2019年 理工学部 シラバス - 精密機械工学科
設置情報
科目名 | 関数論の基礎Ⅰ | ||
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設置学科 | 精密機械工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 塚本 一郎 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | G21G |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 関数論とは、簡単に言えば複素数を扱った微分積分学である。複素数まで数の範囲を拡張することによって、流体力学(水力学)、熱伝導論、電磁気学等への応用が可能になる。この講義では、以下のような項目について学習する。 ・複素数の性質(特に複素平面) ・複素関数の微分(正則関数) ・指数関数、三角関数の複素数への拡張 |
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授業形態及び 授業方法 |
主に板書による講義形式で行う。適宜、問題演習も行う。 |
履修条件 | 微分積分学を理解しておくこと。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス、複素数の基本知識 |
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第2回 | 複素数平面、極形式、複素数の四則(通常の複素数を極形式にする練習をする) 予習:p.1 ~ p.9 を読んでできる問題は解くこと。(60分) 復習:授業でやった問題を再度解いてみて、そのあと残った問題を解くこと。(180分) |
第3回 | ド・モアブルの定理,n乗根(これを求めることを学ぶ) 予習:p.10 ~ p.14 について前回と同様な事を行うこと。(60分) 復習:前回と同様な復習を行うこと。(180分) |
第4回 | 複素平面上の曲線,領域(曲線を図示する) 予習:p.15 ~ p.17 (60分) 復習:前回同様。(180分) |
第5回 | 領域、複素関数(領域を図示する) 予習:p.18 ~ p.21 (60分) 復習:前回同様。(180分) |
第6回 | 小テスト、w = αz、w = (z の2乗)のイメージ(これらの関数によってz平面の図形がどのような図形に移るかを学ぶ) 予習:小テストの勉強+p.21 ~ p.22 (180分) 復習:前回同様。(60分) |
第7回 | 小テスト解答、w = 1/z のイメージ、無限遠点、円円対応 予習:p.23 ~ p.25 (60分) 復習:前回同様。(180分) |
第8回 | 複素関数の演習問題 予習:p.25 ~ p.27 (60分) 復習:前回同様。(180分) |
第9回 | 指数関数、対数関数(複素変数に対するこれらの関数を新たに定義する) 予習:p.28 ~ p.31 (60分) 復習:前回と同様な復習を行い、また指数関数、対数関数の定義をしっかり覚えること。(180分) |
第10回 | 複素ベキ乗、三角関数(これらを新たに定義する) 予習:p.32 ~ p.38 (60分) 復習:前回と同様な復習を行い、また複素ベキ乗、複素三角関数の定義をしっかり覚えること。(180分) |
第11回 | 双曲線関数、逆三角関数、複素関数の微分法1 予習:p.39 ~ p.41, p.47 ~ p.50 (60分) 復習:前回と同様な復習を行い、またこれらの関数の定義をしっかり覚えること。(180分) |
第12回 | 正則関数,コーシー・リーマンの微分方程式 予習:p.51 ~ p.57 (60分) 復習:前回同様。(180分) |
第13回 | 複素関数の微分法2、調和関数、等角写像 予習:p.58 ~ p.61 (60分) 復習:前回同様。(180分) |
第14回 | 写像の等角性 予習:p.62 ~ p.65 (60分) 復習:前回同様。(180分) |
第15回 | 期末試験(平常試験) |
その他
教科書 |
小寺平治 『テキスト 複素解析』 共立出版
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
小テスト40点+期末テスト60点 |
質問への対応 | 随時受け付けるが、講義中または直後が望ましい。 |
研究室又は 連絡先 |
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オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
熱意をもって取り組むことを期待する。 |