2019年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | ユニバーサルデザイン | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 落合・依田 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E25M |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | ユニバーサルデザインを,人間工学を用いた具体的な成果を通じて理解することが目的である.人間工学を通じたユニバーサルデザインの実現が目標となる. |
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授業形態及び 授業方法 |
講義形式を中心として,授業を行う.内容は,教科書を使用するとともに,板書およびパワーポイントを用いて解説および具体事例を提示する. |
履修条件 | 選択科目 |
授業計画
第1回 | ユニバーサルデザインと人間工学 -ユニバーサルデザインとその原則を具現化するために必要かつ重要な人間工学とのかかわりについて概説する. 【事前学習】ユニバーサルデザインと人間工学に関する基本知識を調べ、わからないところを明確にする.(120分) 【事後学習】テキスト該当部分を復習し、UDの原則についての理解を深める.(120分) |
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第2回 | ユニバーサルデザインの背景と現状 -ユニバーサルデザインと関連しているデザインにおける変遷や企画化に関する取り組みと高齢者や障がい者の不便さを考える. 【事前学習】ユニバーサルデザインに関する記事や文献などを調べる.(120分) 【事後学習】記事や文献を講義内容を踏まえて復習し、理解度を確認する.(120分) |
第3回 | 生活共用品 -日常生活で用いる消耗品や用品のデザインにおける共用品を紹介し,その中から共用品として配慮すべき事項を示すとともに開発の過程での取り組みを紹介する. 【事前学習】身の回りにある生活共用品を見返し、ユニバーサルデザインに関わる疑問点を挙げる.(120分) 【事後学習】共用品や福祉用具の知識を整理して、理解度を確認する.(120分) |
第4回 | 家電製品とユニバーサルデザイン -家電製品におけるデザインに対して,ユニバーサルデザインの取り組みと具体的な事例を紹介すると共に評価方法などについて考える. 【事前学習】身の回りにある家電製品を見返し、ユニバーサルデザインに関わる疑問点を挙げる.(120分) 【事後学習】配布プリントやスライド資料を復習し、理解度を確認する.(120分) |
第5回 | 家電製品の操作性とユニバーサルデザイン -ユニバーサルデザインを用いた家電製品の操作性向上に関して,いくつかの機能を標準化したガイドラインについて考える. 【事前学習】身の回りにある家電製品を見返し、ユニバーサルデザインに関わる疑問点を挙げる.(120分) 【事後学習】配布プリントやスライド資料を復習し、理解度を確認する.(120分) |
第6回 | 情報機器とユニバーサルデザイン -情報機器については,ユニバーサルデザインの観点から情報アクセシビリティについて検討を行った具体的な事例について紹介する. 【事前学習】身の回りにある情報機器を見返し、ユニバーサルデザインに関わる疑問点を挙げる.(120分) 【事後学習】配布プリントやスライド資料を復習し、理解度を確認する.(120分) |
第7回 | 高齢者の住宅 -高齢者に適した住環境を実現するために,高齢者の住環境にける問題点などを明らかにして,住環境改善に向けたユニバーサルデザインの手法や設計方法を考える. 【事前学習】自宅や大学の周囲にある高齢者の住宅を調べる.(120分) 【事後学習】配布プリントやスライド資料を復習し、理解度を確認する.(120分) |
第8回 | 自動車とユニバーサルデザイン -自動車におけるユニバーサルデザインの応用事例から,情報伝達,操作性および快適さについて検討するとともに具体的な実験事例を紹介する. 【事前学習】自動車に関する新聞記事や文献などを調べる.(120分) 【事後学習】配布プリントやスライド資料を復習し、理解度を確認する.(120分) |
第9回 | 共用品開発と人間工学 -人間工学に基づいた様々なデータを明らかにするための評価実験方法や実現されたユニバーサルデザインの評価などをものづくりの視点から考える. 【事前学習】共用品開発と人間工学に関する新聞記事や文献などを調べる.(120分) 【事後学習】配布プリントやスライド資料を復習し、理解度を確認する.(120分) |
第10回 | パッケージとユニバーサルデザイン -パッケージされたものの使いやすさやパッケージを開封する時の利便性を向上するために,ユニバーサルデザインを導入して改善する方法ならびに設計指針について考える. 【事前学習】身の回りにある様々なパッケージを見返し、ユニバーサルデザインに関わる疑問点を挙げる.(120分) 【事後学習】配布プリントやスライド資料を復習し、理解度を確認する.(120分) |
第11回 | パッケージの識別表示 -包装や容器の識別性を向上するために,視覚ならびに触覚に訴える改善方法の提案をユニバーサルデザインの視点から考える. 【事前学習】身の回りにある様々なパッケージを見返し、ユニバーサルデザインに関わる疑問点を挙げる.(120分) 【事後学習】配布プリントやスライド資料を復習し、理解度を確認する.(120分) |
第12回 | 文書のユニバーサルデザイン -フォントに対してユニバーサルデザインを導入した事例と広告にユニバーサルデザインを導入する時の注意点などを表現の観点から考える. 【事前学習】身の回りにある広告やチラシなどを見返し、ユニバーサルデザインに関わる疑問点を挙げる.(120分) 【事後学習】配布プリントやスライド資料を復習し、理解度を確認する.(120分) |
第13回 | 社会とユニバーサルデザイン -様々な人たちが暮らしやすい社会に向けたユニバーサルデザインの活用として,障がい者や高齢者に配慮した規格や標準化の取り組みについて考える. 【事前学習】身の回りにあるものからユニバーサルデザインに配慮されたと思われるものなどを調べる.(120分) 【事後学習】配布プリントやスライド資料を復習し、理解度を確認する.(120分) |
第14回 | 総合的検討/総合的なユニバーサルデザインの活用 -個別のユニバーサルデザインの事例を組み合わせて,様々な人たちに対応できる環境づくりとしてのユニバーサルデザインの総合的検討を行う. 【事前学習】身の回りにあるものからユニバーサルデザインに配慮されたと思われるものなどを調べる.(120分) 【事後学習】配布プリントやスライド資料を復習し、理解度を確認する.(120分) |
第15回 | 平常試験及びその解説/ユニバーサルデザインから福祉のまちづくりへのまとめ 【事前学習】これまでの配布プリントやスライド資料を復習し、理解度を確認する.(120分) 【事後学習】ユニバーサルデザインから福祉の観点でまちづくりにどう展開できるか考える.(120分) |
その他
教科書 |
依田光正 『福祉のまちづくりと福祉テクノロジー』 啓明出版 2014年 第1版
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参考書 |
授業中に適宜指示します.
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成績評価の方法 及び基準 |
レポート(40%)平常試験(60%)で評価します. 7割以上出席した受講者を評価対象とします. |
質問への対応 | 原則として,授業中,授業前後に教室で対応します. |
研究室又は 連絡先 |
研究室:タワー・スコラ12階 S1207室 E-mail:ochiai.masayuki●nihon-u.ac.jp(●を@に変更すること) |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 12:20 ~ 13:10 落合研究室
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学生への メッセージ |
特定の専門分野に限定せず,様々な分野に取り入れられているユニバーサルデザインを学ぶ姿勢が求められます.障がい者や高齢者を含めて人間に関する知識を,自ら得るように努力してください. |