2019年 短期大学部 シラバス - 生命・物質化学科
設置情報
科目名 | 環境生命化学 | ||
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設置学科 | 生命・物質化学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 谷川 実 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3・4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | K33F |
クラス | 前期前半 | ||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 |
概要
学修到達目標 | 地球表面、地中や海中、水中や大気中には様々な生物が住んでおり、地球環境の保全や時に環境破壊に関与している。本講で学習することにより様々な事例を基に地球環境と生物の関わりを一般の人にも説明できるようにする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
Powerpointを利用した講義を主体とする。レポートを課す場合がある。 |
履修条件 | 生命科学概論の内容を理解していること。 |
授業計画
第1回 | 環境生命科学とは ヒト・環境・生物をキーワードに学習内容を説明する 【事前学習】 生命科学概論で学習したなかで「ヒト・環境・生物」に関わる部分をまとめる(120分) 【事後学習】 授業内で行った生命科学概論で学んだ内容より詳細な部分についてまとめを作っておく(120分) |
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第2回 | 生命の起源 地球の生誕(化学進化)とミラーの実験 【事前学習】 参考書「生体分子化学」内の地球の生誕とミラーの実験のところを読んでまとめる(120分) 【事後学習】 ミラーに実験によってどのような物質ができることがわかったのか、その物質がどのように生命の生誕に関わっているのかをまとめる(120分) |
第3回 | 生命の変遷 生命の進化(生物進化) 【事前学習】 地球上で誕生した生物がどのように進化したのかまとめる(120分) 【事後学習】 授業で学んだ内容よりなぜ好気呼吸が主流なのかをまとめる(120分) |
第4回 | ダーウィン進化論 ダーウィンは5年におよぶ航海でなにを知り、なにを考えたのか 【事前学習】 ダーウィンの進化論とは何か図書館などで調べてまとめる(120分) 【事後学習】 ダーウィンはどのような人で何から進化論を思いついたのかまとめる(120分) |
第5回 | 地球温暖化(1) 地球温暖化の原因 【事前学習】 京都議定書とパリ協定についてインターネットサイトなどで確認する(120分) 【事後学習】 なぜ地球温暖化は止まらないのかまとめる(120分) |
第6回 | 地球温暖化(2) 地球温暖化対策 【事前学習】 地球温暖化防止のためのデッドラインが何℃なのか調べて対策を考える(120分) 【事後学習】 地球温暖を緩和するには我々には何ができるのかをまとめる(120分) |
第7回 | 生物と環境調査 コンクリートの腐食と宅地の盤膨れを例に挙げ調査・研究方法を学ぶ 【事前学習】 「コンクリート腐食」「宅地の盤膨れ」とは何か参考書を読んでまとめる(120分) 【事後学習】 微生物が我々の生活に与える影響を調べてまとめる(120分) |
第8回 | 環境破壊 公害や地球温暖化はどのように進み、生物にどのような影響を与えるのか 【事前学習】 4大公害病について調べてまとめる(120分) 【事後学習】 経済発展と環境保全についてまとめる(120分) |
第9回 | 環境保全 人間と環境のつながりについて 【事前学習】 ヒトが他の惑星やスペースコロニーで生きていくにはどのような環境が必要か考えてまとめる(120分) 【事後学習】 自然環境はヒトにとってどのような効果があるのかまとめる(120分) |
第10回 | 環境再生 環境復元事業を学習する 【事前学習】 人の手によって破壊された自然環境をもとに戻すにはどのようにすればよいのか調べてまとめる(120分) 【事後学習】 身近な環境保全または環境回復に関してまとめる(120分) |
第11回 | 生物の有効活用 食品からエネルギー獲得まで様々な生物の利用法 【事前学習】 生物がエネルギー(ATP)を獲得する方法をまとめる(120分) 【事後学習】 我々の生活の中で微生物はどのように役に立っているのかをまとめる(120分) |
第12回 | 極限環境生物(1) 極限環境とはなにか 【事前学習】 「極限環境」についてインターネットサイトなどを調べてまとめる(120分) 【事後学習】 地球上の極限環境でどこまで生物が生きられるのか考える(120分) |
第13回 | 極限環境生物(2) 様々な環境に生息する生物について 【事前学習】 極限環境で生育する生物について調べてまとめる(120分) 【事後学習】 極限環境でどのように生き物たちは生きているのかまとめる(120分) |
第14回 | 平常テストおよび解説 学習内容の理解度・到達度の確認とテスト問題の解説 【事前学習】 授業で学習した内容をまとめて説明できるようにしておく(120分) 【事後学習】 テストでできなかったところを中心にもう一度学習する(120分) |
第15回 | 講義のまとめ・復習 【事前学習】 地球環境と生命のかかわりについて参考書を中心にまとめる(120分) 【事後学習】 今後に生かせるよう、授業で行った内容をまとめる(120分) |
その他
教科書 | |
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参考書 |
山中健生 『微生物学への誘い』 培風館 2001年
山中健生 『環境にかかわる微生物学入門』 2003年
秋久俊博 『生体分子化学』 共立出版 2005年 第2版
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成績評価の方法 及び基準 |
平常テスト(80%)レポートと授業への取り組み状況(20%) |
質問への対応 | 授業終了後またはオフィスアワーに対応します。金曜日の4時限後(学部:基礎生命科学授業後)に5号館講師室にいる場合もある。 |
研究室又は 連絡先 |
環境微生物学研究室, 駿河台校舎2号館203号室, E-mail:tanigawa.minoru@nihon-u.ac.jp, TEL:03-3259-0813 |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 10:00 ~ 11:00
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学生への メッセージ |