加速器科学Ⅰ (O14A)

学修到達目標	現代物理学・工学、医療等に欠くことのできない道具になっている加速器について、基礎的な知識を得ることを目的とし、加速器の有用性を理解できるようになる。
授業形態及び授業方法	板書を中心とした授業と演習、少人数の場合はゼミ形式もありうる。
準備学習（予習・復習等）の内容・受講のための予備知識	相対論的力学と電磁気学の基礎的な知識を有するのが望ましい。

第1回	加速器の歴史について学ぶ．
第2回	加速器の応用について，いくつかの具体例を知る．
第3回	加速器を理解する上で必要となる物理・力学について学ぶ．
第4回	加速器を理解する上で必要となる物理・電磁気学について学ぶ．
第5回	各種加速器の概要・静電加速器の基礎を学ぶ．
第6回	各種加速器の概要・線形加速器の基礎を学ぶ．
第7回	各種加速器の概要・ベータートロンの基礎を学ぶ．
第8回	各種加速器の概要・サイクロトロンの基礎を学ぶ．
第9回	高周波加速の原理・高周波の伝播を理解する．
第10回	高周波加速の原理・加速構造を理解する．
第11回	シンクロトロン：その原理やビームの安定性について学ぶ．
第12回	シンクロトロン放射と蓄積リングについて学ぶ．
第13回	電子線形加速器：その動作をより深く理解し，応用について学ぶ．
第14回	自由電子レーザーの原理や応用について学ぶ．
第15回	レポート課題の提示と趣旨の説明．

教科書	人数や受講者の関心を見て主要なテキストを選択します。日本語の教科書としては、パリティ物理学コース「加速器科学」（丸善）というのがありますが、絶版で入手困難です。
参考資料コメント及び資料（技術論文等）	多くの参考書が存在するが、絶版であったり加速器の研究室にしか置いていないなど、入手困難なものがほとんどなので省略します。興味のある人は、直接担当教員に問い合わせてください。
成績評価の方法及び基準	基本的にはレポート課題によって理解度を評価する. ゼミ形式で実施する場合は、輪講での発表態度、質疑応答による理解度評価を重視する。
質問への対応	随時受け付ける。
研究室又は連絡先	量子科学研究所　加速器科学研究室 E-mail: yahayak@lebra.nihon-u.ac.jp Tel: 047-469-5983 (不在時は5489)
オフィスアワー	火曜船橋 15:00 ～ 18:00 物理実験B棟２階　早川恭史水曜船橋 15:00 ～ 18:00 物理実験B棟２階　早川恭史
学生へのメッセージ	基本的には船橋校舎に常駐しています。所用のある時は、e-mailなどでアポイントメントをとってください

2019年 大学院理工学研究科 シラバス - 量子理工学専攻