2019年 理工学部 シラバス - まちづくり工学科
設置情報
科目名 | ゼミナール | ||
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設置学科 | まちづくり工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 田中(賢)・阿部 他 | 履修期 | 年間 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 土曜6 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | E66M |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | まちづくりを担う人材として必要とされる素養や、プロデュース役、プランナーとしての見方、基本を学ぶ。これまでの土木・建築分野の領域の見方を超えて、より総合的課題解決、創造的・高付加価値型の見方やアプローチを学修する。 これにより、次の到達目標を設定する。 ⑴従来の領域のとらわれず、弾力的・総合的な視点で問題にアプローチできる。 ⑵より実践性・有効性に富む提案ができる。 ⑶論理的・科学的な説明により合意や賛同を取り付けることができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
全体の授業構成は大きくは二つよりなる。前期は、市町村又は区役所を対象地域として、自分で研究テーマを見出し、ヒアリング・調査を通し、当該市役所等の幹部職員等に中間発表を実施し、そこでの指摘事項を踏まえ最終発表を行う。後期は、前期の結果を踏まえ、自分の研究テーマを精査し、研究室内でのグループワーク、テーマごとの講義、有識者との意見交換/ヒアリングを通し、研究室内で発表する。 |
履修条件 | まちづくりの最前線で活躍したい学生を対象とするため、都市の活性化・魅力化など、現在のまちづくりに関心・興味を持つことが望まれる。 |
授業計画
第1回 | 行政との連携プログラム(前期プログラム)の説明 目的・趣旨、進め方、スケジュール、留意点などを説明する。ここでは、より付加価値の高いまちづくり、価値創出型のまちづくりを標榜する。 連携先は船橋市役所、中野区役所を予定する。 【事前学習】行政との連携プログラムにより、自分として体得したことをまとめておく(30分) 【事後学習】授業を踏まえ、行政との連携プログラムへの取組み方針を自分で立てること(30分) |
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第2回 | ⑴ 「付加価値型のプロジェクト」とはなにか、どうすればよいかについて、講義を行い討論する。 【事前学習】まちづくりに関して付加価値創出とは何か、自分としての考えをまとめておくこと(30分) 【事後学習】授業を踏まえ、付加価値型のプロジェクトの要点・留意点をまとめること(30分) |
第3回 | ⑵ まちづくりにおける「付加価値」「価値創出」の考え方、手法、マネジメント等に関して講義を行い討論する。 ⑴⑵を通して、各自がそれぞれに取り組むテーマを決定する。 【事前学習】自分で取り組みたいテーマについて予め考えておくこと(30分) 【事後学習】自分と取り組むテーマについて、現時点で計画を立てること(30分) |
第4回 | ⑶ 船橋市(予定)又は中野区(予定)を訪ね、自分が選定したテーマにもとづき、それぞれの地方公共団体に提案を行うためヒアリングと資料収集を実施する。(第1回) 【事前学習】必要とされるヒアリング先、資料収集先について予め考えておくこと(30分) 【事後学習】ヒアリン結果、資料収集結果をまとめること(30分) |
第5回 | ⑷ 船橋市(予定)又は中野区(予定)を訪ね、自分が選定したテーマにもとづき、それぞれの地方公共団体に提案を行うためヒアリングと資料収集を実施する。(第2回) 【事前学習】第一回目で不足するヒアリング先と収集先を明らかにしておくこと(30分) 【事後学習】ヒアリン結果、資料収集結果をまとめること(30分) |
第6回 | ⑸ 各自が連携先の地方公共団体(船橋市役所又は中野区)に対し行う提案について研究室内で説明し、全員で議論する。 またその際の助言・指摘・意見をもとに、自分としての提案に磨きをかける。 【事前学習】現時点で考える提案内容をまとめておくこと(30分) 【事後学習】協議した結果を整理するとともに、自分としての提案をまとめること(30分) |
第7回 | ⑹ 研修室内で中間発表に向け、予行練習を行う。その際の指摘等を受け、中間発表に備える。 【事前学習】予行練習に向け、自分なりに準備を行っておくこと(30分) 【事後学習】指摘をもとに、資料や説明内容等の変更を行うこと(30分) |
第8回 | ⑺ 連携先の地方公共団体において、当該幹部・職員に対する提案発表会(中間発表)を開催し、それぞれがプレゼンテーションを行う。 【事前学習】プレゼンテーションの準備(資料の確認・発表練習)を行っておくこと(30分) 【事後学習】指摘事項などを整理すること(30分) |
第9回 | ⑻ それぞれが中間発表において出された指摘やコメントを整理し、その内容の確認を研究室内で議論する。 【事前学習】指摘事項などについての対応策を検討しておくこと(30分) 【事後学習】指摘等の対応について自分の考えをまとめること(30分) |
第10回 | ⑼ ⑻を踏まえ、それぞれが中間発表の提案を充実させる方針を、研究室内で説明する。 【事前学習】提案を充実させる方針を整理しておくこと(30分) 【事後学習】授業を踏まえ、当該方針を修正・充実すること(30分) |
第11回 | ⑽ 改めて、「付加価値型のまちづくり」「価値創出型のまちづくり」について説明し、それぞれの提案についてアドバイスを行う。 【事前学習】価値創出の観点から、改めて提案について再吟味しておく(30分) 【事後学習】授業を踏まえ、提案の充実・修正を行うこと(30分) |
第12回 | ⑾ 最終成果発表に向け、連携策の地方公共団体における現地調査・意見交換を行う。(第1回) 【事前学習】連携先へ現地調査・意見交換に向けた準備を行っておくこと(行先・ヒアリングしたい内容・意見交換したい事項の明確化) 【事後学習】現地調査・意見交換結果を整理すること(30分) |
第13回 | ⑿ 最終成果発表に向け、連携策の地方公共団体における現地調査・意見交換を行う。(第2回) 【事前学習】さらに不足する現地調査・意見交換の内容をあらかじめ明確化しておくこと。 【事後報告】地調査・意見交換結果を整理すること(30分) |
第14回 | ⒀ 研究室内で最終成果発表に向けた予行練習を行う。その際の指摘などを踏まえ、最終成果発表に向け備える。 発表はパワーポイントでもって行う。 【事前学習】予行練習の準備をしておくこと(30分) 【事後学習】指摘などを整理するとともに、最終発表の準備を行うこと(資料の確認、発表の確認)(30分) |
第15回 | 連携先の地方公共団体において、当該幹部・職員に対する提案発表会(最終成果発表)を開催し、それぞれがプレゼンテーションを行う。 その際、それぞれに地方公共団体から提案発表についての評価をもらう。 【事前学習】資料の確認、発表の確認を行っておくこと(30分) 【事後学習】指摘事項等を踏まえ、自分としての気づき、反省、自己評価を行うこと(30分) |
第16回 | 前期の課題である「行政の連携プログラム」について全員で総括する。また併せて各自が提案内容、自分なりに得られた成果等についてとりまとめ発表する。 【事前学習】改めて行政の連携プログラムの評価と反省・課題、気づきを整理しておくこと(30分) 【事後学習】授業を踏まえ、行政との連携から学んだことをまとめること(30分) |
第17回 | 後期のプログラム(各自の研究テーマを絞り込み、ヒアリング、問題把握、情報・資料収集、調査の段取りを行う)について説明する。 【事前学習】前期の結果を踏まえ、後期のプログラム(研究テーマ)を考えておくこと(30分) 【事後学習】授業を踏まえ、後期のプログラム(研究テーマ)についてまとめること(30分) |
第18回 | ⑴ 前期プログラムも踏まえつつ、各人がそれぞれの研究テーマをもとにそのアプローチ方法等を素描する。 【事前学習】テーマについてのアプローチ方法を自分なりに考えておくこと(30分) 【事後学習】授業を踏まえ、アプローチ方法を修正・充実すること(30分) |
第19回 | ⑵ 各人の研究テーマとアプローチ方法を研究室内で発表する。(第1回) 【事前学習】研究室内で自分の考えを発表できるようにまとめておくこと(30分) 【事後学習】授業を踏まえ、アプローチ方法を修正・充実すること(30分) |
第20回 | ⑶ 各人の研究テーマとアプローチ方法を研究室内で発表する。(第2回) 【事前学習】研究室内で再度、自分の考えを発表できるようにまとめておくこと(30分) 【事後学習】授業を踏まえ、アプローチ方法をさらに修正・充実すること(30分) |
第21回 | ⑷ 各人の研究テーマとアプローチ方法について、研究室内でグループワークを実施する。 (第1回) 【事前学習】グループワークに際しての自分の意見を整理ておくこと(30分) 【事後学習】授業を踏まえ、自分の考えを充実させること(30分) |
第22回 | ⑸ 各人の研究テーマとアプローチ方法について、研究室内でグループワークを実施する。 (第2回) 【事前学習】グループワークに際しての自分の意見を整理ておくこと(30分) 【事後学習】授業を踏まえ、自分の考えを充実させること(30分) |
第23回 | ⑹ 有識者との意見交換(勉強会の実施) 【事前学習】有識者への質問内容を考えておくこと(30分) 【事後学習】意見交換会の結果をまとめること(議事録の作成・気づきの整理)(30分) |
第24回 | ⑺ 有識者との意見交換・ヒアリングの実施 【事前学習】有識者への質問内容を考えておくこと(30分) 【事後学習】意見交換会・ヒアリングの結果をまとめること(議事録の作成・気づきの整理)(30分) |
第25回 | ⑻ 「地方活性化と地方創生」について講義を行う。各自がその内容を自分の研究テーマおよびアプローチ方法に活かすよう努める。 【事前学習】地方創生について調べておくこと(30分) 【事後学習】自分の研究テーマに活かせる点をまとめること(30分) |
第26回 | ⑼ 「ライフスタイルのブランド化とまちづくり」について講義を行う。各自がその内容を自分の研究テーマおよびアプローチ方法に活かすよう努める。 【事前学習】ライフスタイルとまちづくりとの関わりについて調べておくこと(30分) 【事後学習】自分の研究テーマに活かせる点をまとめること(30分) |
第27回 | ⑽「物語まちづくり」について講義を行う。各自がその内容を自分の研究テーマおよびアプローチ方法に活かすよう努める。 【事前学習】物語とまちづくりとの関わりについて調べておくこと(30分) 【事後学習】自分の研究テーマに活かせる点をまとめること(30分) |
第28回 | ⑾ 後期の研究室内での研究発表のための準備作業を行う。(第1回) 【事前学習】発表のための準備をすること(30分) 【事後学習】授業を踏まえ必要な修正・改善を行うこと(30分) |
第29回 | ⑿ 後期の研究室内での研究発表のための準備作業を行う。(第2回) 【事前学習】発表のための準備をすること(30分) 【事後学習】授業を踏まえ必要な修正・改善を行うこと(30分) |
第30回 | 後期の研究成果を研究室内で各自が発表し、取りまとめる。 【事前学習】発表資料・発表内容を確認しておくこと(30分) 【事後学習】自分の発表に加え、他の人の発表をもとに、卒論のテーマについてまとめること(120分) |
その他
教科書 | |
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参考書 |
それぞれが取り組むテーマに関する書籍や資料については、ゼミ活動のなかで推薦する。
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成績評価の方法 及び基準 |
「課題レポート(20%)」、「ゼミナールで行う行政(市役所/区役所)への提案成果/発表」(30%)」「年度末に行う研究室での研究発表成果(30%)」、「平生の研究態度(熱心さ・研究/調査の深さ・真剣さ)(20%)」により、成績を評価する。30回のゼミナール回数のうち、出席数が7割に満たない場合は評価対象とはしない。 |
質問への対応 | 高村研究室(後述連絡先の通り)で随時受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
高村研究室 TEL:03-3259-0655 E-mail:takamura.yoshiharu@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 13:00 ~ 14:00
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学生への メッセージ |
決められた日には、必ず出席すること。ゼミナールの後、卒論研究に入っていくため、ゼミナールの後半では、卒論研究のテーマを見出すよう努めること。 |