2019年 大学院理工学研究科 シラバス - 機械工学専攻
設置情報
科目名 | 熱工学特論Ⅰ | ||
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設置学科 | 機械工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 大久保 英敏 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜2 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | F12B |
クラス |
概要
学修到達目標 | 伝熱工学はエネルギー工学の分野においてきわめて重要な位置を占めるばかりでなく、機械工学、化学工学、原子力工学、宇宙工学、環境工学など広い応用分野を持っています。特にエネルギーの技術開発に関連してますますその重要性を増しています。本講義では、基本原則の体系的概念の詳細な把握、エネルギー・環境分野への適用概念の把握、宇宙・ナノテクノロジー等フロンティア・先端分野への適用概念の把握を目標にします。 |
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授業形態及び 授業方法 |
伝熱工学の基礎と最新技術を学び、将来、伝熱工学分野に進む人だけでなく工学の広い分野に進む人のためにも伝熱工学の基礎・応用技術を理解してもらえるようにする。 (講義)パワーポイントと板書を併用して講義を行う. |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
「熱力学」「熱工学」を理解していることが望ましい.2単位科目の場合,予習・復習は60時間必要とされている. |
授業計画
第1回 | 第一回:熱伝導伝熱 定常熱伝導、非定常熱伝導など |
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第2回 | 第二回:対流伝熱 強制対流熱伝達、自然対流熱伝達など |
第3回 | 第三回:熱放射伝熱 対流・熱放射複合熱伝達など |
第4回 | 第四回:相変化伝熱1 膜状凝縮熱伝達、滴状凝縮熱伝達など |
第5回 | 第五回:相変化伝熱2 蒸発・沸騰熱伝達、気液二相流など |
第6回 | 第六回:相変化伝熱3 融解・凝固熱伝達など |
第7回 | 第七回:物質移動1 拡散法則、熱伝達・物質移動のアナロジなど |
第8回 | 第八回:物質移動2 物質移動を伴う伝熱など |
第9回 | 第九回:伝熱促進1 対流伝熱促進、フィン利用、ネジリテープ利用など |
第10回 | 第十回:伝熱促進2 凝縮・蒸発伝熱促進など |
第11回 | 第十一回:エネルギー・環境分野への適用1 高効率エネルギー技術、省エネルギー・排熱回収技術、エネルギー貯蔵技術(蓄熱技術) |
第12回 | 第十二回:エネルギー・環境分野への適用2 炭酸ガス排出低減技術など |
第13回 | 第十三回:フロンティア・先端分野への適用1 宇宙無重力場の伝熱・流動など |
第14回 | 第十四回:フロンティア・先端分野への適用2 半導体などの新材料・機能材料創成など |
第15回 | 第十五回:まとめ |
その他
教科書 |
稲葉・大久保・加藤・鴨志田・河合・原 『伝熱科学』 伝熱科学 朝倉書店 2010年 第6版
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
日本機械学会編 『伝熱工学』 JSMEテキストシリーズ伝熱工学 丸善
必要に応じて講義中に紹介する
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成績評価の方法 及び基準 |
試験,小テスト,レポートで評価する.減点法ではなく加点法で評価する.必要に応じてテーマの小課題を出して、レポートを提出してもらう。 |
質問への対応 | 講義室にて講義前後約30分対応 |
研究室又は 連絡先 |
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オフィスアワー | |
学生への メッセージ |