2019年 理工学部 シラバス - 精密機械工学科
設置情報
科目名 | 材料学 | ||
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設置学科 | 精密機械工学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 内木場 文男 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | G34A |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 機械に広く用いられる材料は性質がさまざまであり、系統的に理解することが望ましい。同じ材料でも製造法、加工によって性質が変化したり、一見難解のように思われる。本講義においては材料を原子・結晶という観点でとらえ、また、複雑に見える現象を初歩から教授することによって、機械系技術者として一連の材料を学ぶ基礎を与えることを目標とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義に加え、課題演習を行い理解を深める。 |
履修条件 | 高校卒業程度の物理、化学を前もって理解していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 材料概説 材料とは 【事前学習】高校3年生までに修得した無機化学に関することを復習し,理解しておくこと(120分) 【事後学習】材料学の概念を教科書をとおして復習する(120分) |
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第2回 | 原子の構造と原子間結合 原子の構造 固体における原子間結合 【事前学習】教科書の該当箇所を一通り予習し,内容を把握しておくこと(120分) 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習すること(120分) |
第3回 | 結晶性固体の構造1 結晶構造 【事前学習】教科書の該当箇所を一通り予習し,内容を把握しておくこと(120分) 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習すること(120分) |
第4回 | 結晶性固体の構造2 結晶物質と非結晶物質 【事前学習】教科書の該当箇所を一通り予習し,内容を把握しておくこと(120分) 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習すること(120分) |
第5回 | 固体の中の不完全性1 点欠陥 【事前学習】教科書の該当箇所を一通り予習し,内容を把握しておくこと(120分) 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習すること(120分) |
第6回 | 固体の中の不完全性2 いろいろな不完全性 微視的な観察 【事前学習】教科書の該当箇所を一通り予習し,内容を把握しておくこと(120分) 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習すること(120分) |
第7回 | 拡散1 拡散機構 定常状態拡散 【事前学習】教科書の該当箇所を一通り予習し,内容を把握しておくこと(120分) 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習すること(120分) |
第8回 | 拡散2 非定常状態拡散 【事前学習】教科書の該当箇所を一通り予習し,内容を把握しておくこと(120分) 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習すること(120分) |
第9回 | 拡散3 演習 【事前学習】教科書の該当箇所を一通り予習し,内容を把握しておくこと(120分) 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習すること(120分) |
第10回 | 合金の状態図1 定義と基本概念 平衡状態図 【事前学習】教科書の該当箇所を一通り予習し,内容を把握しておくこと(120分) 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習すること(120分) |
第11回 | 合金の状態図2 鉄-炭素系 【事前学習】教科書の該当箇所を一通り予習し,内容を把握しておくこと(120分) 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習すること(120分) |
第12回 | 合金の状態図3 演習 【事前学習】教科書の該当箇所を一通り予習し,内容を把握しておくこと(120分) 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習すること(120分) |
第13回 | 金属の相変態1 相変態 鉄炭素合金(鋼)の組織と特性の変化 【事前学習】教科書の該当箇所を一通り予習し,内容を把握しておくこと(120分) 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習すること(120分) |
第14回 | 金属の相変態2 演習 【事前学習】教科書の該当箇所を一通り予習し,内容を把握しておくこと(120分) 【事後学習】該当箇所を教科書,ノート利用して復習すること(120分) |
第15回 | 平常試験及びその解説 【事前学習】これまでの教科書,ノート一通り復習し,内容を把握しておくこと(120分) 【事後学習】試験の問題と正解について理解をすること(120分) |
その他
教科書 |
W.D.キャリスター 『材料の科学と工学[1] 材料の微細構造』 培風館 2002年 第1版
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参考書 |
金子純一、小野沢元久 『新版基礎機械材料学』 朝倉書店 2004年 第1版
斎藤安俊 北田正弘 『金属学のルーツ』 内田老鶴圃 2002年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
試験と授業をとおして総合的に理解度を判定し、評価に用いる。 |
質問への対応 | 研究室にて随時 また、e-mailで受け付ける |
研究室又は 連絡先 |
7号館3階 734号室 uchikoba@eme.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
水曜 船橋 13:20 ~ 15:00
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学生への メッセージ |
材料は取り付きにくい思われがちだが、新材料、ハイテク材料、ナノ材料などの出現でとても面白い。また、謎めいていて、これを解き明かしていくと実は簡単だったりもする。これからますます多様化していく新材料、ハイテク材料を使いこなすことができるよう積極的な履修を望む。 |