2019年 理工学部 シラバス - 電子工学科
設置情報
科目名 | 電子回路Ⅱ | ||
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設置学科 | 電子工学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 涌井 文雄 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | J41F |
クラス | 電子工学科 | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 各種トランジスタを用いた電子回路のふるまいを学習し、周波数特性との関係を体得する。簡単なアンプの解析設計が出来るようにする。(未来博士工房対象科目) |
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授業形態及び 授業方法 |
講義形式で、演習を行いながら進める。授業中に適時、自習・演習問題を配布する。 |
履修条件 | 必修。電子回路Iを合格していること。 トランジスタ、FETの動作点解析が出来ること。 直流回路基礎、交流回路基礎を履修しているか、再履修中のこと。 キルヒホッフの法則、電源の等価変換、テブナンの定理を重ね合わせの理に展開できること。 |
授業計画
第1回 | 電子回路1の学力確認と補強1 重ね合わせの理、受動電流源の取り扱い、学力確認小テスト [事前学習] ノートを準備し、エミッタ接地RC増幅回路の解析に対する回路理論を復習し、授業に備える。(90) [事後学習] ノート中で、小テストに対する解答を完成させる。ここで、不明部分もノートに記入する。(90) |
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第2回 | 電子回路1の実力確認と補強2 エミッタ接地RC増幅回路の動作点、負荷直線(DC,AC)[事前学習] 不明部分を簡潔に説明できるようにする。(90) [事後学習] ノートに記載したRC増幅器の解析法を身につける。不明箇所は、第1回目と同様に記入する。(90) |
第3回 | 電子回路1の実力確認と補強3 入出力ダイナミックレンジと利得の設定 [事前学習] 不明部分を簡潔に説明できるようにする。(90) [事後学習] ノートに記載した入出力ダイナミックレンジと利得の設定法を身につける。不明箇所は、第2回目と同様に処理する。(90) |
第4回 | ベース接地RC増幅器1 トランジスタのhパラメータ(エミッタ接地とベース接地) [事前学習] 不明部分を簡潔に説明できるようにする。(90) [事後学習] エミッタ接地とベース接地の特徴とパラメータ変換を身につける。(90) |
第5回 | ベース接地RC増幅器2 特性解析と設計 [事前学習] 不明部分を簡潔に説明できるようにする。(90) [事後学習] 特性解析と設計手法を身につける。(90) |
第6回 | コレクタ接地回路 ボルテージホロア、入出力インピーダンスの周波数特性、B級動作 [事前学習] 不明部分を簡潔に説明できるようにする。(90) [事後学習] ボルテージホロア、入出力インピーダンスの周波数特性などを理解する。(90) |
第7回 | (結合、バイパス)コンデンサ回路の周波数特性 切断周波数、伝達関数とボード線図、利得と位相 [事前学習] 不明部分を簡潔に説明できるようにする。(90) [事後学習] 切断周波数、伝達関数とボード線図、利得と位相などの解析法を身につける。(90) |
第8回 | エミッタ接地RC増幅器の周波数特性 切断周波数、伝達関数とボード線図、利得と位相 [事前学習] 不明部分を簡潔に説明できるようにする。(90) [事後学習] エミッタ接地RC増幅器の周波数特性の解析法を身につける。(90) |
第9回 | ベース接地RC増幅器の周波数特性 切断周波数、伝達関数とボード線図、利得と位相 [事前学習] 不明部分を簡潔に説明できるようにする。(90) [事後学習] ベース接地RC増幅器の周波数特性の解析法を身につける。(90) |
第10回 | FETを用いたRC増幅器1 FETの構造と電圧入力電流出力特性、gm [事前学習] 不明部分を簡潔に説明できるようにする。(90) [事後学習] FETの構造と電圧入力電流出力特性、gmなどを理解する。(90) |
第11回 | FETを用いたRC増幅器2 入出力特性、利得、設計 [事前学習] 不明部分を簡潔に説明できるようにする。(90) [事後学習] FETを用いたRC増幅器の設計・解析法を身につける。(90) |
第12回 | 電力増幅器 B級プッシュプル電力増幅 [事前学習] ノートに記載した不明部分を簡潔に説明できるようにする。(90) [事後学習] B級プッシュプル電力増幅器の特徴などを説明できるようにする。(90) |
第13回 | 演算増幅器 反転増幅と非反転増幅、周波数特性 [事前学習] 不明部分を簡潔に説明できるようにする。(90) [事後学習] 反転増幅と非反転増幅の解析・設計法を身に付け、ボード線図を描けるようにする。(90) |
第14回 | 電子回路の高周波限界1 回路の時定数、バイポーラトランジスタとFETのfTほか [事前学習] 不明部分を簡潔に説明できるようにする。(90) [事後学習] 回路の時定数、バイポーラトランジスタとFETのfTの意味を理解する。(90) |
第15回 | 電子回路の高周波限界2 エミッタ接地RC増幅器とFET回路のミラー容量 [事前学習] 不明部分を簡潔に説明できるようにする。(90) [事後学習] エミッタ接地RC増幅器とFET回路のミラー容量を解析できるようにする。(90) |
その他
教科書 |
教科書は特になし。必要に応じてプリント等を配布する。
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参考書 |
シリング、ビラブ 『トランジスタとICのための電子回路II』 朝倉出版
高橋寛(監修)/飯高成男・田口英雄(共著) 『絵ときでわかるトランジスタ回路』 オーム社 2000年
問題集を配布(電子回路Iで使用したものを継続使用)
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成績評価の方法 及び基準 |
定期試験、毎回の演習、レポート提出による。必要に応じて、中間試験、実力確認試験を行うことがある。 |
質問への対応 | 随時研究室にて。 |
研究室又は 連絡先 |
4号館426A号室(講義準備室) fwakui@kke.biglobe.ne.jp 内線:5577 |
オフィスアワー |
月曜 船橋 09:10 ~ 15:10 左記内容は、e.mailで調整できる場合がある。
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学生への メッセージ |
電子回路Iを合格していないと受講できない。電子回路Iを不合格になった者は、Iに登録変更すること。 毎回電卓、英和辞典を必携のこと。 |