2019年 理工学部 シラバス - 物質応用化学科
設置情報
科目名 | 量子化学 | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 物質応用化学科 | 学年 | 3年 |
担当者 | 梅垣 哲士 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 金曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | L51Q |
クラス | A 、 B | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 物質の性質や化学現象は,物質を構成する原子や電子の挙動によって支配されるため,原子や電子の状態を理解することが重要となる.これらの状態は,量子力学によって記述でき,量子力学の概念を理解することで性質や化学現象をより深く理解することができる.本講では,分光学的観点から,量子化学の概念により原子や分子の構造,化学結合や分子の物性を理解できるようになる. |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
板書およびプロジェクタを用いた講義形式で行う.なお,授業内容を把握してもらうために3回程度の演習も行う.なお,演習は行う前の回までにアナウンスし,演習を行った次の講義の時間に解説を行う. |
履修条件 | 物理化学I,物理化学IIを履修が望ましい。また,三角関数,微分積分,行列など数学に関してある程度なじんでおくことが望ましい。 |
授業計画
第1回 | ガイダンス,量子化学に関する基本事項の概説(1)エネルギー量子論 予習(120分),復習(120分):教科書および授業時の板書(必要に応じて参考書)の事前学習および復習 |
---|---|
第2回 | 量子化学に関する基本事項の概説(2)粒子性と波動性,波動方程式 予習(120分),復習(120分):教科書および授業時の板書(必要に応じて参考書)の事前学習および復習 |
第3回 | 電磁波とスペクトルの関係,原子の発光スペクトル 予習(120分),復習(120分):教科書および授業時の板書(必要に応じて参考書)の事前学習および復習 |
第4回 | 原子スペクトルの基本概念 予習(120分),復習(120分):教科書および授業時の板書(必要に応じて参考書)の事前学習および復習 |
第5回 | 電子吸収スペクトル 予習(120分),復習(120分):教科書および授業時の板書(必要に応じて参考書)の事前学習および復習 |
第6回 | 分子の発光スペクトル(1)基本概念 予習(120分),復習(120分):教科書および授業時の板書(必要に応じて参考書)の事前学習および復習 |
第7回 | 分子の発光スペクトル(2)応用例 予習(120分),復習(120分):教科書および授業時の板書(必要に応じて参考書)の事前学習および復習 |
第8回 | 粒子の振動運動に関する概説,ラマン散乱スペクトル 予習(120分),復習(120分):教科書および授業時の板書(必要に応じて参考書)の事前学習および復習 |
第9回 | 赤外吸収スペクトル(1)基本概念 予習(120分),復習(120分):教科書および授業時の板書(必要に応じて参考書)の事前学習および復習 |
第10回 | 赤外吸収スペクトル(2)応用例 予習(120分),復習(120分):教科書および授業時の板書(必要に応じて参考書)の事前学習および復習 |
第11回 | 粒子の回転運動に関する概説,電子スピン共鳴スペクトル 予習(120分),復習(120分):教科書および授業時の板書(必要に応じて参考書)の事前学習および復習 |
第12回 | 核磁気共鳴スペクトル(1)基本概念 予習(120分),復習(120分):教科書および授業時の板書(必要に応じて参考書)の事前学習および復習 |
第13回 | 核磁気共鳴スペクトル(2)応用例 予習(120分),復習(120分):教科書および授業時の板書(必要に応じて参考書)の事前学習および復習 |
第14回 | 演習と解説 予習(120分),復習(120分):教科書および授業時の板書(必要に応じて参考書)の事前学習および復習 |
第15回 | 平常試験および解説 予習(120分),復習(120分):教科書および授業時の板書(必要に応じて参考書)の事前学習および平常試験解説をもとにした復習 |
その他
教科書 |
中田宗隆著 『量子化学II 分光学理解のための20章』 東京化学同人 2004年 第1版
|
---|---|
参考書 |
中田宗隆著 『なっとくする量子化学』 講談社 2005年 第5版
中田宗隆著 『量子化学 基本の考え方16章』 東京化学同人 1995年 第1版
Donard A. McQuarrie,John D. Simon著,千原秀昭,江口太郎,斉藤一弥訳 『物理化学-分子論的アプローチ〈上〉』 東京化学同人 1999年 第1版
大野公一著 『量子化学』 化学入門コース6 岩波書店 1996年 第1版
|
成績評価の方法 及び基準 |
平常試験80%,演習20% |
質問への対応 | 講義中,あるいは講義後,随時受け付ける。また,e-mailでの質問も受け付ける。 |
研究室又は 連絡先 |
駿河台校舎2号館 2F 221B号室 e-mail:umegaki.tetsuo@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 09:30 ~ 18:00
|
学生への メッセージ |