2019年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | ウォーターフロント計画 | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 岡田 智秀 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E25O |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | ・都市のウォーターフロントは、テンションの高い都市空間にゆるぎを与え、人々に開放感をもたらす新たな都市環境といえます。そのため世界の主要な都市で活発な計画が行われており、本科目では、その要点について事例を豊富に示し、実作の際の計画・デザインの基礎を学びます。 ・以上を通じて、ウォーターフロント空間の施設計画やデザイン配慮事項を習得することができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義(座学・板書)形式を中心として授業を行う。 授業はオリジナルテキストを使用し、その内容や具体事例等をパワーポイント(写真や図等)を用いて行う。 |
履修条件 | 都市計画に関する授業を習得しておくことが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 都市のウォーターフロント開発の台頭とその要因及び本講義の概要 [事前学習(120分)]日本のウォーターフロント開発を2事例程度調べ、それらの特徴を把握する。 [事後学習(120分)]第1回授業の要点を整理するとともに、不明点は自身で調べること。 |
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第2回 | ウォーターフロント開発とは ウォーターフロントの定義・範囲・空間的特性/ウォーターフロント開発の概要 [事前学習(120分)]配布プリントを読み「ウォーターフロントの定義・範囲・空間特性」を把握しておくこと。 [事後学習(120分)]第2回授業の要点を整理するとともに、不明点は自身で調べること。 |
第3回 | ウォーターフロントの特性 本講義で扱う水域の特性、ウォーターフロントの関連法規/レポートを出題 [事前学習(120分)]配布プリントを読み「水域の分類別特性、ウォーターフロントの関連法規の種類」を把握しておくこと。 [事後学習(120分)]第3回授業の要点を整理するとともに、不明点は自身で調べること。 |
第4回 | ウォーターフロントの土地利用計画 土地利用の考え方、水辺の開放、背後地域との連続性、複合的ゾーニング/レポート提出 [事前学習(120分)]配布プリントを読み「ウォーターフロントの土地利用」の特徴を把握しておくこと。 [事後学習(120分)]第4回授業の要点を整理するとともに、不明点は自身で調べること。 |
第5回 | ウォーターフロントのアクセス計画 アクセス計画の考え方、円滑な交通ネットワーク、アクセス施設と周辺環境の調和 [事前学習(120分)]配布プリントを読み「ウォーターフロントのアクセス計画」の特徴を把握しておくこと。 [事後学習(120分)]第5回授業の要点を整理するとともに、不明点は自身で調べること。 |
第6回 | ウォーターフロントの生態計画 生態計画の考え方、生態系への配慮、生態系の再生と親水性への配慮、ミチゲーション制度 [事前学習(120分)]配布プリントを読み「ウォーターフロントの生態計画」の特徴を把握しておくこと。 [事後学習(120分)]第6回授業の要点を整理するとともに、不明点は自身で調べること。 |
第7回 | ウォーターフロントの水空間計画 水空間計画の考え方、水空間の規模と特性、水面の利用と演出、水音の活用、涼風の活用と強風への対処 [事前学習(120分)]配布プリントを読み「ウォーターフロントの水面の活用計画」の特徴を把握しておくこと。 [事後学習(120分)]第7回授業の要点を整理するとともに、不明点は自身で調べること。 |
第8回 | ウォーターフロントの景観基本計画 景観基本計画の考え方、地形への配慮、歴史環境への配慮、日常景の整備、敷地と周辺の土地利用レイアウト [事前学習(120分)]配布プリントを読み「ウォーターフロントの景観配慮事項」を把握しておくこと。 [事後学習(120分)]第8回授業の要点を整理するとともに、不明点は自身で調べること。 |
第9回 | ウォーターフロントの景観詳細計画 景観詳細計画の考え方、水面と街との平面構成、市街地・建築群の断面計画、植栽の活用方法 [事前学習(120分)]配布プリントを読み「ウォーターフロントの建築・施設・植栽レベルの景観配慮事項」を把握しておくこと。 [事後学習(120分)]第9回授業の要点を整理するとともに、不明点は自身で調べること。 |
第10回 | ウォーターフロントのオープンスペース計画 オープンスペース計画の考え方、連続性の確保、親水空間の創出、眺望性の確保、歴史性・文化性 などの活用 [事前学習(120分)]配布プリントを読み「ウォーターフロントのオープンスペース計画の配慮事項」を把握しておくこと。 [事後学習(120分)]第10回授業の要点を整理するとともに、不明点は自身で調べること。 |
第11回 | ウォーターフロントの建築計画 建築計画の考え方、配置計画、平面計画とデザイン、断面計画、外構計画 [事前学習(120分)]配布プリントを読み「ウォーターフロントの建築計画の配慮事項」を把握しておくこと。 [事後学習(120分)]第11回授業の要点を整理するとともに、不明点は自身で調べること。 |
第12回 | ウォーターフロントの護岸計画 護岸計画の考え方、ウォーターフロントにおける護岸の意味、平面計画上の要点、安全計画 [事前学習(120分)]配布プリントを読み「ウォーターフロントの護岸計画の配慮事項」を把握しておくこと。 [事後学習(120分)]第12回授業の要点を整理するとともに、不明点は自身で調べること。 |
第13回 | ウォーターフロント開発の成功への要件 立地的要件と戦略的要件 [事前学習(120分)]配布プリントを読み「ウォーターフロント開発の成功要件」を把握しておくこと。 [事後学習(120分)]第13回授業の要点を整理するとともに、不明点は自身で調べること。 |
第14回 | ウォーターフロント計画の海外事例 サンフランシスコ、ニューヨーク、ボストン、ロンドンの事例 [事前学習(120分)]配布プリントを読み「ウォーターフロント開発の海外事例」の特徴を把握しておくこと。 [事後学習(120分)]第14回授業の要点を整理するとともに、不明点は自身で調べること。 |
第15回 | 平常試験およびその解答例解説 ・試験を実施する。 ・試験問題の解答例とその解説を行う。 [事前学習(120分)]配布プリントなどを読み試験の準備をしておくこと。 [事後学習(120分)]解説の要点を整理するとともに、不明点は自身で調べること。 |
その他
教科書 |
授業の要点を整理したキーノート(プリント)を配布する。
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参考書 |
授業中に適宜紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
授業態度、質疑応答及びレポート等(20%)、平常試験(80%)の総合評価。7割以上出席していない者は、特別な理由がない限り、単位認定にはならない。 |
質問への対応 | 質問等は授業中及びeメールにより常時受け付ける。回答は授業中に行う。ただし、匿名のメールは受け付けない。 |
研究室又は 連絡先 |
岡田研究室(タワー・スコラ12階) Email:okada.tomohide★nihon-u.ac.jp (★印を半角@に変更) |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 12:30 ~ 13:10 タワー・スコラ12階:岡田研究室
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学生への メッセージ |
わが国で「ウォーターフロント計画学」を構築した横内憲久先生の講義の流れを受けた授業。担当教員(岡田)も関わった「大阪南港コスモスクエアプロジェクト」「フローティングラウンジ」など多様なウォーターフロントプロジェクトを紹介。 |