2019年 理工学部 シラバス - 電気工学科
設置情報
科目名 | エネルギー環境工学 | ||
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設置学科 | 電気工学科 | 学年 | 4年 |
担当者 | 吉川 将洋 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | I54M |
クラス | A・B | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 本講義では、①日本のエネルギー事情、電気エネルギー需給の概要、②高効率発電技術の近代における歴史的発展の経緯、③発電技術がシステム工学、熱工学、材料工学、化学工学および環境工学の集体系である事を理解できるようになる。さらに、環境にやさしい重要技術となる④燃料電池、ガスタービン技術、石炭ガス化技術については、必要な知識を持つことができると共に、⑤高効率発電と環境保全技術との関連を説明できるようになる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
スライドおよび板書を併用し講義形式で行う。 |
履修条件 | 発変電工学Ⅰ、発変電工学Ⅱを履修していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 【事前準備】シラバスの内容を確認の上、授業に臨むこと(60分) 【講義内容】全講義の概要説明と最近のエネルギーに関するトピックの紹介 【事後学習】紹介したトピックについて各自が調査し、学生間でさらに議論してまとめること(180分) |
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第2回 | 【事前準備】指定した最新資料を読み日本のエネルギー事情について疑問点を整理すること(120分) 【講義内容】世界・日本のエネルギー事情について 【事後学習】日本のエネルギー事情と電力事情について整理し、ノートにまとめること(120分) |
第3回 | 【事前準備】教科書P80~P108ならびに発変電工学Ⅰで使用した教科書該当部分について読み発電システムの概要について忘れている点等を整理しておくこと(120分) 【講義内容】電力と各種発電システム 【事後学習】日本における過去の電源構成と現在の電源構成との違い・変化を整理しまとめておくこと(120分) |
第4回 | 【事前準備】地球温暖化問題への世界の取り組みや、日本の取り組みについて調べ、質問を取りまとめておくこと(120分) 【講義内容】エネルギーと環境1(電気事業におけるCO2対策、温室効果ガス排出状況等 【事後学習】京都議定書の約束値と日本の目標値達成状況についてまとめておくこと(120分) |
第5回 | 【事前準備】第二約束期間以降の地球温暖化取り組み状況について調べておくこと(120分) 【講義内容】エネルギーと環境2 【事後学習】現在の日本の削減目標を達成するための具体的な取り組みについて調査すること(120分) |
第6回 | 【事前準備】火力発電技術の理解に不可欠な熱力学について予習しておくこと(120分) 【講義内容】熱力学基礎と宿題内容の説明 【事後学習】講義内容に関連する例題を解き、宿題を行うこと(120分) |
第7回 | 【事前準備】ガスタービンや汽力発電の基本サイクルであるブレイトンサイクルとランキンサイクルについて予習しておくこと(120分) 【講義内容】ガスタービン複合発電技術 【事後学習】宿題を行うこと(120分) |
第8回 | 【事前準備】石炭の微粉炭燃焼とガス化技術に関して該当する教科書を読み、理解できない箇所をまとめておくこと(120分) 【講義内容】石炭ガス化技術 【事後学習】空気吹き、酸素吹きIGCCについて両者の特徴をまとめておくこと(120分) |
第9回 | 【事前準備】これまでに提出した宿題を復習し、質問点を整理しておくこと(120分) 【講義内容】宿題の解説と演習(発展問題) 【事後学習】解けなかった問題について復習すること(120分) |
第10回 | 【事前準備】教科書P116~P137を読み、質問点を整理しておくこと(120分) 【講義内容】負荷平準化の必要性と電力貯蔵技術 【事後学習】電力貯蔵技術を5つのエネルギー変換技術で整理できることや、電池の種類をまとめておくこと(120分) |
第11回 | 【事前準備】燃料電池に関する効率や起電力の計算方法について予習すること(120分) 【講義内容】燃料電池基礎(開発背景・原理・歴史) 【事後学習】講義で出題した宿題について実施すること(120分) |
第12回 | 【事前準備】燃料電池の種類を調べ、PEFCに関して事前に調べておくこと(120分) 【講義内容】低温形燃料電池 【事後学習】講義で出題した宿題について実施すること(120分) |
第13回 | 【事前準備】溶融炭酸塩形および固体酸化物形燃料電池についてその発電原理原理を事前に調べ、質問点をまとめておくこと(120分) 【講義内容】高温形燃料電池発電 【事後学習】燃料電池の起電力計算方法やガス流量計算方法を取りまとめておくこと(120分) |
第14回 | 【事前準備】メーカーが用意しているエネファームのカタログを入手し、分からないところをまとめておくこと(120分) 【講義内容】燃料電池発電システムと燃料電池に関する宿題・演習問題の解説 【事後学習】 |
第15回 | 【事前準備】第14回までの講義内容・宿題・演習の振返りを行うこと(120分) 【講義内容】理解度確認試験と解説 【事後学習】解けなかった問題を復習すること(120分) |
その他
教科書 |
田中忠良 『環境エネルギー工学』 パワー社 1999年 第2版
関連する資料を適宜配布
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
宿題・演習(30)/定期試験(70) 括弧内は配分 宿題・演習+理解度確認試験(100点満点)が90点以上 宿題・演習+理解度確認試験(100点満点)が80点以上 宿題・演習+理解度確認試験(100点満点)が70点以上 宿題・演習+理解度確認試験(100点満点)が60点以上 |
質問への対応 | 随時対応します。メールまたは電話で連絡下さい。日時・場所を設定します。 |
研究室又は 連絡先 |
タワースコラS1502 |
オフィスアワー |
火曜 駿河台 10:00 ~ 11:30
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学生への メッセージ |