2020年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 | 有機化学 | ||
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 小林 令子 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 木曜5 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | T45H |
クラス | 共通 |
概要
学修到達目標 | エネルギー資源、医薬品、生活用品、食品など多くの有機化合物がわれわれの生活や命を支えている。また、われわれの体も有機化合物でできている。本科目では、これらの有機化合物を系統だてて学ぶことにより、有機化学の重要性を知り、命を支える化学を理解することができるようになることを目標とする。 |
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授業形態及び 授業方法 |
新型コロナウィルス感染拡大防止のため、メディア授業にて実施する。CSTポータルIIで連絡するリンク先より、メディア動画資料を視聴する。レポート課題を毎回課すので、一週間以内に提出すること。 |
履修条件 | 基礎化学を履修していることが望ましい。 |
授業計画
第1回 | 科目概要の解説および基礎的事項の確認 科目の概要についての解説、有機化学とは、原子の構造。 【事前学習】(120分)シラバスを確認する。原子の構造について学習しておくこと。 【事後学習】(120分)ノートを整理し、内容を自分の言葉で説明できるようにする。課題を実施し提出する。 |
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第2回 | 分子のなりたち 電子軌道、オクテット則、周期表、化学結合の種類と性質。 【事前学習】(120分)炭素、水素、酸素、窒素原子の電子配置について学習しておくこと。 【事後学習】(120分)ノートを整理し、内容を自分の言葉で説明できるようにする。課題を実施し提出する。 |
第3回 | 有機化合物の基本骨格 混成軌道と分子の立体構造、分子間相互作用、構造式の書き方。 【事前学習】(120分)原子の電子配置と分子の立体構造について学習しておくこと。 【事後学習】(120分)ノートを整理し、内容を自分の言葉で説明できるようにする。課題を実施し提出する。 |
第4回 | 有機化合物の種類 官能基による有機化合物のグループ分け、親水性・疎水性官能基、酸性・塩基性官能基、 有機化合物の命名法。 【事前学習】(120分)官能基の種類について学習しておくこと。 【事後学習】(120分)ノートを整理し、内容を自分の言葉で説明できるようにする。課題を実施し提出する。 |
第5回 | 有機化合物の反応 置換・付加・脱離・転移反応、求核・求電子置換反応、酸化還元反応。 【事前学習】(120分)極性反応について学習しておくこと。 【事後学習】(120分)ノートを整理し、内容を自分の言葉で説明できるようにする。課題を実施し提出する。 |
第6回 | 酸と塩基 酸の強さ、塩基の強さ、酸と塩基の役割。 【事前学習】(120分)酸と塩基の定義、酸解離定数について学習しておくこと。 【事後学習】(120分)ノートを整理し、内容を自分の言葉で説明できるようにする。課題を実施し提出する。 |
第7回 | 炭化水素 飽和・不飽和、脂環式炭化水素、芳香族炭化水素の性質と反応性。 【事前学習】(120分)炭素-水素結合の種類と性質について学習しておくこと。 【事後学習】(120分)ノートを整理し、内容を自分の言葉で説明できるようにする。課題を実施し提出する。 |
第8回 | アルコールおよびエーテル アルコールとエーテルの性質と反応性。 【事前学習】(120分)アルコール、エーテルとは何か学習しておくこと。 【事後学習】(120分)ノートを整理し、内容を自分の言葉で説明できるようにする。課題を実施し提出する。 |
第9回 | アルデヒドおよびケトン アルデヒドとケトンの性質と反応性。 【事前学習】(120分)アルデヒド、ケトンとは何か学習しておくこと。 【事後学習】(120分)ノートを整理し、内容を自分の言葉で説明できるようにする。課題を実施し提出する。 |
第10回 | カルボン酸およびカルボン酸誘導体 カルボン酸、カルボン酸塩化物、カルボン酸無水物、エステル、アミドの性質と反応性。 【事前学習】(120分)カルボン酸、カルボン酸誘導体とは何か学習しておくこと。 【事後学習】(120分)ノートを整理し、内容を自分の言葉で説明できるようにする。課題を実施し提出する。 |
第11回 | アミン アミンの性質と反応性。 【事前学習】(120分)アミンとは何か、学習しておくこと。 【事後学習】(120分)ノートを整理し、内容を自分の言葉で説明できるようにする。課題を実施し提出する。 |
第12回 | 高分子とは、生体関連化合物① 糖質 モノマーとポリマー、重合様式。合成高分子。糖質の構造、性質、役割。 【事前学習】(120分)高分子とは何か、糖質について学習しておくこと。 【事後学習】(120分)ノートを整理し、内容を自分の言葉で説明できるようにする。課題を実施し提出する。 |
第13回 | 生体関連化合物② タンパク質 アミノ酸、ペプチド、タンパク質。タンパク質の役割。 【事前学習】(120分)アミノ酸・ペプチドについて学習しておくこと。 【事後学習】(120分)ノートを整理し、内容を自分の言葉で説明できるようにする。課題を実施し提出する。 |
第14回 | 生体関連化合物③ 脂質 中性脂肪、グリセロリン脂質、脂肪酸の構造と性質、脂質の役割。 【事前学習】(120分)脂質について学習しておくこと。 【事後学習】(120分)ノートを整理し、内容を自分の言葉で説明できるようにする。課題を実施し提出する。 |
第15回 | 生体関連化合物④ 核酸 ヌクレオチド、DNA、RNAの構造、役割、核酸が関与する細胞内小器官。 【事前学習】(120分)核酸について学習しておくこと。 【事後学習】(120分)ノートを整理し、内容を自分の言葉で説明できるようにする。課題を実施し提出する。 |
その他
教科書 |
高橋秀依、須貝威、夏苅英昭 『はじめて学ぶ有機化学』 化学同人 2015年 第1版
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参考書 |
J. マクマリー他 著、菅原二三男 監訳 『マクマリー 生物有機化学 有機化学編』 丸善 2018年 第原書8版
小野寺一清、蕪山由己人 『生化学』 新バイオテクノロジーテキストシリーズ 講談社 2014年 第2版
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成績評価の方法 及び基準 |
CSTポータルIIを通じて提出される課題で評価する。 ただし、新型コロナウィルス感染状況の変化により、可能になった場合はテストを実施する可能性がある。 |
質問への対応 | 質問は、CSTポータルIIのQ&A、掲示板、およびメールで受け付けます。 |
研究室又は 連絡先 |
kobayashi.reiko※nihon-u.ac.jp (※には@を入れてください.) |
オフィスアワー | |
学生への メッセージ |
授業で得た知識を生かし、身の回りの物質や現象を化学的な視点から考える姿勢を持つようになってください。 |