2019年 理工学部 シラバス - 機械工学科
設置情報
科目名 | 電気の基礎Ⅱ | ||
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設置学科 | 機械工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 松本 彰 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | F12M |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 電気の基礎Ⅰに続く科目で,電気工学の応用にやや重点をおいている.この授業では以下の項目の理解を学修到達目標とする. ①トランジスタ増幅回路を理解し,増幅度等の諸量を計算できる. ②OPアンプの入出力特性を理解し,簡単な増幅回路を設計できる. ③各種ゲート回路の機能を理解し,簡単な論理回路を設計できる. ④直流モータの原理を理解し,トルク,機械的動力などの諸量を計算できる. ⑤三相誘導モータの原理を理解し,トルク,機械的動力などの諸量を計算できる. |
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授業形態及び 授業方法 |
講義用プリントに沿った板書を中心とした授業である.理解を深めるために数回の「演習と解説」の時間を設けてある. |
履修条件 | 電気の基礎Ⅰを修得していることが望ましい. |
授業計画
第1回 | 「シラバスの内容を確認の上,授業に臨むこと」第1回目の授業に入る前に,シラバスの主要部分を簡単に説明する. 1.半導体の基礎 n型半導体とp型半導体の構造,ダイオードの構造,動作原理および特性 【事前学習】講義プリント1ページから6ページを読んで,理解できない箇所を明確にし,質問事項をまとめておくこと.(120分) 【事後学習】補充演習問題(2章演習問題)を解き,さらに参考書等を用いて,授業の内容をまとめた自分用のノートを作成し,授業内容の理解を深める.(120分) |
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第2回 | 2.トランジスタの基礎 トランジスタの構造,トランジスタの動作原理,トランジスタの静特性 【事前学習】講義プリント7ページから11ページを読んで,理解できない箇所を明確にし,質問事項をまとめておくこと.(120分) 【事後学習】補充演習問題(3章演習問題(1))を解き,さらに参考書等を用いて,授業の内容をまとめた自分用のノートを作成し,授業内容の理解を深める.(120分) |
第3回 | 3.トランジスタの動特性,トランジスタのスイッチング特性 【事前学習】講義プリント12ページから23ページを読んで,理解できない箇所を明確にし,質問事項をまとめておくこと.(120分) 【事後学習】テキスト内の演習問題1および補充問題(3章演習問題)を解き,参考書等を用いて,授業の内容をまとめた自分用のノートを作成し,授業内容の理解を深める.(120分) |
第4回 | 演習と解説(1) 質問を受けた演習問題を解説し,第1回から3回までの授業のまとめを行う. 【事前学習】1回目から3回目の事後学習で行った補充問題や演習問題の中で,特に理解できなかった箇所を明確にし,授業に質問できるように準備しておくこと.(120分) 【事後学習】参考書などから類似の問題を探し,これらの問題を解くことによって,さらに授業内容の理解を深める.(120分) |
第5回 | 4.演算増幅器の基礎 理想OPアンプとは,反転OPアンプ,非反転OPアンプ,差動OPアンプの基礎 【事前学習】講義プリント26ページから31ページを読んで,理解できない箇所を明確にし,質問事項をまとめておくこと.(120分) 【事後学習】プリント内の演習問題2を解き,さらに参考書等を用いて,授業の内容をまとめた自分用のノートを作成し,授業内容の理解を深める.(120分) |
第6回 | 5.演算増幅器の応用 反転OPアンプ,非反転OPアンプ,差動OPアンプの応用 【事前学習】講義プリント28ページから31ページを読んで,理解できない箇所を明確にし,質問事項をまとめておくこと.(120分) 【事後学習】補充問題(4章演習問題(1))を解き,さらに参考書等を用いて,授業の内容をまとめた自分用のノートを作成し,授業内容の理解を深める.(120分) |
第7回 | 6.デジタル論理回路の基礎 2進数と16進数,補数とは 【事前学習】講義プリント35ページから39ページを読んで,理解できない箇所を明確にし,質問事項をまとめておくこと.(120分) 【事後学習】補充問題(5章演習問題(1))を解き,さらに参考書等を用いて,授業の内容をまとめた自分用のノートを作成し,授業内容の理解を深める.(120分) |
第8回 | 7.論理回路の基礎 AND回路, OR回路, NOT回路の基礎,真理値表と論理記号 【事前学習】講義プリント40ページから47ページを読んで,理解できない箇所を明確にし,質問事項をまとめておくこと.(120分) 【事後学習】プリント内の演習問題3を解き,さらに参考書等を用いて,授業の内容をまとめた自分用のノートを作成し,授業内容の理解を深める.(120分) |
第9回 | 8.論理回路の応用 ブール代数,一致回路,加算回路 【事前学習】講義プリント49ページから54ページを読んで,理解できない箇所を明確にし,質問事項をまとめておくこと.(120分) 【事後学習】プリント内の演習問題4を解き,さらに参考書等を用いて,授業の内容をまとめた自分用のノートを作成し,授業内容の理解を深める.(120分) |
第10回 | 9.フリップフロップとその応用回路 RSフリップ回路,Dフリップ回路,JKフリップ回路の基礎とカウンター回路,シフトレジスタ回路 【事前学習】講義プリント54ページから60ページを読んで,理解できない箇所を明確にし,質問事項をまとめておくこと.(120分) 【事後学習】補充問題(5章演習問題(1))を解き,さらに参考書等を用いて,授業の内容をまとめた自分用のノートを作成し,授業内容の理解を深める.(120分) |
第11回 | 演習と解説(2) 質問を受けた演習問題を解説し,第5回から10回までの授業のまとめを行う. 【事前学習】5回目から10回目の事後学習で行った演習問題の中で,特に理解できなかった箇所を明確にし,授業中に質問できるように準備しておくこと.(120分) 【事後学習】参考書などから類似の問題を探し,これらの問題を解くことによって,さらに授業内容の理解を深める.(120分) |
第12回 | 10.直流モータの原理と特性 直流モータの逆起電力,回転速度,トルク,分巻モータの特性 【事前学習】講義プリント62ページから66ページを読んで,理解できない箇所を明確にし,質問事項をまとめておくこと.(120分) 【事後学習】プリント内の演習問題5を解き,さらに参考書等を用いて,授業の内容をまとめた自分用のノートを作成し,授業内容の理解を深める.(120分) |
第13回 | 11.三相誘導モータの原理と特性 渦電流の発生,回転トルク,回転磁界と速度特性,始動方法 【事前学習】講義プリント68ページから72ページを読んで,理解できない箇所を明確にし,質問事項をまとめておくこと.(120分) 【事後学習】プリント内の演習問題5を解き,さらに参考書等を用いて,授業の内容をまとめた自分用のノートを作成し,授業内容の理解を深める.(120分) |
第14回 | 演習と解説(3) 質問を受けた演習問題を解説し,第12回と第13回の授業のまとめを行う. 【事前学習】12回目と13回目の事後学習で行った演習問題の中で,特に理解できなかった箇所を明確にし,授業中に質問できるように準備しておくこと.(120分) 【事後学習】参考書などから類似の問題を探し,これらの問題を解くことによって,さらに授業内容の理解を深める.(120分) |
第15回 | 平常試験および解説 (平常試験はA4判の自筆のメモ用紙の参照を許可する.) 【事前学習】授業全体の内容を要領よくまとめ,試験のための参照資料を作成する.(120分) 【事後学習】参考書などを利用して,電気の基礎から『制御工学』や『計測工学』の応用へとつなげる.(120分) |
その他
教科書 |
教科書は使用しない.講義用プリントをCSTポータルサイトに掲示する.
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参考書 |
特に指定しない.各自で選択することも履修条件の1つです.
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験のみで評価する.100点満点に換算して60点以上を学修到達目標が達成されたものとして合格とする.出席率が60%を満たさないときはE判定となる. |
質問への対応 | Eメールで対応する |
研究室又は 連絡先 |
メールアドレス:初回の授業時に提示します. |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
この科目は「機械工学実験Ⅱの電気系題目」とリンクした重要な基礎科目である.また,扱う題材は「計測工学」や「制御工学」への導入となる部分も含んでいる. 補充演習問題のプリントは講義プリントと合わせてCSTポータルサイトに掲示する.授業に関する連絡事項も同様である.見落としのないよう注意すること. |