2019年 理工学部 シラバス - 電気工学科
設置情報
科目名 | 電気工学のための数学 | ||
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設置学科 | 電気工学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 星野 貴弘 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 土曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | I63A |
クラス | A・B | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 電気工学の専門科目では様々な数式を扱います。その理由の1つとして電気工学全般で現れる数式には物理的な意味や物理現象を含んでいるからです。本講義では,電気電子工学の基礎科目となる電気回路,電子回路,電磁気学などで必要とされる数学的基礎を養い,数式を電気工学の専門科目で自由自在に使いこなせる知識を得る事を目的としています。 |
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授業形態及び 授業方法 |
授業は,基本的にパワーポイントを用いて進みます。受講者は,事前に授業のスライドを印刷するか,ノートPC,タブレット等にスライドデータをダウンロードするなどしてから受講してください。 |
履修条件 | 前期に開講された本科目を履修し,不合格となった学生(D評価)を対象とする。 |
授業計画
第1回 | 講義概要 本講義で対象とする学習項目,必要となる数学的知識,成績評価等について -ベクトルの基礎1―(4.1~4.3※) ※教科書の対応する章,節番号 ベクトルの概念,ベクトルの基本演算,単位ベクトル 事前学習:高校数学(数学Ⅰ~Ⅲ,A, B)の内容を復習する(240分) |
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第2回 | -ベクトルの基礎2-(4.4) スカラ積,ベクトル積,スカラ積とベクトル積の性質 事前学習:前回内容の復習,教科書の該当箇所をよく読み,疑問点等を整理する。(120分) 事後学習:出題された演習・レポート課題及び関連する教科書の類題を解く。(120分) |
第3回 | -関数1-(1.1) 三角関数,加法定理,逆三角関数 事前学習:前回内容の復習,教科書の該当箇所をよく読み,疑問点等を整理する。(120分) 事後学習:出題された演習・レポート課題及び関連する教科書の類題を解く。(120分) |
第4回 | -関数2-(1.2) 指数関数,対数関数 ,常用対数,自然対数,双曲線関数 事前学習:前回内容の復習,教科書の該当箇所をよく読み,疑問点等を整理する。(120分) 事後学習:出題された演習・レポート課題及び関連する教科書の類題を解く。(120分) |
第5回 | -微分-(2.1, 2.2) 微分の定義,合成関数の微分,高階微分,偏微分 事前学習:前回内容の復習,教科書の該当箇所をよく読み,疑問点等を整理する。(120分) 事後学習:出題された演習・レポート課題及び関連する教科書の類題を解く。(120分) |
第6回 | -積分1-(2.3) 原始関数と不定積分,置換積分,部分積分法,定積分 事前学習:前回内容の復習,教科書の該当箇所をよく読み,疑問点等を整理する。(120分) 事後学習:出題された演習・レポート課題及び関連する教科書の類題を解く。(120分) |
第7回 | -積分2-(2.4) 多重積分,線積分,面積分 事前学習:前回内容の復習,教科書の該当箇所をよく読み,疑問点等を整理する。(120分) 事後学習:出題された演習・レポート課題及び関連する教科書の類題を解く。(120分) |
第8回 | 中間理解度確認試験・解説 (第1回~第7回の内容) 事前学習:中間理解度確認試験の対策(240分) |
第9回 | -行列1-(3.1,3.2) 行列の基本,行列の基本演算,単位行列,転置行列 事前学習:前回内容の復習,教科書の該当箇所をよく読み,疑問点等を整理する。(120分) 事後学習:出題された演習・レポート課題及び関連する教科書の類題を解く。(120分) |
第10回 | -行列2-(3.2, 3.3) 逆行列の基本,行列と連立方程式,行列式 事前学習:前回内容の復習,教科書の該当箇所をよく読み,疑問点等を整理する。(120分) 事後学習:出題された演習・レポート課題及び関連する教科書の類題を解く。(120分) |
第11回 | -行列3-(3.3) 行列式の性質,余因子展開,クラメールの公式 事前学習:前回内容の復習,教科書の該当箇所をよく読み,疑問点等を整理する。(120分) 事後学習:出題された演習・レポート課題及び関連する教科書の類題を解く。(120分) |
第12回 | -ベクトルの微分演算1-(4.5, 4.6) 勾配,発散,関連する定理・法則 事前学習:前回内容の復習,教科書の該当箇所をよく読み,疑問点等を整理する。(120分) 事後学習:出題された演習・レポート課題及び関連する教科書の類題を解く。(120分) |
第13回 | -ベクトルの微分演算2-(4.5, 4.6) 回転,関連する定理・法則 事前学習:前回内容の復習,教科書の該当箇所をよく読み,疑問点等を整理する。(120分) 事後学習:出題された演習・レポート課題及び関連する教科書の類題を解く。(120分) |
第14回 | -複素数―(5.1, 5.2) 複素数の基本演算,複素数の表現形式,オイラーの公式,ド・モアブルの定理 事前学習:前回内容の復習,教科書の該当箇所をよく読み,疑問点等を整理する。(120分) 事後学習:出題された演習・レポート課題及び関連する教科書の類題を解く。(120分) |
第15回 | 期末理解度確認試験・解説 (第9回~第14回の内容) 事前学習:期末理解度確認試験の対策。(240分) |
その他
教科書 |
浜松芳夫・星野貴弘 『電気電子数学入門 線形代数・ベクトル解析・複素数』 オーム社 2012年 第1版
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
全授業回数の3分の2回以上出席した学生に対して以下の配分に基づき成績評価を行う。 ①演習・レポートの評価:40% ②試験:60% |
質問への対応 | 随時対応します。電話またはメールで連絡下さい。日時を設定します。 原則,授業内の演習課題はその講義中に,レポート課題の解答は次回の講義時に解説します。 また,解答解説後はCSTポータル(https://newportal.cst.nihon-u.ac.jp/cst/top.do)上でも解答を公開しますので,そちらも参考にしてみてください。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎 タワースコラ16階1602室 Tel:03-3259-0769 E-mail:hoshino.takahiro@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
土曜 船橋 15:00 ~ 16:30 船橋校舎6号館618室
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学生への メッセージ |
微分積分学,線形代数も併せて受講することを薦めます。基本的な数学が理解できれば専門科目でも自由に計算ができるようになりますので十分に復習するように心がけてください。 |