2019年 理工学部 シラバス - 数学科
設置情報
科目名 | 基礎化学 | ||
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設置学科 | 数学科 | 学年 | 1年 |
担当者 | 小林 令子 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 火曜4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | N24A |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 化学は、物質の性質やなりたち、変化等を扱う学問である。科学技術の発展に化学の知識はかかせない。本科目では、物質の物理化学的性質を中心に学ぶことによって、地球環境問題をはじめとする現象を理解し、説明することができるようになる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
板書を主体に、プロジェクターを併用した講義形式で行う。必要に応じてプリントを配布する。 |
履修条件 | 高校で何らかの化学を履修していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 科目概要の解説および基礎的事項の確認 科目の概要について解説。科学で使う単位、物質の構成単位としての原子、分子、イオンについて高校化学の復習。 【事前学習】(120分)原子、分子、イオンについて高校化学の復習をしておくこと。 【事後学習】(120分)ノートを整理し、演習問題ができるようにすること。 |
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第2回 | 物質量と化学反応式 物質量(モル)とは。化学反応の反応物と生成物の量的関係。 【事前学習】(120分)原子量、分子量、式量、物質量について学習しておくこと。 【事後学習】(120分)ノートを整理し、演習問題ができるようにすること。 |
第3回 | 原子の構造 原子の状態を規定する量子数と原子オービタル。 【事前学習】(120分)原子核、電子殻、最外殻電子について学習しておくこと。 【事後学習】(120分)ノートを整理し、演習問題ができるようにすること。 |
第4回 | 元素の周期律 電子配置の周期性。原子の性質と周期表。 【事前学習】(120分)周期表の見方について学習しておくこと。 【事後学習】(120分)ノートを整理し、演習問題ができるようにすること。 |
第5回 | 化学結合 共有結合、配位結合、イオン結合、金属結合。 【事前学習】(120分)原子間の結合の種類について学習しておくこと。 【事後学習】(120分)ノートを整理し、演習問題ができるようにすること。 |
第6回 | 分子間結合 極性と分子間力。ファンデルワールス力。水素結合。 【事前学習】(120分)極性について学習しておくこと。 【事後学習】(120分)ノートを整理し、演習問題ができるようにすること。 |
第7回 | 溶液の性質 水溶液の性質。希薄溶液の束一的性質。コロイド。 【事前学習】(120分)溶解現象とは何か学習しておくこと。 【事後学習】(120分)ノートを整理し、演習問題ができるようにすること。 |
第8回 | 気体の性質 理想気体の状態方程式。混合気体。気体分子運動論。 【事前学習】(120分)理想気体の状態方程式について学習しておくこと。 【事後学習】(120分)ノートを整理し、演習問題ができるようにすること。 |
第9回 | 化学変化とエネルギー 結合エネルギー。反応熱。ヘスの法則。熱化学方程式。 【事前学習】(120分)化学反応と熱の出入りについて学習しておくこと。 【事後学習】(120分)ノートを整理し、演習問題ができるようにすること。 |
第10回 | 化学平衡 平衡定数。平衡状態の変化。 【事前学習】(120分)平衡定数について学習しておくこと。 【事後学習】(120分)ノートを整理し、演習問題ができるようにすること。 |
第11回 | 物質の三態と状態変化 固相-液相-気相の変化。相図。平衡状態の変化。 【事前学習】(120分)水の相図(状態図)について学習しておくこと。 【事後学習】(120分)ノートを整理し、演習問題ができるようにすること。 |
第12回 | 酸と塩基 酸、塩基、水の電離、緩衝作用、酸性雨。 【事前学習】(120分)酸、塩基、pHについて学習しておくこと。 【事後学習】(120分)ノートを整理し、演習問題ができるようにすること。 |
第13回 | 酸化還元と電気化学 酸化数。酸化還元反応式。電池。標準電極電位。電気分解。酸化還元と生命。 【事前学習】(120分)酸化と還元とはどのような現象を言うのか学習しておくこと。 【事後学習】(120分)ノートを整理し、演習問題ができるようにすること。 |
第14回 | 反応速度 素反応。複合反応。律速段階。反応速度定数。 【事前学習】(120分)反応速度の表し方について学習しておくこと。 【事後学習】(120分)ノートを整理し、演習問題ができるようにすること。 |
第15回 | 理解度確認テストおよび解説 【事前学習(120分)】講義で示した範囲、授業で強調した点、教科書の例題や練習問題をよく確認しておくこと。 【事後学習(120分)】解答した内容がどの程度合っていたか、間違えている箇所があったとすれば、その要因を考え,各自で再度確認して理解を深める。 |
その他
教科書 |
河野淳也 『一般化学』 化学の基本シリーズ 化学同人 2017年 第1版
おおよそ教科書に沿って講義を進めていくので、事前に該当箇所を予習して講義にのぞんで欲しい。
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
理解度確認テスト70%、課題など30%により、総合的に評価する。 レポート課題は3回程度を予定。翌週に提出させる。 提出する回に、正答へのポイントを解説する。 |
質問への対応 | 授業前後に対応。 |
研究室又は 連絡先 |
rkobayashi806@gmail.com |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
授業で得た知識を生かし、身の回りの現象や物質を化学的な視点から考える姿勢を持ってください。授業には必ず出席すること。授業中の私語は控えてください。 |