2019年 理工学部 シラバス - 物質応用化学科
設置情報
科目名 | 資源環境工学 | ||
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設置学科 | 物質応用化学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 角田 雄亮 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L42Q |
クラス | 共通 | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 工学技術を実践するとき、それが資源と環境に及ぼす影響に配慮することは必須である。本講では、資源の変換と後始末の問題、すなわちこれを適正に処理するために必要な知識を学習し、以下の内容について学修することを目標とする。 (1)エネルギー資源の利用技術を十分に理解し、今後の資源利用について考察できる。 (2)資源利用と環境保全のバランスを考慮して実践的な環境配慮型技術を考察できる。 (3)ライフサイクルアセスメントを理解し、実践的な計算・評価を行うことができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
パワーポイントを用いて講義を行う。講義資料は事前に配布する。 |
履修条件 | 地球環境科学、環境化学、エネルギー資源化学のうち1科目以上を習得していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 〇エネルギー環境工学の概要 経済発展、資源の確保、環境保全の問題について講義する。 【事前学習】自身が考える資源確保の問題や環境保全について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、経済、資源、環境の関わりに対する考察を深める(120分) |
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第2回 | 〇エネルギー資源とその利用状況 資源の種類とその利用状況について概説する。 【事前学習】配布資料を一読し、不明な語句やエネルギー資源について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、エネルギー資源の利用法について考察を深める(120分) |
第3回 | 〇エネルギー問題①(石炭、石油) 石炭および石油の利用と環境汚染について概説する。 【事前学習】配布資料を一読し、不明な語句や石炭、石油の利用について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、石炭や石油の使用による環境汚染に対する考察を深める(120分) |
第4回 | 〇エネルギー問題②(天然ガス、火力発電) 天然ガスの利用、発電設備の現状や新たな技術について概説する。 【事前学習】配布資料を一読し、不明な語句や天然ガスや火力発電について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、発電によるエネルギーロスに対する考察を深める(120分) |
第5回 | 〇環境問題①(大気) 大気汚染、温室効果、オゾン層の破壊について概説する。 【事前学習】配布資料を一読し、不明な語句や大気環境について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、地球温暖化に対する考察を深める(120分) |
第6回 | 〇環境問題②(水質、土壌) 水質汚濁、土壌汚染について概説する。 【事前学習】配布資料を一読し、不明な語句や水質、土壌汚染について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、水質汚濁、土壌汚染に対する考察を深める(120分) |
第7回 | 〇環境問題③(廃棄物) 日本と他国の廃棄物処理対策を比較しながら概説する。 【事前学習】配布資料を一読し、不明な語句や他国の廃棄物処理について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、廃棄物処理対策について他国と日本の違いに関して考察を深める(120分) |
第8回 | 〇エネルギー対策①(自然エネルギー) 各種自然エネルギーの利用方法について概説する。 【事前学習】配布資料を一読し、不明な語句や自然エネルギーの現状について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、自然エネルギーの在り方に対する考察を深める(120分) |
第9回 | 〇エネルギー対策②(バイオマスエネルギー) バイオマスエネルギーの利用方法について概説する。 【事前学習】配布資料を一読し、不明な語句やバイオマスエネルギーの現状について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、バイオマスエネルギーの在り方に対する考察を深める(120分) |
第10回 | 〇エネルギー対策③(核エネルギー) 温暖化対策の一環として核エネルギーの利用について考える。 【事前学習】配布資料を一読し、不明な語句や原子力発電について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、核エネルギーの在り方に対する考察を深める(120分) |
第11回 | 〇今後の資源利用と推進すべき技術に関する考察 エネルギーは今後どのような方法で獲得すべきか自論を作成する 【事前学習】ここまでの講義内容について復習をする(120分) 【事後学習】自論作成の内容を受け、理解度が低かったと感じた箇所を重点的に復習する(120分) |
第12回 | 〇環境対策①(LCAの基礎) ライフサイクルアセスメントについて概説する。前回作成した論述課題のまとめも行う。 【事前学習】配布資料を一読し、ライフサイクルアセスメントについて下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、環境評価の在り方に対する考察を深める(120分) |
第13回 | 〇環境対策②(LCAの実際) ライフサイクルアセスメントの利用方法について概説する。 【事前学習】配布資料を一読し、ライフサイクルアセスメントを利用した具体例について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、ライフサイクルアセスメントの現実的な重要性について考察を深める(120分) |
第14回 | 〇環境対策③(LCAの演習) 基礎的なライフサイクルアセスメントの利用方法を修得するため演習を行う。 【事前学習】これまでのライフサイクルアセスメントを利用した具体例について復習し、演習問題に備える(120分) 【事後学習】演習の解説を受け、ライフサイクルアセスメントの利用方法について考察を深める(120分) |
第15回 | 〇理解度確認試験とその解説を行う。 【事前学習】ここまでの講義内容について復習をする(120分) 【事後学習】試験の解説を受け、理解度が低かった箇所を重点的に復習する(120分) |
その他
教科書 |
教科書は使用せず、講義資料を配布する。
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参考書 |
『資源・エネルギー工学要論』 世良 力 東京化学同人 2013年 第3版
『環境科学要論』 世良 力 東京化学同人 2011年 第3版
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成績評価の方法 及び基準 |
第11回の論述課題(40%)、第15回の理解度確認試験(60%)により評価する。 |
質問への対応 | 授業中外を問わず、随時対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
2号館3階231A号室 E-mail kakuta.yusuke@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 15:30 ~ 17:30 2号館231A室
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学生への メッセージ |
エネルギー資源や環境問題はどのような分野においても必要な知識となっている。過去の問題点と今後の対策について広く扱うので、知識を広く習得したい学生に受講を勧める。 |