
月曜 船橋 11:00 ~ 12:00 船橋校舎6号館2階まちづくり工学科事務室
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学生への メッセージ |
行政分野において、まちづくり人材に対する社会的ニーズが高まりをみせ、民間の領域についても、地方創生ビジネスに代表されるよう、様々な企業がまちづくり分野への進出を模索しだしている。まちづくりがどのような領域・分野で求められているか、さらには工夫・創造、挑戦により自らノウハウを築き上げていくかが大切であることを学んでほしい。さらには「まちづくり人材」としての心構えの一端にも触れていただきたい。 |