2019年 理工学部 シラバス - 機械工学科
設置情報
科目名 | 混相流工学 | ||
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設置学科 | 機械工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 河府 賢治 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | F42S |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 混相流工学及び流れ学の基礎を学習し、混相流動現象と固体(粉体)の単位操作について理解し、説明が出来るようになる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
板書を中心とした講義形式で行うが、ゆっくり説明し、ノートをとりながらよく講義内容を聴くことが出来るようにする。 |
履修条件 | ・この科目は、専門選択です。 ・この科目の受講には、次の科目を受講していることが望ましい。 メカニクス基礎、流れの力学Ⅰ・Ⅱ、流れの力学演習A・B |
授業計画
第1回 | 受講上の諸注意および混相流工学の関連する産業 [予習]混相流とは何かを調べておく(120分) [復習]混相流が関連する産業を調べる(120分) |
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第2回 | 混相流の基礎:粉体と粒体、粉の形、粒子径 [予習]配布資料の粉体について読み、また粒子径・形状係数について調べておく(120分) [復習]各種粒子形状の形状係数を調べる(120分) |
第3回 | 混相流の基礎:粒度分布、密度 [予習]粒度分布や密度に関する資料を読み、調べておく(120分) [復習]粒度分布測定法について調べる(120分) |
第4回 | 混相流の基礎:粉体のぬれ、ドレイン高さ [予習]粉体の濡れ、表面張力の資料を読み、流れの力学Ⅰのドレイン高さを復習する(120分) [復習]演習問題を解く(第7回で解説)(120分) |
第5回 | 粉体層流動:応力円、粉体圧 [予習]材料力学のモール円を復習しておく(120分) [復習]粉体圧係数の式を導出する(120分) |
第6回 | 粉体層流動:粉体貯槽 [予習]貯層内粉体圧の資料を読み、流れの力学Ⅱの水力直径を復習する(120分) [復習]各種断面における水力直径を調べる(120分) |
第7回 | 粉体層流動:層流・乱流透過流動、Ergun式 [予習]層流・乱流透過流動について資料を読んでおく(120分) [復習]Ergun式が使われている産業を調べる、演習問題を解く(第10回で解説)(120分) |
第8回 | 気体内の粉体流動:流動層 [予習]流動層とは何かを調べておく(120分) [復習]流動層が関連する産業を調べる(120分) |
第9回 | 気体内の粉体流動:単一粒子の落下、空気輸送の種類 [予習]流れの力学Ⅱの抗力を復習しておく(120分) [復習]空気輸送の長短所を調べる(120分) |
第10回 | 気体内の粉体流動:空気輸送の装置 [予習]吸引式と圧送式について調べる(120分) [復習]空気輸送に使用される装置を調べる(120分) |
第11回 | 気体内の粉体流動:空気輸送の難易度、粒子運動 [予習]集塵の種類を調べておく(120分) [復習]演習問題を解く(第14回で解説)(120分) |
第12回 | 固気分離:種類、捕集効率、重力集塵、慣性集塵 [予習]サイクロン内の空気の流れを調べておく(120分) [復習]分離捕集限界粒子径の式を導出する(120分) |
第13回 | 固気分離:サイクロン、濾過集塵 [予習]ろ過集塵の特徴を調べる(120分) [復習]ろ過集塵の集塵効率の式を導出する(120分) |
第14回 | 固気分離:電気集塵 [予習]電気集塵の特徴を調べておく(120分) [復習]各種集塵法の特徴を整理する(120分) |
第15回 | 平常試験およびその解説 [予習]これまでの講義資料を読み、問題を解きなおす(120分) [復習]解説をもとに試験問題を解きなおし復習する(120分) |
その他
教科書 |
特に指定しない。適宜資料を配布する。
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参考書 |
井伊谷鋼一、三輪茂雄 『化学工学通論Ⅱ』 朝倉書店 1969年
今木清康 『粉体工学演習』 コロナ社 2002年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験55%、レポート45%とし、100点満点で60点以上を目標が達成されたものとし、合格とする。 |
質問への対応 | 適宜研究室にて行う |
研究室又は 連絡先 |
研究室:駿河台校舎タワー・スコラ16階S1607室 E-mail:kofu@mech.cst.nihon-u.ac.jp Tel:03-3259-0755 |
オフィスアワー |
木曜 駿河台 12:10 ~ 13:20 タワー・スコラ16階S1607室
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学生への メッセージ |
よい成績をとるには、毎週授業に出席することです。毎回の講義最初に予習復習のチェックを行います。 |