2019年 短期大学部 シラバス - 生命・物質化学科
設置情報
科目名 | 環境化学 | ||
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設置学科 | 生命・物質化学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 角田 雄亮 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3・4 |
校舎 | 船橋 | 時間割CD | K33S |
クラス | |||
ポリシー | ディプロマ・ポリシー【DP】 カリキュラム・ポリシー【CP】 |
概要
学修到達目標 | 昨今の環境問題の中でも特に廃棄物の問題は人間の生活と密接に関連しており、解決するた めには社会全体で取り組む必要がある。これらの取り組み(環境基本法などの法律整備、リサイクルの推進)を中心に学習し、生活を豊かにする化学技術の在り方について考察することができる。 |
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授業形態及び 授業方法 |
パワーポイントを使用した講義を行う。講義資料は事前に配布する。 |
履修条件 | 地球環境とエネルギーを受講していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 〇講義内容の説明 環境問題に対する基本的な考え方について説明する。 【事前学習】自身が考える環境問題について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、環境問題に対する考察を深める(120分) |
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第2回 | 〇廃棄物による環境問題 過去の環境問題(主に公害)について説明し、現在の環境問題への移り変わりを講義する。 【事前学習】配布資料を一読し、不明な語句や公害について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、現在の環境問題に対する考察を深める(120分) |
第3回 | 〇廃棄物の処理状況 産業廃棄物と一般廃棄物の処理状況について有効利用方法も合わせて確認する。また、これらを統括する法律体系について概説する。 【事前学習】配布資料を一読し、不明な語句や廃棄物処理について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、廃棄物処理に対する考察を深める(120分) |
第4回 | 〇廃棄物の再資源化技術(1) 容器包装リサイクル法について概説し、これに関する化学技術について具体例をもとに解説する。 【事前学習】配布資料を一読し、不明な語句や容器包装リサイクル法について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、容器包装リサイクル法に対する考察を深める(120分) |
第5回 | 〇廃棄物の再資源化技術(2) 家電リサイクル法および食品リサイクル法について概説し、これらに関する化学技術について具体例をもとに解説する。 【事前学習】配布資料を一読し、不明な語句や家電リサイクル法、食品リサイクル法について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、家電リサイクル法、食品リサイクル法に対する考察を深める(120分) |
第6回 | 〇廃棄物の再資源化技術(3) 廃棄物系バイオマスの利用方法および建設リサイクル法について概説し、これらに関する化学技術について具体例をもとに解説する。 【事前学習】配布資料を一読し、不明な語句や廃棄物系バイオマスの利用方法、建設リサイクル法について下調べ をする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、廃棄物系バイオマスの利用方法、建設リサイクル法に対する考察を深める(120分) |
第7回 | 〇廃棄物の再資源化技術(4) 自動車リサイクル法について概説し、これに関する化学技術について具体例をもとに解説する。また、繊維廃棄物のリサイクルの現状と課題について解説する。 【事前学習】配布資料を一読し、不明な語句や自動車リサイクル法、繊維廃棄物のリサイクルの現状について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、自動車リサイクル法、繊維廃棄物のリサイクルの現状と課題に対する考察を深める(120分) |
第8回 | 〇ここまでの講義内容に対する理解度確認試験(中間試験)とその解説を行う。 【事前学習】ここまでの講義内容について復習をする(120分) 【事後学習】試験の解説を受け、理解度が低かった箇所を重点的に復習する(120分) |
第9回 | 〇他国の廃棄物処理対策 ドイツにおける廃棄物処理対策および自然エネルギー導入の推進方法について解説する。 【事前学習】配布資料を一読し、不明な語句や他国の廃棄物処理対策について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、自然エネルギー導入の推進方法に対する考察を深める(120分) |
第10回 | 〇省エネルギー対策 日本における自然エネルギーの導入実績およびエネルギー効率の高い化学技術について具体例をもとに解説する。 【事前学習】配布資料を一読し、不明な語句や省エネルギー対策について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、エネルギー効率の高い化学技術に対する考察を深める(120分) |
第11回 | 〇核エネルギー利用に関する基礎知識 原子力発電の仕組みを概説し、利用の導入について考察する。 【事前学習】配布資料を一読し、不明な語句や原子力発電の仕組みについて下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、原子力発電の利用導入に対する考察を深める(120分) |
第12回 | 〇ライフサイクルアセスメント(1) 環境評価の考え方について概説する。 【事前学習】配布資料を一読し、不明な語句やライフサイクルアセスメントについて下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、環境評価の考え方に対する考察を深める(120分) |
第13回 | 〇ライフサイクルアセスメント(2) 環境評価について例題を用いて具体的な方法について解説する。 【事前学習】配布資料を一読し、不明な語句やライフサイクルアセスメントの具体例について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、例題の再確認やライフサイクルアセスメントの適用性について考察を深める(120分) |
第14回 | 〇ライフサイクルアセスメント(3) 環境評価について課題を解きながら具体的な方法を身に付ける。 【事前学習】ライフサイクルアセスメントの計算方法について下調べをする(120分) 【事後学習】講義説明を受け、演習問題の再確認やライフサイクルアセスメント全体に対する考察を深める(120分) |
第15回 | 〇理解度確認試験(期末試験)とその解説 【事前学習】ここまでの講義内容について復習をする(120分) 【事後学習】試験の解説を受け、理解度が低かった箇所を重点的に復習する(120分) |
その他
教科書 |
教科書は用いず、参考資料を配布する。
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参考書 |
安原昭夫、小田淳子 『地球の環境と化学物質』 三共出版 2007年 第1版
北野大、及川紀久雄、久保田正明 『資源・エネルギーと循環型社会』 三共出版 2003年 第1版
『環境科学要論』 世良力 東京化学同人 2011年 第3版
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成績評価の方法 及び基準 |
中間試験50%、期末試験50%で評価する。 |
質問への対応 | 授業中外を問わず、随時対応する。 |
研究室又は 連絡先 |
物質応用化学科 化学工学研究室(駿河台校舎2号館3階231A室) E-mail: kakuta.yusuke@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 15:00 ~ 16:00 2号館3階231A室
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学生への メッセージ |