2019年 理工学部 シラバス - 電子工学科
設置情報
科目名 | 電気計測 | ||
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設置学科 | 電子工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 大谷 昭仁 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | J31C |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 当該科目を履修した結果、最新の電子計測器の原理を理解するための基礎的知識を得ることができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
(講義)パワーポイントと板書を併用し、講義を進めるとともに演習問題を行う。 (その他)予習復習を行うためのレポート提出。 |
履修条件 | 電磁気学、電子回路とともに学習することが望ましい。 |
授業計画
第1回 | (ガイダンス) 当該授業の重要性、位置づけを明確にし、これから半年館、「電気計測」でどのようなことを学ぶかを理解する。 予習:シラバスの内容を確認の上、授業に臨むこと。2時間 復習:次回の予習のためのレポート課題を解くこと。2時間 レポート解説は第2回講義にて実施 |
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第2回 | (測定の基礎) 測定と計測の違いを明らかにし、測定の基礎的事項について理解する。測定法の種類ごとの特徴を理解するとともに、測定誤差の原因、補正について理解する。 予習:教科書1ページから17ぺージを読み、演習問題を解いておくこと。2時間 復習:標準偏差の考え方を理解すること。2時間 |
第3回 | (単位と標準) 単位の重要性と国際単位系について理解する。トレーサビリティを理解する。 予習:教科書18ページから30ページを読み、演習問題を解いておくこと。2時間 復習:課題レポートの提出を行うこと。2時間 レポート解説は第4回講義にて実施 |
第4回 | (電気計器) 指示電気計の分類、構成、動作原理、誤差要因、駆動装置、制御装置、制動装置を理解する。 予習:教科書31ページから43ページを読むこと。2時間 復習:課題レポートの提出を行うこと。2時間 レポート解説は第5回講義にて実施 |
第5回 | (電流計、検流計) 測定電流拡大のための分流器の種類、使用方法、原理を理解する。 予習:教科書43ページから47ページを読むこと。2時間 復習:課題レポートの提出を行うこと。2時間 レポート解説は第6回講義にて実施 |
第6回 | (電圧計、負荷効果) 電圧計の原理、負荷効果による測定誤差の発生について理解する。 予習:教科書48ページから62ページを読むこと。演習問題を解いておくこと。2時間 復習:課題レポートの提出を行うこと。2時間 レポート解説は第7回講義にて実施 |
第7回 | (電圧、電流の測定) 精度の高い測定が可能な電位差計の種類、原理、使用法を理解する。 予習:教科書63ページから73ページを読むこと。演習問題を解いておくこと。2時間 復習:課題レポートの提出を行うこと。2時間 レポート解説は第8回講義にて実施 |
第8回 | (抵抗の測定) 通常の抵抗、非常に低い抵抗、非常に高い抵抗値の各抵抗値の定義とその測定法について理解する。また、標準抵抗器の実現方法についても理解する。 予習:教科書74ページから99ページを読むこと。演習問題を解いておくこと。2時間 復習:課題レポートの提出を行うこと。2時間 レポート解説は第9回講義にて実施 |
第9回 | (インピーダンスの測定) インピーダンスの等価回路から、周波数特性を理解するとともに、交流抵抗器、コイル、コンデンサの種類、特徴を理解する。 予習:教科書100ページから113ページを読むこと。2時間 復習:課題レポートの提出を行うこと。2時間 レポート解説は第10回講義にて実施 |
第10回 | (交流ブリッジ法) インピーダンス精密測定法としての各種交流ブリッジ法を理解する。またQメータの原理について理解する。 予習:教科書113ページから124ページを読むこと。演習問題を解いておくこと。2時間 復習:課題レポートの提出を行うこと。2時間 レポート解説は第11回講義にて実施 |
第11回 | (電力、電力量の測定) 直流電力と、交流電力の測定について理解する。また、電力量の測定器として、代表的な誘導型電力量計と、高電圧や大電流を測定する際に用いられる計測用変成器について理解する。 予習:教科書125ページから136ページを読むこと。演習問題を解いておくこと。2時間 復習:教科書の読み直し。 2時間 |
第12回 | (周波数、時間の測定) 標準電波、周波数標準発生器と周波数カウンタの特徴、原理を理解する。 予習:教科書137ページから141ページを読むこと。演習問題を解いておくこと。2時間 復習:課題レポートの提出を行うこと。2時間 レポート解説は第13回講義にて実施 |
第13回 | (波形、位相、スペクトル、ひずみ測定) 波形測定として用いられるオシロスコープの種類、原理、特徴を理解するとともに、波形測定からの位相測定、スペクトル測定、ひずみ測定について理解する。 予習:教科書142ページから160ページを読むこと。演習問題を解いておくこと。2時間 復習:教科書の読み直し。2時間 |
第14回 | (磁気測定) 磁界測定として、探りコイル法、ホール素子測定法、磁気変調器測定法、SQUID測定法、MRI測定法を理解する。また、磁化曲線の測定、鉄損の測定についても理解する。 予習:教科書161ページから172ページを読むこと。演習問題を解いておくこと。2時間 復習:教科書の読み直し。2時間 |
第15回 | (平常試験及び解説) 予習:講義内で説明をおこなった重要ポイント問題を確認すること。2時間 復習:平常試験問題を再度、解きなおし重要ポイントを理解すること。2時間 |
その他
教科書 |
菅野充著「改訂電磁気計測」 電子情報通信学会大学シリーズ B-2 コロナ社 1991改訂版
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参考書 |
必要に応じて指示をします。
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成績評価の方法 及び基準 |
平常試験に加えて、レポート、演習、講義中の質疑応答を加味して評価する。 平常試験(70%)、レポート宿題等(20%)、その他(10%) |
質問への対応 | 随時、直接およびメール等で対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
研究室:4号館414室 メールアドレス:ootani.akihito@nihon-u.ac.jp 電話:047-469-5452 |
オフィスアワー |
火曜 船橋 10:30 ~ 11:40
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学生への メッセージ |