2019年 理工学部 シラバス - 電気工学科
設置情報
科目名 | 送配電工学Ⅱ | ||
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設置学科 | 電気工学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 塩野 光弘 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | I32R |
クラス | A・B | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 直流送電、系統における平衡及び不平衡故障の計算法,電力系統の保護、誘導障害とコロナ,配電線路の構成,配電系統特性,配電系統管理,線路の機械的設計,需要と供給計画,線路及び屋内配線の設計などについて学ぶ。 |
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授業形態及び 授業方法 |
テキストを用い、それに沿って体系的に進めるが、要点については黒板を用いて詳細に説明する。また、計算問題等については例題や演習を通じて理解を助ける。 |
履修条件 | 選択科目 送配電工学Ⅰ及び電力機器を履修していることが望ましい |
授業計画
第1回 | 送配電工学Ⅱの授業についての説明 ,日本のエネルギー事情、送配電の概要の説明。 【事後学習】板書した内容をノートにまとめ、復習すること。(240分) |
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第2回 | 誘導障害とコロナ:高電圧・大電流の送電線路のコロナ現象,静電誘導と電磁誘導の現象と対策方法を学ぶ。 【事前学習】テキスト153ページから160ページを読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(60分) 【事後学習】板書した内容をノートにまとめ、復習すること。(180分) |
第3回 | 直流送電:交流系統内に直流送電系統を導入する必要性と利点、交直変換器の動作と制御,その適用方法などについて学ぶ。 【事前学習】テキスト161ページから168ページを読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(60分) 【事後学習】板書した内容をノートにまとめ、復習すること。(180分) |
第4回 | 故障計算(1):電力系統における故障の種類、故障時の計算方法、対称座標法について学ぶ。 【事前学習】テキスト76ページから78ページを読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(60分) 【事後学習】板書した内容をノートにまとめ、復習すること。(180分) |
第5回 | 故障計算(2):対称座標法における対称分インピーダンス、発電機の基本式について学ぶ。 【事前学習】テキスト78ページから87ページを読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(60分) 【事後学習】板書した内容をノートにまとめ、復習すること。(180分) |
第6回 | 故障計算(3):一線地絡故障、三相短絡故障における故障計算について学ぶ。 【事前学習】テキスト87ページから90ページを読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(60分) 【事後学習】板書した内容をノートにまとめ、復習すること。(180分) |
第7回 | 中性点接地方式(1):中性点接地方式の種類と特徴について学ぶ。 【事前学習】テキスト96ページから102ページを読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(60分) 【事後学習】板書した内容をノートにまとめ、復習すること。(180分) |
第8回 | 中性点接地方式(2):直接接地方式と抵抗接地方式について学ぶ。 【事前学習】テキスト102ページから109ページを読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(60分) 【事後学習】板書した内容をノートにまとめ、復習すること。(180分) |
第9回 | 電力系統の保護:電力系統の短絡や地絡故障に対する系統機器の保護継電方式について学ぶ。 【事前学習】テキスト136ページから152ページを読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(60分) 【事後学習】板書した内容をノートにまとめ、復習すること。(180分) |
第10回 | 配電系統の概要:配電系統の概要,配電系統構成、標準電圧などについて学ぶ。 【事前学習】テキスト169ページから177ページを読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(60分) 【事後学習】板書した内容をノートにまとめ、復習すること。(180分) |
第11回 | 配電系統の配電方式:単相3線式、三相3線式,方式別得失などについて学ぶ。 【事前学習】テキスト177ページから183ページを読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(60分) 【事後学習】板書した内容をノートにまとめ、復習すること。(180分) |
第12回 | 配電線路の特性:配電線路の電圧降下や電力損失について学ぶ。 【事前学習】テキスト184ページから190ページを読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(60分) 【事後学習】板書した内容をノートにまとめ、復習すること。(180分) |
第13回 | 配電線路の管理:配電線路の電圧を維持する方法と力率調整とその効果などについ学ぶ。 【事前学習】テキスト190ページから193ページを読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(60分) 【事後学習】板書した内容をノートにまとめ、復習すること。(180分) |
第14回 | 配電計画:配電系統における負荷の地理的に分散、時間的変動、経年的増加を考慮した需要予測、線路や変圧器の設備容量の決め方などを学ぶ。 【事前学習】テキスト194ページから198ページを読んで理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(60分) 【事後学習】板書した内容をノートにまとめ、復習すること。(180分) |
第15回 | 送配電工学Ⅱのまとめ 【事後学習】これまでの授業内容をノートにまとめ、総復習すること。(240分) |
その他
教科書 |
小山茂夫、木方靖二、鈴木勝行著 『送配電工学』 コロナ社 1999年 第1版
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参考書 |
今川三郎、宮地巌、平野忠男 『改訂送配電工学』 標準電気工学講座7 コロナ社 1990年 第1版
改訂送配電工学は配電部門の記述が詳しい。
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成績評価の方法 及び基準 |
成績の評価項目と評価基準は以下の通り。 ①提出物による評価:10%,②試験評価:90% 以上2項目の評価を総合的に判断しS~Dの成績評価を行う。 |
質問への対応 | 随時対応します。メールまたは電話で連絡下さい。日時・場所を設定します。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎タワー・スコラ15階S1506室 shiono.mitsuhiro@nihon-u.ac.jp 03-3259-0773 |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 10:00 ~ 13:00
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学生への メッセージ |
送配電工学は電力関係の仕事や電気主任技術者の資格取得を目指すなら必須であり、またそれ以外の場合でも電気技術者のもつ基礎知識として必要とされることから、しっかり勉強して欲しい。電気主任技術者の国家資格を実務経験と申請により資格取得の際は欠かせない科目である。 |