2019年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | 福祉環境実験 | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 依田・八藤後 他 | 履修期 | 前期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 火曜4・5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E24M |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 福祉環境を改善するために必要となる人間の特性と対応の理解が目的となる.人間の基本的な諸機能の理解およびその機能が十分発揮されない状態などへの対応方法を理解することが目標です. |
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授業形態及び 授業方法 |
本授業においては,人間の基本的な諸機能およびそれらへの対応方法を取り上げて,それぞれについての理解のために人間と福祉の環境に関わる実験をおこないます.4グループに分けられた受講者は,実験①~④のブロックをローテーションします. |
履修条件 | 必修科目 |
授業計画
第1回 | 福祉環境実験の実施上の注意と課題について/筋骨格・神経系の特徴と諸条件による影響について |
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第2回 | 感覚・循環器系の特徴と諸条件による影響ついて |
第3回 | ①-1 人間工学に基づく運動機能計測:サイズおよび筋力の計測 |
第4回 | ①-2 人間工学に基づく運動機能計測:関節可動域の計測と人体テンプレートの作成 |
第5回 | ①-3 人間工学に基づく運動機能計測:高齢者の筋骨格系模擬体験による動作の制限の確認 |
第6回 | ②-1 移動支援に関する実験:様々な移動支援方法の現状と各種車いすとベビーカーの使用方法 |
第7回 | ②-2 移動支援に関する実験:車いすの構造やサイズの計測による車いすテンプレートの作成 |
第8回 | ②-3 移動支援に関する実験:・車いすやベビーカーにおける危険な状態の計測 |
第9回 | ③-1 視覚・聴覚情報取得に関する実験:様々な場所における明るさの計測 |
第10回 | ③-2 視覚・聴覚情報取得に関する実験:・シミュレーションレンズを用いた見え方の比較とその評価方法 |
第11回 | ③-3 視覚・聴覚情報取得に関する実験:音の環境測定,聴覚機能の測定,聞こえにくさの体験 |
第12回 | ④-1 福祉環境の実例に関する調査実験:福祉環境の実例(屋内および設備などを含む)や改善に関する調査準備(バイタル計測によるデータ) |
第13回 | ④-2 福祉環境の実例に関する調査実験:福祉環境調査結果(バイタル計測データによる結果)の集約と報告構成の検討. |
第14回 | ④-3 福祉環境の実例に関する調査実験:福祉環境(主に屋外について)に関するテーマに基づいて調査結果(バイタル計測データ)をまとめて発表 |
第15回 | 実験を振り返ってのまとめ報告および講評・解説 |
その他
教科書 |
『セラピストなら知っておきたい解剖生理学』 秀和システム 2011年 第1版
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参考書 |
授業中に適宜指示します.
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成績評価の方法 及び基準 |
小テスト(12%)とレポート(88%)で評価します. 7割以上出席した受講者を評価対象とします. |
質問への対応 | 授業中に対応する. |
研究室又は 連絡先 |
まちづくり工学科依田・八藤後・田中研究室 |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 12:20 ~ 12:50 まちづくり工学科依田研究室
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学生への メッセージ |
まちづくりに必要な,人間についての知識を踏まえて,様々な人間の特性およびそれらの人々を受け入れるまちの福祉環境について実験を通じて学びます. |