2019年 大学院理工学研究科 シラバス - 量子理工学専攻
設置情報
科目名 |
プラズマ科学Ⅱ
応用編
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設置学科 | 量子理工学専攻 | 学年 | 1年 |
担当者 | 高杉 恵一 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 水曜3 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | O33B |
クラス |
概要
学修到達目標 | プラズマ科学とその応用に関する知識を身につける |
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授業形態及び 授業方法 |
プラズマ科学の実際について解説するとともに、現象を理解し応用するための課題を行なう |
準備学習(予習・ 復習等)の内容・ 受講のための 予備知識 |
プラズマ物理およびプラズマ科学の基礎知識 |
授業計画
第1回 | テーマ:Paschenの法則 目標 :放電の開始に関するTownsendの理論を理解する |
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第2回 | テーマ:グロー放電とアーク放電 目標 :陰極暗部にTownsendの理論を適用し、Engel-Steenbeckの式を導く |
第3回 | テーマ:磁気流体と磁力線の性質 目標 :磁気流体近似の式を導き、磁力線の誘導方程式について調べる |
第4回 | テーマ:Zピンチの平衡状態 目標 :Zピンチの圧力平衡からBennettの式を導き、エネルギーバランスからPease-Braginski電流を導く |
第5回 | テーマ:巨視的不安定性 目標 :交換型不安定性・ソーセージ不安定性・Rayleigh-Taylor不安定性について理解する |
第6回 | テーマ:Zピンチの収縮過程 目標 :Zピンチの半径運動の様子を調べ、エネルギー入力について理解する |
第7回 | テーマ:伝送線路 目標 :分布定数回路について理解し、具体的な線路についてその性質を理解する |
第8回 | テーマ:パルスパワーと電磁加速 目標 :パルスパワーについて理解し、電磁加速などの応用について理解する |
第9回 | テーマ:原子過程と平衡モデル 目標 :電離・再結合などの原子過程について理解し、コロナモデルにおける電離平衡について理解する |
第10回 | テーマ:高温プラズマのスペクトル 目標 :高温プラズマの放射過程について理解する |
第11回 | テーマ:斜入射分光器を用いた極端紫外分光 目標 :回折格子の原理を理解し、極端紫外分光への応用について理解する |
第12回 | テーマ:結晶分光器を用いたX線分光測定 目標 :結晶におけるBraggの反射条件を理解し、X線分光測定への応用について理解する |
第13回 | テーマ:軟X線光学と軟X線レーザー 目標 :軟X線光学系について理解し、レーザーの動作原理および軟X線レーザーについて理解する |
第14回 | テーマ:半導体リソグラフィと軟X線顕微鏡 目標 :レンズの結像の原理を理解し、半導体リソグラフィと軟X線顕微鏡への応用について理解する |
第15回 | テーマ:慣性核融合 目標 :慣性核融合の概念を理解する |
その他
教科書 | |
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参考資料コメント 及び 資料(技術論文等) |
武田進 『プラズマの基礎』 朝倉書店 1969年
横山昌弘 『プラズマ理工学』 日刊工業新聞 1988年
プラズマ・核融合学会 『プラズマ診断の基礎』 名古屋大学出版会 1990年
秋山秀典 『高電圧パルスパワー工学』 オーム社 2003年
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成績評価の方法 及び基準 |
毎回課する課題のレポートによって評価する 授業の中で課題の解説を行う |
質問への対応 | メールあるいは授業の後 |
研究室又は 連絡先 |
研究室:駿河台校舎7号館722D室 メール:takasugi@phys.cst.nihon-u.ac.jp ホームページ:http://sg2.phys.cst.nihon-u.ac.jp/ |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 15:00 ~ 17:00
水曜 駿河台 15:00 ~ 17:00
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学生への メッセージ |
広い視野を持つことが大切です |