2019年 理工学部 シラバス - 電気工学科
設置情報
科目名 | コンピュータプログラミング | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 電気工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 古川・門馬 | 履修期 | 前期 |
単位 | 1 | 曜日時限 | 金曜1 金曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | I51M I52N |
クラス | A・B | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | プログラミング言語のうちで、オペレーティングシステムUNIXの記述言語として用いられているシステム記述言語であるC言語を習得することを目的として、文法を学ぶと同時に例題を通じてプログラムの書き方を身に付ける。本科目を修得することで,型が多く・演算子が多様で・書き方が簡潔であるC言語はについてポインタとアドレスの関係を説明することができる.また,配列や関数の引数を含めたプログラミングが出来るようになる。 |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
プリントおよびmoodleによる講義形式とプログラムの書き方を学ぶ演習形式を併用する。プログラムの評価にはオンラインジャッジを使用する。 |
履修条件 | なし。「情報の基礎」の知識があれば理解は早い。 |
授業計画
第1回 | 授業の説明: コンピュータープログラミングの授業で学ぶ内容について説明する。開発環境、各種エディタの説明。CygwinやMinGW、Windows Subsystem for Linuxの紹介。オンラインジャッジの説明。テキストの該当箇所を読んで予習する(0.5時間).講義で示された内容について復習し身に付ける(0.5時間).課題の内容については次回解説する. |
---|---|
第2回 | プログラミング言語: プログラミング言語のうちで、C言語がオペレーティングシステムUNIXの記述言語として用いられているシステム記述言語である歴史的経緯を学ぶ。また、プログラムの基本形、github等のオンラインで公開されているソースコードの入手および、makeやcmakeを使ったビルド方法。テキストの該当箇所を読んで予習する(0.5時間).講義で示された内容について復習し身に付ける(0.5時間).課題の内容については次回解説する. |
第3回 | I/O(1): 画面表示(標準出力 stdout)に関するプログラミングを学ぶ。コンパイルの手順やリンクの方法及びエラーメッセージの読み方を理解する。また、ネスト(字下げ)で見やすくすること、ファイル名の付け方などプログラミングの常識を知る。テキストの該当箇所を読んで予習する(0.5時間).講義で示された内容について復習し身に付ける(0.5時間).課題の内容については次回解説する. |
第4回 | I/O(2): 標準入力(stdin)に関するプログラミングを学ぶ。標準入出力を使ったリダイレクトについて学ぶ。FILE構造体の簡単な使い方について学ぶ。テキストの該当箇所を読んで予習する(0.5時間).講義で示された内容について復習し身に付ける(0.5時間).課題の内容については次回解説する. |
第5回 | 変数と演算子: 値を格納する変数について理解する。値には型があり様々なプログラミング言語においても基本的な考え型は同様である。変数に値を格納する方法(代入)を理解する。これらの変数や定数を使った演算を行なう演算子について学ぶ。テキストの該当箇所を読んで予習する(0.5時間).講義で示された内容について復習し身に付ける(0.5時間).課題の内容については次回解説する. |
第6回 | 配列: 複数の値をまとめて格納する配列について、初歩的な使い方として値の代入および読み取り方を学ぶ。テキストの該当箇所を読んで予習する(0.5時間).講義で示された内容について復習し身に付ける(0.5時間).課題の内容については次回解説する. |
第7回 | 確認演習: これまでの内容について理解度を確認する。演習の後に解説を行なう。テキストの該当箇所を読んで予習する(0.5時間).講義で示された内容について復習し身に付ける(0.5時間).課題の内容については次回解説する. |
第8回 | フローチャート,If, For: 処理の流れの表現方法であるフローチャートを学ぶ。条件によって処理を分ける方法(if文)を理解する。処理を繰り返す(ループ)方法(for文)を理解する.テキストの該当箇所を読んで予習する(0.5時間).講義で示された内容について復習し身に付ける(0.5時間).課題の内容については次回解説する. |
第9回 | デバッガ: 動的にプログラムの動きが観察できるデバッグについて学ぶ。デバッガを使ってfor, if文での処理の動きを確認し、フローチャートについて復習する。テキストの該当箇所を読んで予習する(0.5時間).講義で示された内容について復習し身に付ける(0.5時間).課題の内容については次回解説する. |
第10回 | 多次元配列: 配列を2次元以上に拡張した多次元配列の初期化、宣言及び参照方法等について学ぶ。テキストの該当箇所を読んで予習する(0.5時間).講義で示された内容について復習し身に付ける(0.5時間).課題の内容については次回解説する. |
第11回 | while: ループ処理のもう一つであるwhile文について、for文との違いや使い処を学ぶ。テキストの該当箇所を読んで予習する(0.5時間).講義で示された内容について復習し身に付ける(0.5時間).課題の内容については次回解説する. |
第12回 | 外部ライブラリ: C言語が広く使われる理由の一つである拡張性の高さを、外部ライブラリのlibpngやncursesを通じて体験すると共に、外部ライブラリの使い方を学ぶ。加えて、標準関数であるmath.hやassert.hの使い方について学ぶ。テキストの該当箇所を読んで予習する(0.5時間).講義で示された内容について復習し身に付ける(0.5時間).課題の内容については次回解説する. |
第13回 | ポインタと構造体: ポインタの概念について学び、ポインタを使用するソースコードを読めるようにする。変数のパッケージ化を行なう構造体について学ぶ。テキストの該当箇所を読んで予習する(0.5時間).講義で示された内容について復習し身に付ける(0.5時間).課題の内容については次回解説する. |
第14回 | 関数: 関数の宣言、利用方法について学び、これまでに標準関数や外部ライブラリで利用してきた関数を自身で定義できるようにする。テキストの該当箇所を読んで予習する(0.5時間).講義で示された内容について復習し身に付ける(0.5時間).課題の内容については次回解説する. |
第15回 | 平常試験及びその解説: 解説を基に解けなかった内容ついて理解し,復習する(l1時間)。 |
その他
教科書 |
喜多 一 (著), 岡本 雅子 (著), 藤岡 健史 (著), 吉川 直人 (著) 『写経型学習によるC言語プログラミングワークブック』 共立出版 2012年
独学にも適した教科書なので、授業のタイミングに合わせず自身の理解度に合わせて予習して下さい。
|
---|---|
参考書 |
B.W.カーニハン/D.M.リッチー著、石田 晴久訳 『プログラミング言語C』 共立出版 1989年 第初版
現在は、入門書から実用書まで多くの参考書が出版されているので自由に選択して下さい。
|
成績評価の方法 及び基準 |
授業中の演習課題及び定期試験から総合的に評価する。 評価の指針は次の通りとする。 演習課題:50%、定期試験:50%。 |
質問への対応 | 授業中も可能、講義の後は電子メールを利用。 |
研究室又は 連絡先 |
研究室、メールアドレス等は授業中に指示します。 |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 16:40 ~ 18:10 駿河台校舎 タワー・スコラ S1503室
|
学生への メッセージ |
演習を中心に体得して下さい。 |