2019年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | グリーンランドスケープⅠ | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 押田 佳子 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E21M |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | わが国における緑地・公園の制度,機能,役割,整備方法の基本を学ぶ。特に自然,社会システムにおける緑地・公園の重要性について理解し,緑化や自然修復など,生きものを取り扱う技術の特徴について学習する. |
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授業形態及び 授業方法 |
パワーポイント等を中心として,適宜,資料を配布して講義する. |
履修条件 | 特にありません. |
授業計画
第1回 | はじめに「ランドスケープの領域」:本講義で取り扱う全貌について説明する. 【事前学習】「ランドスケープ」の分野の概略について教科書を参照しておくこと(2時間). 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習しておくこと(2時間). |
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第2回 | 造園空間の実際:千代田区で施工された造園空間において、造園施工に関する実習をする. 【事前学習】事前にワテラスや周辺緑地の見学、近年の造園事例を調べておくこと(2時間) 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習しておくこと(2時間) |
第3回 | 造園のエレメント:造園設計にかかわるエレメントについて説明する.計画・設計のプロセス 【事前学習】計画・設計のプロセスについて教科書を参照しておくこと(2時間) 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習しておくこと(2時間) |
第4回 | 造園計画・設計のプロセス:調査・計画からプレゼンテーションに至るプロセスについて説明する. 【事前学習】計画・設計のプロセス(特にプレゼンテーション、模型製作)について教科書を参照しておくこと(1時間) 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習しておくこと(3時間) |
第5回 | 世界の造園空間:世界で展開された庭園・造園様式について説明する. 【事前学習】世界の造園空間について教科書を参照しておくこと(1時間) 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習しておくこと(3時間) |
第6回 | 日本の造園空間:日本で展開された庭園・造園様式について説明する. 【事前学習】日本の造園空間について教科書を参照しておくこと(1時間) 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習しておくこと(3時間) |
第7回 | 都市公園の誕生:産業革命後の都市の成立,環境の悪化,都市公園開園の経緯について説明する. 【事前学習】都市公園の歴史について教科書を参照しておくこと(1時間) 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習しておくこと(3時間) 【レポート課題出題】以降、居住または出身地域の公園設置概況について資料収集などをしておくこと |
第8回 | ヨーロッパにおける都市公園:ヨーロッパ諸国における都市公園の展開,グリーンベルト,ニュータウンなどについて説明する. 【事前学習】ヨーロッパにおける都市公園の歴史について教科書を参照しておくこと(1時間) 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習しておくこと(3時間) |
第9回 | アメリカンランドスケープの展開:ニューヨーク・セントラルパークの開園に至る経緯をはじめ,アメリカの近代都市公園の発生と展開について説明する. 【事前学習】アメリカンランドスケープの歴史について教科書を参照しておくこと(1時間) 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習しておくこと(3時間) |
第10回 | 日本における都市公園の展開:太政官布達第16号から市区改正設計に至る,日本の都市計画と都市公園制度の創設に関して説明する. 【事前学習】日本の公園制度の歴史について教科書を参照しておくこと(1時間) 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習しておくこと(3時間) |
第11回 | 戦災復興と公園緑地計画:戦後の都市復興と都市公園法の制定について説明する. 【事前学習】戦後の公園緑地計画について教科書を参照しておくこと(1時間) 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習しておくこと(3時間) |
第12回 | 日本の都市緑地に関わる制度:日本の都市緑地に関わる諸制度について説明する. 【事前学習】日本の都市緑地制度について教科書を参照しておくこと(1時間) 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習しておくこと(3時間) |
第13回 | 阪神大震災以降の緑地計画:阪神大震災後の都市公園計画の実際について説明する. 【事前学習】阪神淡路大震災に係わる公園計画とまちづくりについて教科書を参照しておくこと(1時間) 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習しておくこと(2時間) |
第14回 | 都市緑地計画の展望:最新の事例について紹介したのち,本講義全体を総括する. 【事前学習】近年の造園作品について調べておくこと(2時間) 【事前・事後学習】これまでの総括として過去に配布したプリントを参照、整理しておくこと(2時間) |
第15回 | 平常試験とその解説:事前に提出されたレポートの記述傾向,および模範解答について解説する. 【事前学習】これまでに本講義で配布したレジュメを読み返し,取りまとめておくこと(3時間) 【事後学習】レポートや試験問題より,理解が難しい箇所を再確認しておくこと(1時間) |
その他
教科書 |
内山正雄 『都市緑地の計画と設計』 彰国社
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
レポート(30%)、平常試験(70%)による. なお、11回以上出席していない場合は採点しない. |
質問への対応 | 各回講義の最後に適宜対応する. |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎 タワースコラ12階1205室(押田研究室) oshida.keiko@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 12:30 ~ 13:00 押田研究室
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学生への メッセージ |
緑地・環境のデザインは、身の周りの空間から国土空間にわたる多様な空間を対象としています。本講義は、公務員試験(造園職)および2級造園施工管理技士(理論・歴史・法律)の範囲を扱うものであり、まちづくりの立場から捉えた緑地創出・整備のあり方について学びます。試験のために憶えるだけでは身につきませんので、積極的に身近な公園や緑地を訪れることをお勧めします。 |