2020年 理工学部 シラバス - 建築学科
設置情報
科目名 | 建築法規 | ||
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設置学科 | 建築学科 | 学年 | 2年 |
担当者 | 根上・小林 | 履修期 | 前期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜1 金曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | C41M C51N |
クラス | 建築学科2年1組2組 | ||
履修系統図 | 履修系統図の確認 | ||
その他 | 実務経験のある教員による授業科目 |
概要
学修到達目標 | 遵守しなければならない法律(基準)を学ぶことにより、基準以上のより質の高い建築物等の設計・施工ができるようになる。 その為に、建築行政および建築関連法規の体系を把握したうえで、主要な法規について学習する。特に、法の条文が規定された社会的な背景を学ぶとともに、読解力の習得に力点を置きながら、建築関連法規の基本である「建築基準法」において重要な制度規定、実体規定などについて理解をする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
一級建築士として、長年設計・監理業務に携わった経験をもとに、身近な建築物と法律との関連を織り交ぜ、パワーポイントと板書を併用し授業を行う。教科書により条文内容の理解をし、法令集条文にアンダーラインを引くことにより、条文のポイントを押さえる。講義の進捗状況に合わせて編集した、演習問題や一級建築士試験相当の問題等をプリントして配布する。宿題とした場合は次回の講義で解説を配布し、ポイント解説を行う。 |
履修条件 | 特になし |
授業計画
第1回 | ガイダンス及び法律と建築行政の体系、建築関連法規の体系 法の精神と社会秩序を踏まえたうえで、建築法規及び行政を学習する心構えをもつ 法令集を読みこなすために必要な、法文読解の基本ルールについて学習 【事前学習】シラバスの内容を確認すること(120分) 【事後学習】教科書、法令集を読み返し、理解状況の確認を行う。理解不十分な箇所は、次回質問できるようまとめる(120分) |
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第2回 | 建築基準法の用語の定義 建築基準法に規定する用語の定義等について学習 【事前学習】教科書p6~p9を熟読し、建築基準法の用語について予習しておく(120分)【事後学習】教科書、法令集を読み返し、理解状況の確認を行う。(120分) |
第3回 | 建築物の面積・高さ・階数の算定方法 建築基準法に規定する建築物の面積・高さ・階数の算定方法について学習 宿題-1 配布予定 【事前学習】教科書p9~p14を熟読し、理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(120分) 【事後学習】教科書、法令集を読み返し、理解状況の確認を行う。理解不十分な箇所は、次回質問をし解決すること。宿題-1は法令集で条文を確認しながら解答すること。 (120分) |
第4回 | 単体規定-1 宿題-1 解説配布 及び ポイント解説 単体規定のあらまし構成 単体規定のうち、構造強度について学習(プリント配布予定) 【事前学習】教科書p30~p31を熟読し、理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(120分) 【事後学習】教科書、法令集を読み返し、理解状況の確認を行う。また、宿題-1の見直しを行うこと。理解不十分な箇所は、次回質問をし解決すること。(120分) |
第5回 | 単体規定-2 単体規定のうち、防火関係規定(耐火建築物・防火区画他)について学習 【事前学習】教科書p58~p67を熟読し、理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(120分) 【事後学習】教科書、法令集を読み返し、理解状況の確認を行う。理解不十分な箇所は、次回質問をし解決すること。(120分) |
第6回 | 単体規定-3 単体規定のうち、避難関係規定(廊下・階段・出入り口他)について学習 【事前学習】教科書p68~p70を熟読し、理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(120分) 【事後学習】教科書、法令集を読み返し、理解状況の確認を行う。理解不十分な箇所は、次回質問をし解決すること。(120分) |
第7回 | 単体規定-4 単体規定のうち、避難関係規定(内装)及び一般構造(天井の高さ・居室の採光他)について学習 宿題-2 配布予定 【事前学習】教科書p75~p81を熟読し、理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(120分) 【事後学習】教科書、法令集を読み返し、理解状況の確認を行う。理解不十分な箇所は、次回質問をし解決すること。宿題-2は法令集で条文を確認しながら解答すること。(120分) |
第8回 | 単体規定-5 宿題-2 解説配布 及び ポイント解説 単体規定のうち、設備及びその他について学習 【事前学習】教科書p81~p88を熟読し、理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(120分) 【事後学習】教科書、法令集を読み返し、理解状況の確認を行う。また、宿題-2の見直しを行うこと。理解不十分な箇所は、次回質問をし解決すること。(120分) |
第9回 | 集団規定-1 集団規定のあらまし構成 集団規定のうち、道路、建築物の用途の制限について学習 【事前学習】教科書p91~p103を熟読し、理解できない箇所を質問できるようにまとめておくこと。(120分) 【事後学習】教科書、法令集を読み返し、理解状況の確認を行う。理解不十分な箇所は、次回質問をし解決すること。(120分) |
第10回 | 集団規定-2 集団規定のうち、建ぺい率、容積率について計算問題の演習も行いながら学習 【事前学習】教科書p104~p107を熟読し、理解できない箇所を質問できるようにまとめ おくこと。(120分) 【事後学習】教科書、法令集を読み返し、理解状況の確認を行う。特に、計算問題の解法手 順を覚える。解法手順の理解度確認のための演習テスト(宿題)あり。 理解不十分な箇所は、次回質問をし解決すること。(120分) |
第11回 | 集団規定-3 演習テスト(宿題)のポイント解説 集団規定のうち、高さ制限について計算問題の演習も行いながら学習(プリント配布) 【事前学習】教科書p111~p116を熟読し、理解できない箇所を質問できるようにまと めておくこと。(120分) 【事後学習】教科書、法令集を読み返し、理解状況の確認を行う。解法手順の理解度確認の ための演習テスト(宿題)あり。 理解不十分な箇所は、次回質問をし解決すること。(120分) |
第12回 | 集団規定-4 演習テスト(宿題)のポイント解説 集団規定のうち、防火地域他について学習 演習テスト(12回目講義)本日の講義範囲及び建蔽率・容積率の計算問題等 実施 【事前学習】教科書p126~p128を熟読し、理解できない箇所を質問できるようにまとめ ておくこと。また、建蔽率・容積率の計算手順を確認し覚えること。(120分) 【事後学習】教科書、法令集を読み返し、理解状況の確認を行う。理解不十分な箇所は、次 回質問をし解決すること。(120分) |
第13回 | 制度規定 制度規定のうち、手続き(建築確認申請)他について学習 演習テスト(13回目講義)本日の講義範囲実施 【事前学習】教科書p15~p18を熟読し、理解できない箇所を質問できるようにまとめてお くこと。(120分) 【事後学習】教科書、法令集を読み返し、理解状況の確認を行う。理解不十分な箇所は、次 回質問をし解決すること。(120分) |
第14回 | その他の建築関連法規 建築士法、消防法、都市計画法、建設業法などの概要に触れ、関連法規全体の関連性を学 習 演習テスト(14回目講義)本日の講義範囲及び高さ制限の計算問題等 実施 【事前学習】高さ制限計算問題の解法手順を確認し覚えること。 【事後学習】教科書、法令集を読み返し、理解状況の確認を行う。理解不十分な箇所は、次 回質問をし解決すること。(120分) |
第15回 | 演習テスト(15回目講義)用語の定義、面積高さ等の算定方法、単体規定 実施 【事前学習】演習テスト範囲の見直し(法令集、ミニテスト等)(120分) 【事後学習】特になし |
その他
教科書 |
一般社団法人 日本建築学会 『建築法規用教材 2020』 丸善出版株式会社 2020年
図、写真等で法規に親しみを持ち、難解な条文内容を理解するうえで必要。理解すれば条文も読み易くなる。
卒業後の実務においても活用できる教材。
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参考書 |
総合資格学院 『建築関係法令集(法令編)』 総合資格学院
B5サイズ、横書きなので、引き易い。引き易くするためにインデックスを貼り、条文のポイントを押さえるためにアンダーラインを引き、使い易い法令集に仕上げる。
「建築士試験会場持込みが可能」と表示されている法令集でも可。
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成績評価の方法 及び基準 |
授業の一環として実施する演習テスト及び演習テスト(宿題)などにより評価する。提出物は、全て提出すること。 |
質問への対応 | |
研究室又は 連絡先 |
都市計画研究室(根上) タワースコラS803 negami.akio@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
金曜 駿河台 12:20 ~ 13:00 S803室
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学生への メッセージ |
「建築法規」は、難解な条文から苦手意識を持つ学生が多いのですが、事前学習を行い、毎回集中して授業を受け、法令集にアンダーライン等を引きポイントをつかみ、事後学習で教科書、法令集を読み返すと、意外に簡単で面白いと感じるようになると思います。 |