2019年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | 地盤力学 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 仲村 成貴 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E21N |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 構造物の基礎となる地盤に関する基礎知識の習得と,地盤設計に関する基本的な力学的取り扱いを理解できる. |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
板書とスライド映写を併用し,必要に応じて資料を配布して講義します. |
履修条件 | 社会基盤学概論,構造力学I,構造力学IIの履修履歴があることが望ましいです. |
授業計画
第1回 | 地盤力学の建設分野での重要性について講義する. 土の分類と物理的性質(その1):地盤(土)の生成(風化作用=生い立ち)について説明する. 【事前学習】社会基盤学概論,構造力学I,構造力学IIで学習した内容を理解しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と配布資料に基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,授業にて必要に応じて答の配布および解説を行う. |
---|---|
第2回 | 土の分類と物理的性質(その2):土の基本組成や土の特性を示す物理量について説明する. 【事前学習】参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と配布資料に基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,授業にて必要に応じて答の配布および解説を行う. |
第3回 | 土の分類と物理的性質(その3):土の構造や土のコンシステンシーなどについて説明する. 【事前学習】参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と配布資料に基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,授業にて必要に応じて答の配布および解説を行う. |
第4回 | 土の中の水の流れ:地盤の透水性について説明し,その基本原則であるダルシー則(透水係数)について説明する. 【事前学習】参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と配布資料に基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,授業にて必要に応じて答の配布および解説を行う. |
第5回 | 透水試験:土の中の水の流れを支配する特性量を得るための透水試験について説明する.また,土の中の水に起因した現象について説明する.また,井戸理論についても触れる. 【事前学習】参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と配布資料に基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,授業にて必要に応じて答の配布および解説を行う. |
第6回 | 土の破壊強さ(その1):土の強さの種類について基本知識を説明し,主たる破壊強さとしてせん断強さがあることを述べ,その基礎について説明する. 【事前学習】参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と配布資料に基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,授業にて必要に応じて答の配布および解説を行う. |
第7回 | 土の破壊強さ(その2):せん断強さを知るための試験方法(一面せん断試験・一軸圧縮試験・三軸圧縮試験)について説明する. 【事前学習】参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と配布資料に基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,授業にて必要に応じて答の配布および解説を行う. |
第8回 | 土の破壊強さ(その3):土の破壊基準について説明する. 【事前学習】参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と配布資料に基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,授業にて必要に応じて答の配布および解説を行う. |
第9回 | 土圧(その1):土圧の基本事項(主動土圧・受動土圧・静止土圧)について説明する. 【事前学習】参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と配布資料に基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,授業にて必要に応じて答の配布および解説を行う. |
第10回 | 土圧(その2):土圧公式の基本として知られるランキン土圧について説明する. 【事前学習】参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と配布資料に基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,授業にて必要に応じて答の配布および解説を行う. |
第11回 | 圧密(その1):地盤沈下現象である圧密の基本概要と関連要素について説明を行う. 【事前学習】参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と配布資料に基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,授業にて必要に応じて答の配布および解説を行う. |
第12回 | 圧密(その2):地盤沈下を予測する圧密理論について説明を行う. 【事前学習】参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と配布資料に基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,授業にて必要に応じて答の配布および解説を行う. |
第13回 | 地盤調査法:標準貫入試験・コーン試験・スウェーデン式サウンディング試験などの地盤調査法について説明する. 【事前学習】参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と配布資料に基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,授業にて必要に応じて答の配布および解説を行う. |
第14回 | 基礎の設計:基礎の種類を説明し.直接基礎についてその設計法を説明する. 【事前学習】参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と配布資料に基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,授業にて必要に応じて答の配布および解説を行う. |
第15回 | まとめ 【事前学習】参考書等を熟読して概要を把握しておくこと(120分) 【事後学習】授業内での説明と配布資料に基づいてレポート課題に取り組むこと(120分) ※レポートのフィードバックは,授業にて必要に応じて答の配布および解説を行う. |
その他
教科書 |
教科書は特に指定しません.必要に応じてプリントを配布しますが,板書がそのまま教科書になります.したがって,授業への出席が極めて重要です.
|
---|---|
参考書 |
『土質力学』 安田進,山田恭央,片田敏行 オーム社 2012年 第1版
上記の他,初回の授業で紹介します.
|
成績評価の方法 及び基準 |
授業の出席率が70%以上の学生を成績評価の対象とします.成績評価は,定期試験(80%)と授業での演習課題・レポート(20%)で判定します. |
質問への対応 | 原則として,オフィスアワーと授業終了後に対応します. |
研究室又は 連絡先 |
仲村研究室:駿河台校舎タワー・スコラ12階S1213室.メール:nakamura.masataka@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 12:10 ~ 13:10 仲村研究室
|
学生への メッセージ |
建設系技術者を目指す学生には必須の科目です.まちは地盤上に存在します.まちの礎である地盤について興味を持ち,主体的に授業へ出席することはもちろん,授業時間外に自分で多くの演習問題を解いて理解を深めることが必須です. |