2019年 短期大学部 シラバス - 生命・物質化学科
設置情報
科目名 | 高分子科学・有機化学実験 | ||
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設置学科 | 生命・物質化学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 萩原・深津 他 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜3・4・5 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | K13G |
クラス | 注:前期後半 | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 |
概要
学修到達目標 | 高分子科学・有機化学実験では,高分子科学,有機化学の学習を基に,汎用化合物の合成ならびに測定実験をおこない,基本的な実験手法について学習する。具体的な到達目標は以下のとおりである。 ・有機合成,高分子合成の基本的な反応操作を修得できる。 ・生成物の分離,精製方法を修得できる。 ・高分子化合物の基本的な物性測定について理解できる。 ・分子量や分子量分布の統計的な取り扱い方法について理解できる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
実験実習(必修科目) |
履修条件 | 有機化学・高分子科学の初歩的な知識を有することが望ましい。例えば、前学期設置の高分子科学・有機化学IIを履修し学習すると実験内容の理解が深まるため、履修を勧める |
授業計画
第1回 | 高分子科学実験の概要説明 【事前学習】シラバスをよく読むこと 【事後学習】高分子科学分野の予習ノート作成 |
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第2回 | 有機化学実験の概要説明 【事前学習】シラバスをよく読むこと 【事後学習】有機化学分野の予習ノート作成 |
第3回 | サリチル酸のアセチル化反応(合成実験) 【事前学習】アセチルサリチル酸, サリチル酸の融点を調べておくこと。使用する試薬の情報を調べること。 【事後学習】1日目の実験のデータをまとめること |
第4回 | サリチル酸のアセチル化反応(生成物の確認) 赤外分光分析の利用 【事前学習】赤外分光分析について調べること 【事後学習】解析データについてまとめること |
第5回 | サリチル酸のアセチル化反応(データ整理) データ整理とレポートの作成 【事前学習】参考文献などを図書館で探しておくこと 【事後学習】レポートで記載した内容を振り返りノートにまとめておくこと。 |
第6回 | ラジカル重合によるポリ酢酸ビニルの合成(合成実験) 【事前学習】酢酸エチル, 酢酸ビニルの沸点を調べておくこと。使用する試薬の情報を調べること。 【事後学習】1日目の実験のデータをまとめること |
第7回 | ラジカル重合によるポリ酢酸ビニルの合成(重合率および収率の算出) 【事前学習】重合率の計算方法を調べておくこと 【事後学習】解析データについてまとめること |
第8回 | ラジカル重合によるポリ酢酸ビニルの合成(データ整理) データ整理とレポートの作成 【事前学習】参考文献などを図書館で探しておくこと 【事後学習】レポートで記載した内容を振り返りノートにまとめておくこと。 |
第9回 | 粘度法による高分子分子量の測定(測定実験) 【事前学習】オストワルド粘度計とその原理についてまとめておくこと 【事後学習】実験データについてまとめること |
第10回 | 粘度法による高分子分子量の測定(実験結果の解析) 【事前学習】使用する粘度にまつわる単位系などについて調べておくこと 【事後学習】実験データについてまとめること |
第11回 | 粘度法による高分子分子量の測定(データ整理) データ整理とレポートの作成 【事前学習】参考文献などを図書館で探しておくこと 【事後学習】レポートで記載した内容を振り返りノートにまとめておくこと。 |
第12回 | 鎖状高分子モデルの統計実験 【事前学習】クリップを用いて疑似高分子を作成するが、その利点と欠点についてまとめておくこと 【事後学習】実験データについてまとめること |
第13回 | 鎖状高分子モデルの統計実験(実験結果の解析) 【事前学習】統計グラフを完成させること 【事後学習】2次元モデルから3次元モデルへの展開を課題を通して計算すること |
第14回 | 鎖状高分子モデルの統計実験(データ整理) データ整理とレポートの作成 【事前学習】参考文献などを図書館で探しておくこと 【事後学習】レポートで記載した内容を振り返りノートにまとめておくこと。 |
第15回 | 実験の総括と平常テストおよびその解説 【事前学習】今までの実験課題を振り返り内容を復習すること 【事後学習】試験で間違った部分を復習すること |
その他
教科書 |
初回にテキストを配布する。
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参考書 |
妹尾 学 『基礎 高分子科学』 共立出版 2000年 第1版
John McMurry 『マクマリ― 有機化学(上)』 東京化学同人 2013年 第9版
John McMurry 『マクマリ― 有機化学(中)』 東京化学同人 2013年 第9版
岩村 秀 『理工系のための化学実験 基礎化学からバイオ・機能材料まで』 共立出版 2016年 第1版
荒井貞夫 『工学のための有機化学』 サイエンス社 2010年 第1版
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成績評価の方法 及び基準 |
授業への取組状況50%,レポートおよび平常テスト50%で評価する。 |
質問への対応 | 口頭またはメール |
研究室又は 連絡先 |
深津 誠:fukatsu.makoto@nihon-u.ac.jp 萩原俊紀:hagiwara.toshiki@nihon-u.ac.jp 上條治夫:kamijou.haruo@nihon-u.ac.jp 赤澤寛行:akazawa.hiroyuki@nihon-u.ac.jp (@は半角で入力のこと) |
オフィスアワー |
月曜 船橋 12:10 ~ 13:20 上條治夫,8号館837号室
火曜 船橋 12:10 ~ 13:20 深津 誠,8号館834A号室
火曜 船橋 12:10 ~ 13:20 赤澤寛行,8号館838号室
水曜 船橋 12:10 ~ 13:20 萩原俊紀,8号館837号室
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学生への メッセージ |
積極的に質問してください。 |