2019年 理工学部 シラバス - 電気工学科
設置情報
科目名 | 電気機器Ⅰ | ||
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設置学科 | 電気工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 直井 和久 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | I34M |
クラス | A | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 電気機器には、磁気エネルギーを介して機械エネルギーと電気エネルギーとの相互変換を行なう回転機と、磁気エネルギーを介して電気エネルギーの形態変換を行なう変圧器があり、これらを一括して電磁エネルギー変換機器という。 最初、統一理論として電気機械エネルギー変換を学習し、次に直流機、変圧器を学習することにより、直流機および変圧器の構造、原理を説明することができるようになることを目標とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
板書を主としてパワーポイントを併用する。理解を深めるため、機器の立場から基礎に立ち返り説明する。適宜、演習や宿題により理解度を確認する。 |
履修条件 | 選択科目。電気回路、電磁気学を履修していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 電気機器Ⅰの授業について概要説明をおこなう。シラバスの内容を確認の上,授業に臨むこと。 磁気回路と電気回路,電気機器の種類,電流の作る磁界について説明できるようになることを目標とする。 【事前学習】シラバスの内容を確認しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を説明できるようにしておくこと。(120分) |
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第2回 | 電気・機械エネルギー変換の原理,電磁力と電磁誘導について説明し,計算できるようになることを目標とする。 【事前学習】教科書8ページまで予習しておくこと。また,関連する電磁気学の公式を復習しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を説明できるようにしておくこと。教科書の例題1.1,1.2を解けるようにしておくこと。(120分) |
第3回 | 電気機器の構造と磁性材料,損失と効率,定格,耐熱クラスについて説明し,計算できるようになることを目標とする。 【事前学習】教科書9ページから29ページを予習しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を説明できるようにしておくこと。教科書の章末問題を解けるようにしておくこと。(120分) |
第4回 | 直流機の誘導起電力とトルク,直流機の構造,電機子反作用,整流について説明し,計算できるようになることを目標とする。 【事前学習】教科書30ページから40ページを予習しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を説明できるようにしておくこと。教科書の例題2.1を解けるようにしておくこと。(120分) |
第5回 | 励磁方式による直流機の分類(1) 直流他励電動機,直流他励発電機の特性について説明し,計算できるようになることを目標とする。 【事前学習】教科書40ページから43ページ,49ページから53ページを予習しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を説明できるようにしておくこと。特に等価回路を描いて説明できるようにしておくこと。教科書の章末問題(7),(8)を解けるようにしておくこと。(120分) |
第6回 | 励磁方式による直流機の分類(2) 直流分巻電動機,直流分巻発電機の特性について説明し,計算できるようになることを目標とする。 【事前学習】教科書43ページから45ページ,51ページから53ページを予習しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を説明できるようにしておくこと。特に等価回路を描いて説明できるようにしておくこと。教科書の例題2.3,2.4,章末問題(9)を解けるようにしておくこと。(120分) |
第7回 | 励磁方式による直流機の分類(3) 直流直巻電動機,直流直巻発電機の特性,直流機の損失,効率及び試験について説明し,計算できるようになることを目標とする。 【事前学習】教科書45ページから47ページ,53ページから55ページ,65ページから69ページを予習しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を説明できるようにしておくこと。特に等価回路を描いて説明できるようにしておくこと。(120分) |
第8回 | 直流発電機の電圧調整,直流電動機の速度制御について説明し,計算できるようになることを目標とする。 【事前学習】教科書47ページから49ページ,55ページから65ページを予習しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を説明できるようにしておくこと。授業中に配布する演習問題から宿題として提出する問題は授業内で指示する。(120分) |
第9回 | 直流機の演習問題について解説をおこなう。 変圧器の原理について説明できるようになることを目標とする。 【事前学習】教科書71ページから74ページを予習しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を説明できるようにしておくこと。教科書の例題,章末問題,配布した演習問題を全て解けるようにしておくこと。(120分) |
第10回 | 変圧器の等価回路(1) 1次側換算,2次側換算について説明できるようになることを目標とする。 【事前学習】教科書75ページから79ページを予習しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を説明できるようにしておくこと。特に等価回路を描いて説明できるようにしておくこと。(120分) |
第11回 | 変圧器の等価回路(2) 簡易等価回路について説明できるようになることを目標とする。 【事前学習】教科書91ページから93ページを予習しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を説明できるようにしておくこと。特に等価回路を描いて説明できるようにしておくこと。教科書の章末問題(3),(4)を解けるようにしておくこと。(120分) |
第12回 | 変圧器の特性 等価回路定数の決定(試験法)について説明し,計算できるようになることを目標とする。 【事前学習】教科書94ページから97ページを予習しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を説明できるようにしておくこと。教科書の例題3.3を解けるようにしておくこと。(120分) |
第13回 | 電圧変動率について説明し,計算できるようになることを目標とする。 【事前学習】教科書97ページから101ページを予習しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を説明できるようにしておくこと。教科書の例題3.4,3.5,章末問題(5),(6),(7)を解けるようにしておくこと。(120分) |
第14回 | 変圧器の損失と効率,変圧器の構造と冷却について説明し,計算できるようになることを目標とする。 【事前学習】教科書79ページから88ページ,97ページから107ページを予習しておくこと。(120分) 【事後学習】授業内容を説明できるようにしておくこと。教科書の例題3.6,章末問題(14),(15)を解けるようにしておくこと。授業中に配布する演習問題から宿題として提出する問題は授業内で指示する。(120分) |
第15回 | 並行運転の条件,三相変圧器,特殊変圧器について説明し,計算できるようになることを目標とする。 変圧器の演習問題について解説をおこなう。 【事前学習】教科書89ページから91ページ,107ページから129ページを予習しておくこと。(120分) 【事後学習】これまでの授業内容を説明できるようにしておくこと。教科書の例題,章末問題,配布した演習問題を全て解けるようにしておくこと。(120分) |
その他
教科書 |
猪狩武尚著 『電気機械学』 コロナ社 2015年 第新版第12刷版
教科書に沿って講義、試験を行うので教科書は必須である。
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参考書 |
電気学会 『電気機器工学Ⅰ (電気学会大学講座)』 オーム社 2012年 第改訂版第22刷版
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成績評価の方法 及び基準 |
成績の評価項目と評価基準は以下の通り。 ①提出物による評価:10%、②試験評価:90% の2項目を総合的に判断しS~Dの成績評価を行う。 |
質問への対応 | 授業中に理解できないところがあった場合,授業後または随時対応します。メールまたは電話で連絡下さい。日時・場所を設定します。 |
研究室又は 連絡先 |
タワー・スコラ15階S1513号室 メールアドレス・電話番号等は授業中に指示します。 |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 13:00 ~ 16:30 タワー・スコラ15階S1511号室(電気工学実験室)
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学生への メッセージ |
必ず講義の最初から出席してください。予習・復習は特に大切です。 |