2019年 理工学部 シラバス - 機械工学科
設置情報
科目名 | FEM構造解析 | ||
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設置学科 | 機械工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 樋口 諒 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | F32R |
クラス | A,B | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 機械設計の際に部品の剛性や強度特性について有限要素法(FEM)を用いて評価することが多い。本講義ではFEMの基礎理論とFEMを用いた構造解析について学習する。この講義では以下の項目を学習達成目標とする。 ①FEMの力学的基礎および数学的基礎の理解 ②FEM定式化の根幹であるエネルギー原理,仮想仕事の原理の理解 ③基礎的な連続体要素,構造要素の定式化の理解 ④FEM構造解析の一連の流れを経験する |
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授業形態及び 授業方法 |
パワーポイントと板書を併用して講義を行うので,講義内容を要領よくノートをとることが必要である。理解度を深めるための課題を提示する。 |
履修条件 | ①材料力学Ⅰ・Ⅱの受講経験があることが望ましい。 ②初等線形代数学の知識があることが望ましい。 ③材料力学Ⅲ,弾性学Ⅰを併せて受講するとより深い理解につながる。 |
授業計画
第1回 | はじめに FEM構造解析とは |
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第2回 | 有限要素法の力学的基礎1 材料力学,構造力学の復習 |
第3回 | 有限要素法の力学的基礎2 応力,ひずみ,平衡方程式 |
第4回 | 有限要素法の力学的基礎3 仮想仕事の原理,エネルギー原理 |
第5回 | 有限要素法の数学的基礎1 ベクトル解析,テンソル解析 |
第6回 | 有限要素法の数学的基礎2 線形代数,連立方程式の求解 |
第7回 | 有限要素定式化1 ばね要素 |
第8回 | 有限要素定式化2 トラス要素 |
第9回 | 有限要素定式化3 はり要素 |
第10回 | 有限要素定式化4 三角形一次要素 |
第11回 | 有限要素法実践1 Abaqus student editionを用いた演習 |
第12回 | 有限要素法実践2 Abaqus student editionを用いた演習 |
第13回 | 有限要素法実践3 Abaqus student editionを用いた演習 |
第14回 | おわりに 授業内容の復習 |
第15回 | 期末試験 |
その他
教科書 |
必要に応じてプリントを配布する。
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参考書 |
長嶋利夫 『これだけ!有限要素法』 秀和システム 2015年
青木隆平, 長嶋利夫 『設計技術者が知っておくべき 有限要素法の基本スキル』 オーム社 2018年
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成績評価の方法 及び基準 |
レポート20%,理解度確認期間中の平常試験80%とし,100点満点に換算して60点以上を目標が達成されたものとし,合格とする。 |
質問への対応 | 授業中に理解できないところがあった場合,質問内容を整理し授業終了後に質問すること。授業終了後以外での質問はメールにて随時受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
higuchi@aastr.t.u-tokyo.ac.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |