2019年 理工学部 シラバス - 航空宇宙工学科
設置情報
科目名 | ヘリコプタ工学 | ||
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設置学科 | 航空宇宙工学科 | 学年 | 4年 |
担当者 | 安田 邦男 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | H34A |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | ヘリコプタ工学においては,固定翼機と異なるヘリコプタ特有の機構や運動を全般的に学ぶ.ヘリコプタの飛行において最も重要なロータの空気力については,運動量理論や翼素理論を用いてホヴァリング・垂直・前進飛行を理解する.ヘリコプタのロータは,回転翼であるので,同じ回転翼である風車,プロペラの理論についても講義する. |
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授業形態及び 授業方法 |
板書を中心とした講義形式で行う.演習問題やプログラムの課題を課す. |
履修条件 | 選択 航空力学Ⅰ,Ⅱを取得していること. プログラムの課題があるので,できればプログラム言語(C言語)ができること. |
授業計画
第1回 | ヘリコプタ工学の内容と半年間の講義の説明をする. 固定翼機にない回転翼機の特有について 【事前学習】シラバスを読んでくること.(120分) 【事後学習】授業時に配布するプリントを理解して復習すること.(120分) |
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第2回 | ヘリコプタについて ヘリコプタの現況と特徴および歴史について述べる. 【事前学習】授業時に配布するプリントを読んで理解しておくこと.(120分) 【事後学習】授業内容をもとに,復習すること.(120分) |
第3回 | 運動量理論(その1) 回転面に垂直流れ/静止推力 【事前学習】授業時に配布するプリントを読んで理解しておくこと.(120分) 【事後学習】授業内容をもとに,復習すること.(120分) |
第4回 | 運動量理論(その2) 駆動回転翼の効率/自動回転/自動回転の効率 【事前学習】授業時に配布するプリントを読んで理解しておくこと.(120分) 【事後学習】授業内容をもとに,復習すること.(120分) |
第5回 | 運動量理論(その3) 斜めの流れ/回転翼の各種作動状態/誘導速度 【事前学習】授業時に配布するプリントを読んで理解しておくこと.(120分) 【事後学習】授業内容をもとに,復習すること.(120分) |
第6回 | 回転翼の性能指標(その1) プロペラの性能 【事前学習】授業時に配布するプリントを読んで理解しておくこと.(120分) 【事後学習】授業内容をもとに,復習すること.(120分) |
第7回 | 回転翼の性能指標(その2) ヘリコプタの定常飛行/滑空中の自動回転翼/風車/ダクトつきファン 【事前学習】授業時に配布するプリントを読んで理解しておくこと.(120分) 【事後学習】授業内容をもとに,復習すること.(120分) |
第8回 | 環状運動量理論(その1) 誘導角速度/推力/トルク 【事前学習】授業時に配布するプリントを読んで理解しておくこと.(120分) 【事後学習】授業内容をもとに,復習すること.(120分) |
第9回 | 環状運動量理論(その2) パワ/フルード効率 【事前学習】授業時に配布するプリントを読んで理解しておくこと.(120分) 【事後学習】授業内容をもとに,復習すること.(120分) |
第10回 | 回転翼の翼素理論(その1) プロペラ/風車 【事前学習】授業時に配布するプリントを読んで理解しておくこと.(120分) 【事後学習】授業内容をもとに,復習すること.(120分) |
第11回 | 回転翼の翼素理論(その2) 最適プロペラ/最適風車/翼素理論に基づく性能/効率 【事前学習】授業時に配布するプリントを読んで理解しておくこと.(120分) 【事後学習】授業内容をもとに,復習すること.(120分) |
第12回 | ヘリコプタ・ロータの翼素理論(その1) 非一様吹下し流れ/ブレードの捻れ/ブレードのテ-パ 【事前学習】授業時に配布するプリントを読んで理解しておくこと.(120分) 【事後学習】授業内容をもとに,復習すること.(120分) |
第13回 | ヘリコプタ・ロータの翼素理論(その2) 翼端揚力損失/半径方向の流れ/逆流域/吹下しパラメタ/翼型特性 【事前学習】授業時に配布するプリントを読んで理解しておくこと.(120分) 【事後学習】授業内容をもとに,復習すること.(120分) |
第14回 | ブレードの運動 ハブ機構/フラッピング運動/リード・ラグ運動/フェザリング運動 【事前学習】授業時に配布するプリントを読んで理解しておくこと.(120分) 【事後学習】授業内容をもとに,復習すること.(120分) |
第15回 | 平常試験とその解説 【事前学習】平常試験にあたり,これまでの授業内容を理解しておくこと.(180分) 【事後学習】平常試験の解説を復習すること.(60分) |
その他
教科書 |
プリントを配布する
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参考書 |
東 昭 『航空工学Ⅰ』 裳華房
東 昭 『航空工学Ⅱ』 裳華房
東 昭 『航空を科学する 上巻』 酣燈社
東 昭 『航空を科学する 下巻』 酣燈社
ヘリコプタに関する書籍は,少ないので注意すること.
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成績評価の方法 及び基準 |
試験70%と課題レポート30%で評価する.ただし出席が80%に満たない場合は,原則として採点対象としない(正当な理由がある場合にかぎり理由書の提出により許可することもある). 課題レポートの提出期限後は,受付けない. |
質問への対応 | |
研究室又は 連絡先 |
kyasuda@aero.cst.nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |