2019年 理工学部 シラバス - 電気工学科
設置情報
科目名 | 音環境デザイン | ||
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設置学科 | 電気工学科 | 学年 | 4年 |
担当者 | 伊藤 洋一 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | I23R |
クラス | A・B | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 音は種々の情報を伝達する重要な手段であり、時には安らぎを与え、また害にもなる。これには音を発生する機器や手段、それを聴く音響空間の環境が大きく関わってくる。これらに関する記述と事象、および暮らしを豊かでより安全・安心にするための音響技術について学ぶ。 音と人の関わり、暮らしの中の音響、音響再生技術、音響心理、音響技術と福祉に関わる事項についての幅広い知識を習得し、安全・安心に向けた工学を学ぶことができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
板書とパワーポイントを併用した講義を基本とし、適宜音響的実演を交えた授業を行なう。 |
履修条件 | 4年生以上受講可とする。できれば音響系の授業を受講していることがより望ましい。 |
授業計画
第1回 | 音と人の関わり及び本授業の位置づけについて講義する。 【事前学習】身の回りの音と自身のか関わりについて、これまでの経験を基に、振り返りを行なう。(60分) 【事後学習】次回以降の学習すべき事項を、シラバスに沿って確認する。(60分) |
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第2回 | 暮らしの中の音響について学ぶ。 【事前学習】日々の生活の中で音響との関わりついて纏める。(120分) 【事後学習】授業で習得した基礎知識について、確認を行なう。ノートに補足等を加筆しながら、知識の確認を行なう。(120分) |
第3回 | 空間音響について学ぶ。 【事前学習】屋内外では音の聞こえ方に違いがある。特に建物空間においては種々の反射音が複雑に関わるため、聞こえ方が大きく異なる。これまでの経験も踏まえて身近な空間での音の聞こえを確認しておく。(240分) 【事後学習】授業で習得した基礎知識について、確認を行なう。ノートに補足等を加筆しながら、知識の確認を行なう。(120分) |
第4回 | 発話と聴覚について学ぶ。 【事前学習】人は生まれた直後から発話と聴覚に関わる事項を数多くの経験をしている。これまで様々な経験を思い起こし、その主なものについて纏めておく。(120分) 【事後学習】授業で習得した基礎知識について、確認を行なう。ノートに補足等を加筆しながら、知識の確認を行なう。(120分) |
第5回 | アナログオーディオについて学ぶ。 【事前学習】身の回りにある過去または現存する音響に関するアナログ技術について調べておく。(120分) 【事後学習】授業で習得した基礎知識について、確認を行なう。ノートに補足等を加筆しながら、知識の確認を行なう。(120分) |
第6回 | デジタルオーディオについて学ぶ。 【事前学習】身の回りにある音響に関するディジタルグ技術について調べておく。(120分) 【事後学習】授業で習得した基礎知識について、確認を行なう。ノートに補足等を加筆しながら、知識の確認を行なう。(120分) |
第7回 | 音響のディジタル信号処理について学ぶ。 【事前学習】ディジタル信号処理技術の概要について調べておく。(120分) 【事後学習】授業で習得した基礎知識について、確認を行なう。ノートに補足等を加筆しながら、知識の確認を行なう。(120分) |
第8回 | 音響計測技術について学ぶ。 【事前学習】音響に関する各種物理量を抽出し、その計測に必要となる技術について調べる。(120分) 【事後学習】授業で習得した基礎知識について、確認を行なう。ノートに補足等を加筆しながら、知識の確認を行なう。(120分) |
第9回 | 空間オーディオ技術について学ぶ。 【事前学習】建物空間の音響特性を考慮し、最適な音響情報を提供する技術が種々出現している。これについて調べておく。(120分) 【事後学習】授業で習得した基礎知識について、確認を行なう。ノートに補足等を加筆しながら、知識の確認を行なう。(120分) |
第10回 | 超音波を利用したオーディオ技術について学ぶ。 【事前学習】最近、超音波のテクノロジーを利用したオーディオ(可聴音)技術が出現している。これについて調べておく。(120分) 【事後学習】授業で習得した基礎知識について、確認を行なう。ノートに補足等を加筆しながら、知識の確認を行なう。(120分) |
第11回 | 音響心理について学ぶ。 【事前学習】我々は日々の生活の中で各種の音響心理効果を経験すしている。自ら経験した音響心理効果と思われる事象について纏めておく。(120分) 【事後学習】授業で習得した基礎知識について、確認を行なう。ノートに補足等を加筆しながら、知識の確認を行なう。(120分) |
第12回 | 騒音と音響技術について学ぶ。 【事前学習】我々の生活の中には種々の騒音(振動も含めて)が存在する。そのほとんどは害となるが、中には有益なものもある。身近な騒音を抽出し、纏めておく。(120分) 【事後学習】授業で習得した基礎知識について、確認を行なう。ノートに補足等を加筆しながら、知識の確認を行なう。(120分) |
第13回 | 安全・福祉と音響技術について学ぶ。 【事前学習】聴覚情報は人間にとって欠くことのできない重要な情報である。これを安全と福祉に積極的に活用する技術が出現している。これまでに学んだ音響の知識が我々の生活の安全・福祉にどのように関わる可能性があるか、考えてみる。(120分) 【事後学習】授業で習得した基礎知識について、確認を行なう。ノートに補足等を加筆しながら、知識の確認を行なう。(120分) |
第14回 | 理解度確認のための総まとめ。 【事前学習】授業ノートを用いて、授業の振り返りと習得した知識の確認を行なう。(120分) 【事後学習】平常試験に備えて、関連知識の整理及び準備を行なう。(300分) |
第15回 | 平常試験とその解説を行う。 【事後学習】平常試験を通して理解不十分と思われた事項について、授業ノートを基に知識の振り返りを行なう。(60分) |
その他
教科書 |
授業に必要な資料を随時配付する。
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参考書 |
必要に応じて授業の中で提示する。
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成績評価の方法 及び基準 |
授業内評価試験の評価70%、演習と課題の評価30%とする総合評価を行う。 |
質問への対応 | 随時対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎タワースコラ16階1611室、Tel. 03-3259-0865, 0766 |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 15:00 ~ 17:00 タワースコラ16階1611室
金曜 駿河台 13:00 ~ 17:00 タワースコラ16階1611室
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学生への メッセージ |
講義内容をしっかりノートに取り、参考書を利用しながら内容をより深く理解すること。併せて関連の知識も習得すること。本学図書館の関連蔵書を十分に活用すること。 |