2019年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | 都市環境学概論 | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 押田 佳子 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E33M |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | わが国の環境問題,特に都市環境問題について,国際的な動向もふまえて理解し,その解決方法を探る. |
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授業形態及び 授業方法 |
教科書を中心とし,適宜,資料を配布して講義する. |
履修条件 | 特になし. |
授業計画
第1回 | 「都市に関わる環境問題」について説明する. 【事前学習】環境問題の種類について教科書を参照しておくこと(1時間). 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習しておくこと(2時間). |
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第2回 | ヒートアイランド現象:都市環境問題の代表ともいえるヒートアイランド現象が起こる原因と対策について説明する. 【事前学習】ヒートアイランド現象、地球温暖化について教科書を参照しておくこと(1時間). 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習しておくこと(2時間). |
第3回 | 都市の大気環境:大気の役割,環境問題の現状,対策法規制について説明する. 【事前学習】様々な環境問題の種類、対策法規制について教科書を参照しておくこと(1時間). 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習しておくこと(3時間). |
第4回 | 都市災害(1)都市災害の特徴と発生のメカニズム:国内外の事例について説明する. 【事前学習】都市災害の種類、実例について教科書を参照しておくこと(1時間). 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習しておくこと(2時間). |
第5回 | 都市災害(2)防止対策と防災まちづくり:震災などの大災害への備え,まちづくりの実際を説明する. 【事前学習】都市災害を防ぐために環境からできることについて教科書を参照しておくこと(1時間). 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習しておくこと(2時間). |
第6回 | 都市環境の計測方法:照度,大気中物質,水中物質などの濃度,音量,その他環境基準値などに関わる数値を求めるための計測方法について説明する. 【事前学習】環境計測が必要なものについて教科書を参照しておくこと(1時間). 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習しておくこと(2時間). |
第7回 | インフラストラクチャー整備と都市環境:インフラ整備に伴う環境変化とこの対策として行われるアセスメントについて説明する. 【事前学習】環境アセスメントが必要な事業、項目について教科書を参照しておくこと(1時間). 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習しておくこと(3時間). 【レポート課題】地域環境問題、地球環境問題をそれぞれ1ずつ上げ、その特徴や課題などについて論じる. |
第8回 | エネルギー供給と都市環境:都市エネルギー問題の実際について説明する. 【事前学習】新エネルギー、再生可能エネルギーについて教科書を参照しておくこと(1時間). 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習しておくこと(3時間). |
第9回 | 水供給と都市環境:都市の水供給に関わる諸問題について説明する. 【事前学習】水環境に係わる環境問題について教科書を参照しておくこと(1時間). 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習しておくこと(3時間). |
第10回 | 廃棄物処理システムと都市環境:都市のごみ問題とリサイクルシステムの実際について説明する. 【事前学習】地元のごみ収集、廃棄状況などにについて教科書を参照しておくこと(1時間). 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習しておくこと(3時間). |
第11回 | 都市環境計画と環境管理:行政レベルで取り組まれている都市の環境計画について説明する. 【事前学習】地元の環境への取り組みについて教科書を参照しておくこと(1時間). 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習しておくこと(3時間). |
第12回 | 土地利用と都市環境問題:地形図を用いて,実際のまちにおこる都市環境問題を網羅的に説明する. 【事前学習】コンパクトシティやスマートシティについて教科書を参照しておくこと(1時間). 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習しておくこと(2時間). |
第13回 | 持続可能な社会に向けたアプローチ:都市環境問題に関わる法律,国際会議などについて説明する. 【事前学習】世界や日本における環境に関わる法律や取り決めについて教科書を参照しておくこと(1時間). 【事後学習】本講義で配布したレジュメを読み返し,復習しておくこと(3時間). |
第14回 | 各主体が都市環境問題に果たす役割:公共、企業、個人など、主体ごとに取り組める環境問題の解決方法について紹介する. 【事前学習】公共、企業、個人、それぞれで取り組む環境問題について教科書を参照しておくこと(1時間). 【事後学習】総括としてこれまでに本講義で配布したレジュメを読み返し,復習しておくこと(3時間). |
第15回 | 平常試験とその解説:事前に提出されたレポートの記述傾向,および模範解答について解説する. 【事前学習】これまでに本講義で配布したレジュメを読み返し,取りまとめておくこと(3時間). 【事後学習】レポートや試験問題より,理解が難しい箇所を再確認しておくこと(1時間). |
その他
教科書 |
東京商工会議所 『改訂7版 環境社会検定試験eco検定公式テキスト』 日本能率協会マネジメントセンター 2019年 第7版
上記テキストを購入しておくと体系的に勉強に取り組みやすいです
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
試験の結果で評価する。 なお、出席11回未満の場合は採点しない。 |
質問への対応 | オフィスアワーおよび各回講義の最後に適宜対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台タワースコラ12階1205室(押田研究室) oshida.keiko@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 駿河台 12:20 ~ 13:00 押田研究室
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学生への メッセージ |
都市には人々が生活・活動する「社会」としての様々な環境問題が存在する。環境問題の視点から「まち」を捉え,人々の生活の快適性・安全性・利便性などについて考えてほしい。講義は環境社会検定(通称:eco検定)の試験範囲を中心に扱っているので、余力のある人は積極的に環境社会検定の受験を薦める。 |