2019年 短期大学部 シラバス - ものづくり・サイエンス総合学科
設置情報
科目名 | 流れの力学Ⅰ | ||
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設置学科 | ものづくり・サイエンス総合学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 畠沢 政保 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | E33F |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 |
概要
学修到達目標 | 工学の基礎は力学の考えを基本とするが、「流れの力学」で学習する流体は連続体であるため、その運動は概念的に捕えにくい。できるだけ身近にある実例をまじえて講義し、理解を深めるようにする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
「流れの力学」は、工業設備に限らず、上・下水道、都市ガス、農業用水など流体を取扱う設備の設計、評価を行う場合等に必要な応用範囲の広い重要な科目である。ここでは、応用面を重視した「流れの力学Ⅱ」に先立ち、「流れの力学」の基礎的な概念について講義する。 |
履修条件 | 選択科目 |
授業計画
第1回 | 講義の概要および実施方法についての説明(1)授業方針 (2)流れの力学Ⅰの概要 (3)教科書および参考書 (4)課題提出 流れの力学の全体像と流体の性質 (1)流体の物理的性質 |
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第2回 | (1)流体の物理的性質 ①流体と個体 ②圧力 ③力と質量 ④密度と比重 ⑤気体の状態方程式 |
第3回 | 静止している流体 (1)圧力変化 ①静止している流体の性質 ②流体静力学の基礎式 ③非圧縮性流体における圧力と高さの関係 ④絶対圧力とゲージ圧力 |
第4回 | 静止している流体 (2)圧力の測定 ①圧力の測定方法 ②液柱計 ③示差圧力計 ④微圧計 |
第5回 | 静止している流体 (3)全圧力 ①平面壁に作用する全圧力 ②圧力の中心 ③曲面に作用する全圧力 |
第6回 | 静止している流体 (4)力の釣り合い ①浮力 ②相対的に釣り合っている流体の加速運動 |
第7回 | 静止している流体 (5)力の釣り合い ③相対的に釣り合っている流体の回転運動 |
第8回 | 通常試験と問題および解答の解説 |
第9回 | 運動している流体 (1)流体の動力学 ①流れる流体に働く力とその取扱い ②「流れの力学」上の述語 ③連続の式 |
第10回 | 運動している流体 (3)流体の加速度 (4)流線に沿う運動方程式 (5)流線に沿うエネルギーの式(ベルヌーイの定理) |
第11回 | 運動している流体 (6)ベルヌーイの定理の応用 ①トリチェリの定理 ②ベンチュリ管 ③ピトー管 |
第12回 | 運動している流体 (7)ベルヌーイの式の拡張 (8)渦無しの円運動 (9)渦なしのらせん流 |
第13回 | 運動している流体 (10)運動量の式 ①断面積が変わる管に働く力 ②曲がり管に働く力 |
第14回 | 運動している流体 ③一様な流れに置かれた物体の抗力 ④ジェット推進 |
第15回 | 理解度確認テストと問題および解答の解説 |
その他
教科書 |
池森亀鶴、黒瀬元雄、越智光昭 『改訂 水力学』 コロナ社 2004年
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参考書 | |
成績評価の方法 及び基準 |
授業への取り組み20%、平常試験および理解度確認テストによる評価80% 出席回数が総授業回数の5分の3(9回)に満たない場合は,履修放棄と取り扱い,学業成績を評価E(判断不可)とする. |
質問への対応 | 授業実施日(水曜日) |
研究室又は 連絡先 |
短大講師室(9号館一階) |
オフィスアワー |
水曜 船橋 12:10 ~ 13:20
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学生への メッセージ |
何事にも興味を持って欲しい。 |