2019年 理工学部 シラバス - 電子工学科
設置情報
科目名 | 回路理論Ⅱ | ||
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設置学科 | 電子工学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 作田 幸憲 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜2 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | J32C |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | エレクトロニクス機器は受動素子(R,L,C)と半導体を中心として創られており,機器を設計する上で回路理論は重要である。回路理論は電子工学・情報工学の基礎であり,電子工学はもちろん,情報工学を志す学生にとっても必須の学問である。 この科目を修得することにより,受動回路の周波数特性を含めた解析ができるようになる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義を主体とし,理解を助けるため例題による勉強および演習を行う。教科書を主とするが,適宜内容を補充しながら講義を進める。また,随時演習を行う外,宿題を課して理解を深めるようにする。 |
履修条件 | 「回路理論I」を履修していること。 |
授業計画
第1回 | 回路理論Iの復習(複素数演算)を兼ねて,RC(RL)回路の解析法について再確認する。教科書の4章の内容について,再度不明なところがないか確認し,分からないところ等を質問できるよう整理しておくこと(予習120分)。勉強した重要項目について学生間で議論し発表できるようにしておくこと(復習120分)。 |
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第2回 | 合成インピーダンス,RC回路入出力電圧比の周波数特性(大きさと位相)について勉強する。教科書の5章の内容について,再度不明なところがないか確認し,分からないところ等を質問できるよう整理しておくこと(予習120分)。勉強した重要項目について学生間で議論し発表できるようにしておくこと(復習120分)。 |
第3回 | デシベル:伝達特性の表現法として,デシベルによる表し方を勉強する。教科書のp.57からp.59の内容について分からないところ等を質問できるよう整理しておくこと(予習120分)。勉強した重要項目について学生間で議論し発表できるようにしておくこと(復習120分)。 |
第4回 | 共振回路1:直列共振回路のZ,Y,ベクトル図,帯域等について勉強する。教科書のp.53からp.57の内容を中心に勉強するが,4章で勉強したベクトル図等もあるので不明なところがないか確認し,分からないところ等を質問できるよう整理しておくこと(予習120分)。勉強した重要項目について学生間で議論し発表できるようにしておくこと(復習120分)。 |
第5回 | 共振回路2:並列共振回路,双対性,共振回路の特徴,応用等について勉強する。教科書のp.57の内容を中心に勉強するが,理解を助けるため,章末問題[5.4]~[5.6]及び[5.8],[5.9]についても勉強しておくこと(予習120分)。勉強した重要項目について学生間で議論し発表できるようにしておくこと(復習120分)。 |
第6回 | 小演習:LR・R1-R2-C回路の周波数特性を取り上げ,伝達特性を求めてみる。解法として,電源の等価変換利用による解法についても理解を深める。今まで勉強したところについて,分からないところを整理し(予習120分),必ず質問等をし,理解するよう努めること。また,今回の演習も含め,中間試験に備えて勉強すること(復習120分)。 |
第7回 | 中間試験および解説。教科書の1,2章について章末問題及びその解答等も含め勉強すること(予習180分)。解説したことについて,よくわからなかったこと等を整理し,必ず質問し,理解するよう努めること(復習60分)。 |
第8回 | 交流電力1 時間領域での電力の計算と共に,記号演算による電力の計算について勉強する。教科書のp.62からp.65を読んで分からないところ等質問できるよう整理しておくこと,また,この範囲内にある例題,課題についても勉強しておくこと(予習120分)。勉強した重要項目について学生間で議論し発表できるようにしておくこと(復習120分)。 |
第9回 | 交流電力2 電力に係わる2,3の話題についても勉強する。教科書のp.65からp.70を読んで分からないところ等質問できるよう整理しておくこと,また,この範囲内にある例題,課題についても勉強しておくこと(予習120分)。勉強した重要項目について学生間で議論し発表できるようにしておくこと(復習120分)。 |
第10回 | 回路解析法1:重ね合わせの理について学ぶ。教科書のp.71からp.74を読んで分からないところ等質問できるよう整理しておくこと,また,この範囲内にある例題,課題についても勉強しておくこと(予習120分)。勉強した重要項目について学生間で議論し発表できるようにしておくこと(復習120分)。 |
第11回 | 回路解析法2:電源の等価変換と鳳・テブナンの定理について学ぶ。教科書のp.74からp.77を読んで分からないところ等質問できるよう整理しておくこと,また,この範囲内にある例題,課題についても勉強しておくこと(予習120分)。勉強した重要項目について学生間で議論し発表できるようにしておくこと(復習120分)。 |
第12回 | 回路解析法3:節電圧解析,ノートンの定理について学ぶ。教科書のp.77からp.81を読んで分からないところ等質問できるよう整理しておくこと,また,この範囲内にある例題,課題についても勉強しておくこと(予習120分)。勉強した重要項目について学生間で議論し発表できるようにしておくこと(復習120分)。 |
第13回 | 交流ブリッジ,対称形回路について学ぶ。教科書のp.82からp.85を読んで分からないところ等質問できるよう整理しておくこと,また,この範囲内にある例題,課題についても勉強しておくこと(予習120分)。勉強した重要項目について学生間で議論し発表できるようにしておくこと(復習120分)。 |
第14回 | 無限回路,Y-⊿変換,零回路について学ぶ。教科書のp.85からp.90を読んで分からないところ等質問できるよう整理しておくこと,また,この範囲内にある例題,課題についても勉強しておくこと(予習120分)。勉強した重要項目について学生間で議論し発表できるようにしておくこと(復習120分)。 |
第15回 | 全体を総括し,総合学習を行う。教科書の5章から8章までの内容について勉強し,分からないところ等質問できるよう整理しておくこと(予習120分)。期末試験に備えて勉強した重要項目について学生間で議論し発表できるようにしておくこと(復習120分)。 |
その他
教科書 |
作田幸憲,今池 健,永田知子 『エレクトロニクスのための回路理論』 コロナ社
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
定期試験により評価する。 |
質問への対応 | いつでも対応します。 |
研究室又は 連絡先 |
4号館413室,sakuta.yukinori@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:15 ~ 13:15
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学生への メッセージ |