2019年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | 工業職業指導Ⅱ | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 藤田 主一 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E45M |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 教職課程「工業」に関する教職科目です。学校教育における職業指導の在り方や意義,生涯にわたる職業観を育む指導法を修得する。生徒に職業理解を促す学習活動、教材開発の手法を身に付けることができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義を基本とする。キャリア教育の理解、職業教育に対する背景や要因については演習やグループ討議を含めた講義展開となる。職業指導に関する指導案作成、教材開発法っを行う。 |
履修条件 | 教員免許「工業」の取得を目指す。職業指導Ⅰを修得していることが望ましい。又、日本の産業構造や職業環境の変化を学習しておく。 |
授業計画
第1回 | 中学校、高等学校における職業教育の現状と課題。 予習:文部科学白書キャリア教育・職業教育の推進を調査する。(120分) 復習:教育基本法に示された教育の目的、教育の目標を理解する。(120分) |
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第2回 | 国際化に伴う国内、国外の就労形態や労働環境の変化を解析する。 予習:産業の発達と就労関係の変遷、科学技術の進展について調べる。(120分) 復習:北欧における職業人教育について調査する。(120分) |
第3回 | 情報社会に対応した職場指導の在り方、職場環境の変化、労働形態を研究する。 予習:情報化によるビジネス環境の変化、AIがもたらす社会変化を調査する。(120分) 復習:日常生活におけるコンピュータ活用の現状を分析する。(120分) |
第4回 | 児童生徒の発達段階における社会倫理意識の醸成法を研究する。 予習:自己教育力の醸成と自己理解「自我の確立」の相関関係を調査する。(120分) 復習:自己受容ー自己理解ー行動化の関係を図式化する。(120分) |
第5回 | 職業指導に関わる校内体制、学年運営、学級経営の手法を研究する。 予習:進路指導とホームルーム活動の視点を分析する。(120分) 復習:集団形成の手法とくに他者理解と自己形成の視点をまとめる。(120分) |
第6回 | 今後の学校教育でのキャリア教育を進める教師に求められる指導要素を研究する。 予習:社会生活に向けた学習理念と学校教育と実社会の関係を調べる。(120分) 復習:実社会で自己の役割や責任を果たす資質・能力をレポートにまとめる。(120分) |
第7回 | 児童生徒一人一人の発達段階に応じた職業指導授業の進め方を分析する。 予習:幼稚園、小学校、中学校、高等学校を通した職業教育の視点を抽出する。(120分) 復習:知識基盤社会に求められる職業資質育成の観点を理解する。(120分) |
第8回 | 幼児期、児童期における職業指導の必要性、自己形成時での体験学習を研究する。 予習:江戸の庶民教育の実態を調べる。(120分) 復習:社会性育成の求められる資質・能力を考察する。(120分) |
第9回 | 実践演習1 高等学校を想定した職業指導に関する指導案を作成する。 予習:職業人としての意識構築の指導要素を考察する。(120分) 復習:職業指導に関わる学年運営のめらいをレポートにまとめる。(120分) |
第10回 | 実践演習2 グループ討議をもとに勤労観・職業観を育てる改善指導案を作成する。 予習:第9回で作成した指導案の修正、改善を図る。(120分) 復習:未来に向けた職業指導の在り方や未来創造型教育を構造化する。(120分) |
第11回 | 実践事例研究を参考として自己の改善案を取り入れた指導案を作成する。 予習:教師に求められる子ども観、人間観、勤労観、学校観を考える。(120分) 復習:課題解決の方法と手順を用いて指導案の修正、改善を図る。(120分) |
第12回 | 産業構造の変化、就労環境の変化を見越した職業指導教材の開発法を研究する。 予習:職業指導の視点に立って、新たな学習評価規準で指導案を作り直す。(120分) 復習:どのような社会でも意欲的に生きる職業指導教材とは何かを考える。(120分) |
第13回 | 職業指導実践に生かせる実践事例を調査し、その手法や特徴を分析する。 予習:「学びに向かう力、人間性等」の理念を取り入れた教材を作成する。(120分) 復習:小学校の実践事例を基に職業意識を高める教材を創造する。(120分) |
第14回 | 初等中等教育における職業指導の重要性と指導改善の方策をまとめる。 予習:豊かな人生に向かう職業指導、社会教育の概念を図表で示す。(120分) 復習:実践力、コミュニケーション能力、社会への適応性を伸ばす教材づくり。(120分) |
第15回 | 平常試験とその解説。今後の「職業指導」が目指す指導内容とその指導法をまとめる。 予習:講義内容の見直し。(120分) 復習:解説内容を基に再検討する。(120分) |
その他
教科書 |
毎回、補助資料を配付する。
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参考書 |
講義内で推薦図書、参考図書を紹介する。
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験(60%)、指定課題レポート(20%)、講義内課題(20%)とする。 指定課題レポートの提出は講義中に指示をする。講義内課題は指定日までに提出する。 |
質問への対応 | 授業終了後、教室または講師室で質問を受け付けます。 |
研究室又は 連絡先 |
初回授業で伝達する。 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
職業指導Ⅰを受講しておくこと。 |