2019年 理工学部 シラバス - 電子工学科
設置情報
科目名 | 超高周波工学 | ||
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設置学科 | 電子工学科 | 学年 | 4年 |
担当者 | 三枝 健二 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜1 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | J41I |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 高周波エレクトロニクス技術の基本的な要素である,マイクロ波を中心とした高周波の伝送,各種高周波機器およびその応用の実態について,知識と理解を深めることができる. |
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授業形態及び 授業方法 |
板書を中心にした講義形式をとる.3~4回の小テストを行い,理解度をチェックする. |
履修条件 | 電磁波工学を履修していることが望ましい. |
授業計画
第1回 | 講義内容の説明・分布定数線路 この授業の重要性,位置付けを明確にし,これから超高周波工学の授業でどのような ことを学ぶのかを説明する. 分布定数線路上の電圧,電流の一般解について説明する. 【事前学習】シラバスに目を通しておくこと.教科書の該当箇所を読んで,理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと.(120分) 【事後学習】次回小試験がある場合にも対応できるように,ノートおよび教科書の内容を見直し理解すること.(120分) |
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第2回 | 分布定数線路における波動伝搬,反射係数 分布定数線路上の波動の伝搬特性について説明する. 負荷インピーダンスの不整合に起因する反射係数について説明する. 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで,理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと.(120分) 【事後学習】次回小試験がある場合にも対応できるように,ノートおよび教科書の内容を見直し理解すること.(120分) |
第3回 | 分布定数線路上の定在波,2端子対回路 分布定数線路上に生じる定在波について説明する. 分布定数線路の2端子対回路としての扱いについて説明する.また,2端子対パラメータの1例としてZパラメータの計算例を示す. 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで,理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと.(120分) 【事後学習】次回小試験がある場合にも対応できるように,ノートおよび教科書の内容を見直し理解すること.(120分) |
第4回 | 2端子対パラメータ,2端子対回路表現の応用 2端子対パラメータであるFパラメータについて説明する. 2端子対回路表現の応用として,分布定数線路を用いたインピーダンス変換やインピーダンス整合について説明する. 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで,理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと.(120分) 【事後学習】次回小試験がある場合にも対応できるように,ノートおよび教科書の内容を見直し理解すること.(120分) |
第5回 | 散乱行列 散乱行列(Sマトリクス)について説明する. 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで,理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと.(120分) 【事後学習】次回小試験がある場合にも対応できるように,ノートおよび教科書の内容を見直し理解すること.(120分) |
第6回 | スミスチャート スミスチャートの活用法について説明する. 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで,理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと.(120分) 【事後学習】次回小試験がある場合にも対応できるように,ノートおよび教科書の内容を見直し理解すること.(120分) |
第7回 | 各種線路における高周波伝送1 平行2線,平行板線路,同軸線路における高周波の伝送について説明する. 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで,理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと.(120分) 【事後学習】次回小試験がある場合にも対応できるように,ノートおよび教科書の内容を見直し理解すること.(120分) |
第8回 | 各種線路における高周波伝送2 方形導波管における高周波の伝送について説明する. 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで,理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと.(120分) 【事後学習】次回小試験がある場合にも対応できるように,ノートおよび教科書の内容を見直し理解すること.(120分) |
第9回 | 各種線路における高周波伝送3 円形導波管,ストリップ線路,表面波線路における高周波の伝送について説明する. 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで,理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと.(120分) 【事後学習】次回小試験がある場合にも対応できるように,ノートおよび教科書の内容を見直し理解すること.(120分) |
第10回 | 高周波の受動回路素子1 高周波の受動回路素子である減衰器,マジックTなどについて説明する. 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで,理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと.(120分) 【事後学習】次回小試験がある場合にも対応できるように,ノートおよび教科書の内容を見直し理解すること.(120分) |
第11回 | 高周波の受動回路素子2 高周波の受動回路素子である方向性結合器,共振器などについて説明する. 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで,理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと.(120分) 【事後学習】次回小試験がある場合にも対応できるように,ノートおよび教科書の内容を見直し理解すること.(120分) |
第12回 | 高周波の受動回路素子3 高周波の受動回路素子に使用されるフェライトのマイクロ波との相互作用について説明する. 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで,理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと.(120分) 【事後学習】次回小試験がある場合にも対応できるように,ノートおよび教科書の内容を見直し理解すること.(120分) |
第13回 | 高周波の受動回路素子4 高周波の受動回路素子であるアイソレータ,サーキュレータについて説明する. 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで,理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと.(120分) 【事後学習】ノートおよび教科書の内容を見直し理解すること.(120分) |
第14回 | 平常試験及びその解説 【事前学習】平常試験に対し,これまでの内容を学習すること.(120分) 【事後学習】平常試験の内容を見直し,理解すること.(120分) |
第15回 | 高周波集積回路素子・高周波電子管 高周波集積回路で使用される素子について説明する. 電子と電磁波の相互作用,実用的な高周波電子管について説明する.高周波能動デバイス 高周波能動デバイスである半導体デバイス,発振デバイスについて説明する. 【事前学習】教科書の該当箇所を読んで,理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと.(120分) 【事後学習】ノートおよび教科書の内容を見直し理解すること.(120分) |
その他
教科書 |
平田 仁 『マイクロ波工学の基礎』 日本理工出版会 2004年 第1版
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参考書 |
授業の際提示する.
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成績評価の方法 及び基準 |
小試験(20%),平常試験(80%)の総合評価 |
質問への対応 | 随時 |
研究室又は 連絡先 |
4号館435室,saegusa.kenji@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 船橋 09:00 ~ 10:30
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学生への メッセージ |