2019年 理工学部 シラバス - 電子工学科
設置情報
科目名 | 回路理論のための基礎数学 | ||
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設置学科 | 電子工学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 大谷・佐伯 他 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | J23A |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 回路理論I・IIを学ぶ上で必要となる数学を修得し線形回路解析をすることができる.回路理論Ⅰで行う直流・交流回路の基礎を理解することができる. |
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授業形態及び 授業方法 |
多くの教員とTAが参加する寺子屋方式で行う.単なる座学でなく実践的な演習を中心に行う.また,グループ演習を行うことにより自ら取り組む力を養う. 本科目は未来博士工房対応科目である. |
履修条件 | 選択科目だが全員受講すること. |
授業計画
第1回 | 式を立てる(1)・・・オームの法則,起電力,電圧降下・逆起電力,合成抵抗 逆起電力の概念を理解することで,電流の向きと逆起電力の向きを考慮し回路方程式を立式できることを目指す. 【事前学習】シラバスの内容を確認の上,授業に臨むこと(120分) 【事後学習】配付資料及び教科書の該当箇所を確認し,課題と章末問題を解き理解する(120分) |
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第2回 | 式を立てる(2)・・・直列回路,並列回路,直列並列混合回路 分圧・分流および,3個以上の受動素子の接続を理解することを目指す. 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておく(120分) 【事後学習】配付資料及び教科書の該当箇所を確認し,課題と章末問題を解き理解する(120分) |
第3回 | 式を立てる(3)・・・電源の等価変換,直流電力 電圧源・電流源の特性および,それぞれの等価変換を理解すること,負荷抵抗に最大の電力を得るための条件を理解することを目指す. 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておく(120分) 【事後学習】配付資料及び教科書の該当箇所を確認し,課題と章末問題を解き理解する(120分) |
第4回 | 式を立てる(4)・・・キルヒホッフの法則,閉電流解析 回路方程式立式における未知数の判別,必要な式の数を理解し,確実にキルヒホッフの法則(電圧側KVL,電流側KCL)および,閉電流解析の立式ができることを目指す. 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておく(120分) 【事後学習】配付資料及び教科書の該当箇所を確認し,課題と章末問題を解き理解する(120分) |
第5回 | 交流波形(1)・・・三角関数の分解と合成、加法定理、三角関数・時間関数の微積分 交流回路解析に使用する三角関数および微分・積分法を理解することを目指す. 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておく(120分) 【事後学習】配付資料及び教科書の該当箇所を確認し,課題と章末問題を解き理解する(120分) |
第6回 | 交流波形(2)・・・フーリエ級数 いかなる周期波形も三角関数の重ね合わせで表現できることを理解する. 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておく(120分) 【事後学習】配付資料及び教科書の該当箇所を確認し,課題と章末問題を解き理解する(120分) |
第7回 | 直流回路の解析・・・第1回~第6回までに学んだことを複合した講義 グループワーク室にて行う. 【事前学習】これまでの配付資料の理解及び,事前課題を解く(120分) 【事後学習】配付資料及び教科書の該当箇所を確認し,課題と章末問題を解き理解する(120分) |
第8回 | 交流回路を解く・・・微分・積分による回路解析 直流回路・交流回路における受動素子の応答を理解する. 各素子の交流に対する応答を理解する. R-L,R-C回路を微分方程式で解く. 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておく(120分) 【事後学習】配付資料及び教科書の該当箇所を確認し,課題と章末問題を解き理解する(120分) |
第9回 | 交流回路の解析(1)・・・三角関数と複素数の類似性 交流回路解析におけるベクトル記号法の基礎となる三角関数と複素数の類似性及び,直交座標表示・極座標表示・指数表示の取り扱い,相互の変換を理解する. 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておく(120分) 【事後学習】配付資料及び教科書の該当箇所を確認し,課題と章末問題を解き理解する(120分) |
第10回 | 交流回路の解析(2)・・・オイラーの公式とその応用 電圧・電流のベクトル図を書く.ベクトル記号法で合成インピーダンスを求めることを理解する. 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで理解できないヶ所を質問できるようまとめておく(120分) 【事後学習】配付資料及び教科書の該当箇所を確認し,課題と章末問題を解き理解する(120分) |
第11回 | 交流回路の解析(3)・・・ベクトル記号法による回路解析 交流回路各部の電圧・電流の大きさ・位相をベクトル記号法により求め,入力信号に対する回路の応答を理解する. 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておく(120分) 【事後学習】配付資料及び教科書の該当箇所を確認し,課題と章末問題を解き理解する(120分) |
第12回 | 交流回路の解析(4)・・・第6回~第11回までに学んだことを複合した解析 交流回路の解析および,必要となる基礎数学について演習を行う. グループワーク室にて行う. 【事前学習】これまでの配付資料の復習及び,事前課題を解く(120分) 【事後学習】配付資料及び教科書の該当箇所を確認し,課題と章末問題を解き理解する(120分) |
第13回 | 周波数応答・・・媒介変数(ω)表示、ベクトル軌跡 R-L回路,R-C回路のインピーダンスZ,アドミタンスYの軌跡,フィルタ回路の周波数特性を理解する. 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておく(120分) 【事後学習】配付資料及び教科書の該当箇所を確認し,課題と章末問題を解き理解する(120分) |
第14回 | 総合演習2 直流回路・交流回路の解析および,必要となる基礎数学について試験形式の演習及びその解説を行う. 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで理解できない箇所を質問できるようまとめておく(120分) 【事後学習】配付資料及び教科書の該当箇所を確認し,課題と章末問題を解き理解する(120分)次回平常試験に向けて対策 |
第15回 | 平常試験及びその解説 【事前学習】これまでの講義内容を理解し試験に臨む(240分) |
その他
教科書 |
作田幸憲,今池健,永田知子 『エレクトロニクスのための回路理論』 コロナ社 2017年 第1版
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
平常点(40%) 試験(60%) |
質問への対応 | 随時研究室にて. |
研究室又は 連絡先 |
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オフィスアワー |
火曜 船橋 10:30 ~ 11:40 大谷 414室
月曜 船橋 12:15 ~ 13:15 佐伯 432室
月曜 船橋 12:10 ~ 13:10 今池 413室
木曜 船橋 11:00 ~ 12:00 永田 434室
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学生への メッセージ |