2019年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | 工業職業指導Ⅰ | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 藤田 主一 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜6 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E46M |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 教職課程「工業」に関する科目です。学校教育における職業指導の現状や意義を通して、勤労観・職業観を育む指導法や教授法の調査研究を行う。児童・生徒に対して自己理解を図る学習活動の在り方、キャリア教育・職業教育を実施する視点、教材活用法を身に付けることができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義を基本とする。職業指導の課題に対する背景や要因については演習や討議を含めた授業展開となる。定期的に課題レポートを実施し、理解度を判断する。 |
履修条件 | 教員免許「工業」の取得を目指しており、日本の産業構造や労働環境の変化のについて調査をしておく。職業指導に関する内容が掲載された新聞や雑誌をスクラップしておく。課題意識を持って講義に望むこと。 |
授業計画
第1回 | 教育基本法、学校教育法、学習指導要領に示された職業指導の内容や意義を研究する。 予習:教育関係法令を調べる。(120分) 復習:関係法令から職業教育の目的や指導内容を整理する。(120分) |
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第2回 | 青少年就労状況、離職率、求人状況の調査から見えてくる現在の就労環境を研究する。 予習:文部科学省白書に記載されている解析データを分析する。(120分) 復習:青少年就労状況、離職率を解析し防止策を提案する。(120分) |
第3回 | 小学校、中学校が進めている職業指導の指導内容、教材の取扱い法を研究する。 予習:小学校で実施されている実践事例を考察する。(120分) 復習:実践事例を基に職業指導の学習構造化を図る。(120分) |
第4回 | 高等学校学習指導要領に示されている職業指導に関する指導項目を研究する。 予習:教育法に示されている指導項目を書きだす。(120分) 復習:職業指導の指導目標や具体的な教材を選択する。(120分) |
第5回 | 勤労観・職業観に関する育成の視点や指導法、職業指導の重要性を研究する。 予習:自分が大学、学部を選択した理由、時期、目標をレポートにまとめる。(120分) 復習:自分の進路選択から考えられる職業指導の在り方を整理する。(120分) |
第6回 | 就労に必要な資質・能力、自己教育力の育成に向けた指導法を研究する。 予習:職業指導での思考力・判断力・表現力、学びに向かう人間性等を調べる。(120分) 復習:自己教育力の形成に対する指導構造を図式化する。(120分) |
第7回 | 学校教育におけるキャリア教育、社会人として身に付けなければならない資質を研究する。 予習:キャリア教育の具体的な実践例を基に構造化を図る。(120分) 復習:学習評価学びに向かう人間性等の教育指導の在り方を考察する。(120分) |
第8回 | 国際化における就労環境や今後の職業指導の在り方を研究する。 予習:外国の就労環境の差異を調べる。(120分) 復習:諸外国の職業教育の在り方を調べ日本の職業指導の在り方を考察する。(120分) |
第9回 | 情報社会における産業の多様化や就労形態の変化を研究する。 予習:人口知能(AI)の活用状況と新たな実践活用法を考える。(120分) 復習:産業構造の変化にともなった就労環境の変化を想像する。(120分) |
第10回 | キャリア教育、職業教育の在り方についての(答申)に示された事項を研究する。 予習:教育白書に示されたキャリア教育、職業指導の定義を理解する。(120分) 復習:職業教育の実践事例を基に学習指導案を作成する。(120分) |
第11回 | 職業指導に関する補助教材としての適性心理検査、SPIの意義とその取り扱いを研究する。 予習:生徒の進路相談の補助資料となる適性心理検査の概要を調べる。(120分) 復習:SPIの使用目的や意義を分析する。(120分) |
第12回 | 日本の小学校・中学校、諸外国で進められている職業指導の実践例を研究する。 予習:ジョブシャドウンング、職場体験、工場見学等の教育的意義を調べる。(120分) 復習:職業指導の必要性、日本の職業教育に欠けている事項を考察する。(120分) |
第13回 | 職業への動機づけや職業観形成に向けた職業指導理論を研究する。 予習:普通教育と専門教育の教育課程の目的と差異を調べる。(120分) 復習:職業観形成に必要な指導内容や指導法を検討する。(120分) |
第14回 | 児童生徒の職業的自立に向けた指導の在り方、進路指導に関する指導法を研究する。 予習:発達年齢に従った職業指導の内容を考察する。(120分) 復習:幼児・児童期の職業意識の形成が必要される理由をまとめる。 |
第15回 | 理解度確認試験とその解説。今後の「職業指導」が目指す指導内容とその指導法をまとめる。 予習:教育基本法、学習指導要領を見直す。(120分) 復習:解説内容を基に再検討する。(120分) |
その他
教科書 |
教育基本法、学習指導要領、教育白書等を引用する。
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参考書 |
講義内で推薦図書、参考図書を紹介する。毎回、補助資料を配付する
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験(60%)、指定課題レポート(20%)、授業内課題(20%)とする。 指定課題レポートは講義中に指示をする。授業内課題は指定日までに提出する。 |
質問への対応 | 授業終了後、教室または講師室で質問を受け付けます。 |
研究室又は 連絡先 |
連絡先については、初回授業で伝達する。 |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
職業指導Ⅱの基礎的内容を学ぶ。事前に職業教育、キャリア教育を十分に理解しておく。 |