2019年 理工学部 シラバス - 物理学科
設置情報
科目名 | 物理学実験Ⅱ | ||
---|---|---|---|
設置学科 | 物理学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 高橋・長山・中村 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3・4 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | M33O |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 基礎的な物理現象の観察を通して物理学に対する洞察を深める。また、種々の実験装置の取り扱いに慣れ、実験手法を学ぶ。共同実験を通して,コミニュケーション能力,自分を活かす力,互いを活かす力などを育むとともに,レポート作成を通してプレゼンテーション能力を養う |
---|---|
授業形態及び 授業方法 |
8つの基礎的実験テーマの中から,各自に指定された5つのテーマに関する実験をする.各実験3週目のレポート指導日の授業開始までにレポートをTAに提出する.8つの実験テーマは下記の通り。 論理回路の基礎/LCR回路の過渡特性と周波数特性/トランジスタ増幅回路/光ファイバーの伝送特性/インピーダンスと伝送特性/半導体の電気抵抗とホール係数/レーザー光の偏光と回折/コンピューターによる物理計測 |
履修条件 | 必修 |
授業計画
第1回 | [1.論理回路の基礎:1週目] デジタル信号を扱う上で基礎となる論理回路について学ぶ。真理値表を参考に論理回路素子の 動作をオシロスコープで確認し、論理回路の動作を理解する。 【事前学習】事前に配布した教科書を熟読し、実験内容を理解しておくこと。(60分) 【事後学習】実験データを解析する。(60分) |
---|---|
第2回 | [1.論理回路の基礎:2週目] いくつかの論理回路および真理値表を作り、正しく動作するか確認する。 【事前学習】事前に配布した教科書を熟読し、実験内容を理解しておくこと。(60分) 【事後学習】実験データを解析する。(60分) |
第3回 | 第1回レポート指導日 【事前学習】提出用レポートを作成する。(60分) 【事後学習】次回テーマの予習レポートを作成する。(60分) |
第4回 | [2.トランジスター増幅回路:1週目] トランジスターの特性表を利用して、小信号増幅回路を設計し、組み立てる。動作点のチェックを行う。1テーマ目の実験のレポートを提出する。 【事前学習】事前に配布した教科書を熟読し、実験内容を理解しておくこと。(60分) 【事後学習】実験データを解析する。(60分) |
第5回 | [2.トランジスター増幅回路:2週目] 入出力特性および周波数特性を測定する。実験値が設計値と一致しているか比較する。 【事前学習】事前に配布した教科書を熟読し、実験内容を理解しておくこと。(60分) 【事後学習】実験データを解析する。(60分) |
第6回 | 第2回レポート指導日 【事前学習】提出用レポートを作成する。(60分) 【事後学習】次回テーマの予習レポートを作成する。(60分) |
第7回 | [3.LCR回路の過渡特性と周波数特性:1週目] 現象が1階あるいは2階の微分方程式で表される電気回路の動作特性を学ぶ。電気回路(微分回 路、積分回路、振動回路)の過渡特性をオシロスコープで観測する。2テーマ目の実験のレポートを提出する。 【事前学習】事前に配布した教科書を熟読し、実験内容を理解しておくこと。(60分) 【事後学習】実験データを解析する。(60分) |
第8回 | [3.LCR回路の過渡特性と周波数特性:2週目] 電気回路(微分回路、積分回路、振動回路)の周波数特性をオシロスコープで観測する。 【事前学習】事前に配布した教科書を熟読し、実験内容を理解しておくこと。(60分) 【事後学習】実験データを解析し、1週目の解析結果と合わせてレポートにまとめる。(120分) |
第9回 | 第3回レポート指導日 【事前学習】提出用レポートを作成する。(60分) 【事後学習】次回テーマの予習レポートを作成する。(60分) |
第10回 | [4.光ファイバーの伝送特性:1週目] 光ファイバーの光強度分布、入射角特性、波長特性を測定する。3テーマ目の実験のレポートを提出する。 【事前学習】事前に配布した教科書を熟読し、実験内容を理解しておくこと。(60分) 【事後学習】実験データを解析する。(60分) |
第11回 | [4.光ファイバーの伝送特性:2週目] 光ファイバーの伝送損失率を測定する。また、発光ダイオードを用いて光ファイバーのパルス 伝送実験を行う。 【事前学習】事前に配布した教科書を熟読し、実験内容を理解しておくこと。(60分) 【事後学習】実験データを解析し、1週目の解析結果と合わせてレポートにまとめる。(120分) |
第12回 | 第4回レポート指導日 【事前学習】提出用レポートを作成する。(60分) 【事後学習】次回テーマの予習レポートを作成する。(60分) |
第13回 | [5.インピーダンスと伝送特性:1週目] 交流回路や伝送線の特性を理解する上で重要となる電気抵抗、電気容量、自己インダクタンス の測定方法を学ぶ。平行平板コンデンサーの電気容量、およびソレノイドの自己インダクタン スをLCRメーターで測定する。4テーマ目の実験のレポートを提出する。 【事前学習】事前に配布した教科書を熟読し、実験内容を理解しておくこと。(60分) 【事後学習】実験データを解析する。(60分) |
第14回 | [5.インピーダンスと伝送特性:2週目] 同軸ケーブルの電気容量および自己インダクタンスをLCRメーターで測定する。 【事前学習】事前に配布した教科書を熟読し、実験内容を理解しておくこと。(60分) 【事後学習】実験データを解析し、1週目の解析結果と合わせてレポートにまとめる。(120分) |
第15回 | 第5回レポート指導日 【事前学習】提出用レポートを作成する。(60分) |
その他
教科書 |
高野良紀ほか 『専門課程物理学実験』 裳華房 2012年 第1版
教科書はガイダンスの際に配布します。
|
---|---|
参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
レポートの内容のみで評価する。 期限を過ぎて提出されたレポートは採点しない。 評価が低いレポートは再提出させることがある。 |
質問への対応 | 各実験テーマに関する質問は、テーマ担当者に質問する。 実験全体に関する質問は、実験係(出村、関口)に質問する。 |
研究室又は 連絡先 |
ガイダンス時に配布する。 |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 13:20 ~ 16:30 各物理学実験室
|
学生への メッセージ |
実験の前に必ず教科書を精読してくること。 |