2020年 理工学部 シラバス - 教養教育・外国語・保健体育・共通基礎
設置情報
科目名 |
近現代の歴史
史料で学ぶ日本近現代史
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設置学科 | 一般教育 | 学年 | 2年 |
担当者 | 加藤 昇一郎 | 履修期 | 後期 |
単位 | 2 | 曜日時限 | 月曜1 |
校舎 | 駿河台 | 時間割CD | U11R |
クラス |
概要
学修到達目標 | 現代社会と深く結びつく日本の近現代の歩みを多様な史料に基づいて客観的かつ反省的に捉えるなかで、日本人として、また日本社会に生きる者として持つべき歴史知識と出来事の枠組みを理解し、グローバル時代に求められる正しい自己認識と他者理解に根ざしたコミュニケーション力と実践力を身につける。 |
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授業形態及び 授業方法 |
講義形式を基本にメディア授業を利用して実施する(パワーポイント・資料プリント併用)。 適宜視聴覚資料を援用して多面的な理解を深める。 |
履修条件 | (選択) 歴史の基本的な知識(用語等)を理解していることが望ましい。 「文化教養サブメジャーコース」対象科目 「教養教育科目」 |
授業計画
第1回 | ガイダンス ※オンライン授業時実施 ・シラバスの内容を確認の上、授業に臨むこと。 ・授業について ・「歴史学」について ・近現代史を考える視点 (事前学習)シラバスで授業内容を確認し基本的な流れと用語等を復習しておく。(80分) (事後学習)授業後与えられた課題についてまとめておく。(160分) |
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第2回 | Ⅰ 近代国家建設への道 ※オンライン授業時実施 (1)維新を呼び込む風と波 ・近代への歴史的転換の要因を19世紀前半以降の内外事情から理解する。 (キーワード)・幕末の内憂外患 ・欧米秩序の高波 (事前学習)次回の内容を確認し不明な点などを調べておく。(80分) (事後学習)与えられた課題に沿って学習内容を復習しておく。(160分) |
第3回 | (2)近代化政策の光と影 ※オンライン授業時実施 ・新国家建設の政策的特色と社会的影響について考える。 (キーワード)・日本型近代化 ・富国強兵策の実相 (事前学習)次回の内容を確認し不明な点などを調べておく。(80分) (事後学習)与えられた課題に沿って学習内容を復習しておく。(160分) |
第4回 | (3)国民統合の相克と模索 ※オンライン授業時実施 ・立憲体制を目指す政治的動向を社会的経済的状況のなかで考える。 (キーワード)・自由民権運動の特質 ・立憲君主制の確立 (事前学習)次回の内容を確認し不明な点などを調べておく。(80分) (事後学習)与えられた課題に沿って学習内容を復習しておく。(160分) |
第5回 | Ⅱ 近代産業社会の諸相 ※オンライン授業時実施 (1)産業と技術の進展 ・日本における産業と技術の伝統的基盤および移入について考える。 (キーワード)・ポテンシャリティと摂取 ・基幹産業の進展 (事前学習)次回の内容を確認し不明な点などを調べておく。(80分) (事後学習)与えられた課題に沿って学習内容を復習しておく。(160分) |
第6回 | (2)産業労働社会の実態 ※オンライン授業時実施 ・近代産業社会が生んだ労働環境と産業汚染の実態について考える。 (キーワード)・鉱害問題・工場労働問題・社会労働運動の発生 (事前学習)次回の内容を確認し不明な点などを調べておく。(80分) (事後学習)与えられた課題に沿って学習内容を復習しておく。(160分) |
第7回 | (3)都市と社会の発展 ※オンライン授業時実施 ・近代都市の特徴と社会構造の陽と陰について考える。 (キーワード)・帝都建設 ・都市と地方の実態 (事前学習)次回の内容を確認し不明な点などを調べておく。(80分) (事後学習)与えられた課題に沿って学習内容を復習しておく。(160分) |
第8回 | Ⅲ 国際情勢と日本 ※オンライン授業時実施 (1)世界秩序のなかの日本 ・新たな国際関係のなかでの日本の外交路線の模索について考える。 (キーワード)・欧米秩序とジア秩序 ・興亜と脱亜 (事前学習)次回の内容を確認し不明な点などを調べておく。(80分) (事後学習)与えられた課題に沿って学習内容を復習しておく。(160分) |
第9回 | (2)日清および日露戦争 ① ※オンライン授業時実施 ・明治後半期の2つの対外戦争の背景と影響について考える。 (キーワード)・北東アジア情勢 ・外交ベクトルの指針・ (事前学習)次回の内容を確認し不明な点などを調べておく。(80分) (事後学習)与えられた課題に沿って学習内容を復習しておく。(160分) |
第10回 | (3)日清および日露戦争 ② ※オンライン授業時実施 ・明治後半期の2つの対外戦争の背景と影響について考える。 (キーワード)・対露外交 ・対中問題 (事前学習)次回の内容を確認し不明な点などを調べておく。(80分) (事後学習)与えられた課題に沿って学習内容を復習しておく。(160分) |
第11回 | (4)第1次世界大戦と日本 ※オンライン授業時実施 ・欧州戦争における日本の関わりと戦後の国際関係について考える。 (キーワード)・対中外交論 ・ワシントン体制と日本 (事前学習)次回の内容を確認し不明な点などを調べておく。(80分) (事後学習)与えられた課題に沿って学習内容を復習しておく。(160分) |
第12回 | (5)アジア・太平洋戦争 ① ※オンライン授業時実施 ・1920年代後半における国際的経済変化と日本の対応について考える。 (キーワード)・恐慌の連鎖 ・ファシズムと政財界 ・日中戦争への道 (事前学習)次回の内容を確認し不明な点などを調べておく。(80分) (事後学習)与えられた課題に沿って学習内容を復習しておく。(160分) |
第13回 | (6)アジア・太平洋戦争 ② ※オンライン授業時実施 ・第2次世界大戦の要因と日本の戦時体制およびその影響について考える。 (キーワード)・満州政策 ・日米開戦の背景 ・戦争の実態 (事前学習)次回の内容を確認し不明な点などを調べておく。(80分) (事後学習)与えられた課題に沿って学習内容を復習しておく。(160分) |
第14回 | Ⅳ 新生の時代へ ※オンライン授業時実施 ・戦後日本の理念と課題 戦後の世界秩序の特色と日本の戦後改革について考える。 (キーワード)・占領政策 ・民主化運動 ・戦後の国際関係 (事前学習)次回の内容を確認し不明な点などを調べておく。(80分) (事後学習)与えられた課題に沿って学習内容を復習しておく。(160分) |
第15回 | 授業内容の振り返りと最終レポートの説明及び作成 ※オンライン授業時実施 |
その他
教科書 |
使用しない。毎回補助資料を配布する。
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参考書 |
山内昌之・細谷雄一編著 『日本近現代史講義』 中央公論新社 2019年
小風秀雅編 『大学の日本史(4近代)』 山川出版社 2016年
鳥海靖著 『もういちど読む山川日本近代史』 山川出版社 2013年
井上勝生ほか著 『シリーズ日本近現代史(全10巻)』 岩波書店 2007年
小林和幸編 『明治史講義(テーマ篇)』 筑摩書房 2018年
筒井清忠編 『明治史講義(人物篇)』 筑摩書房 2018年
筒井清忠編 『昭和史講義 最新研究で見る戦争への道』 筑摩書房 2015年
筒井清忠編 『昭和史講義2 専門研究者が見る戦争への道』 筑摩書房 2016年
筒井清忠編 『昭和史講義3 リーダーを通して見る戦争への道』 筑摩書房 2017年
加藤陽子 『戦争の日本近現代史』 講談社 2002年
筒井清忠編 『昭和史講義【戦後篇】(上・下) 』 筑摩書房 2020年
事前事後の学習に利用するのが望ましい。
その他の参考文献については各回の配布資料に記載する。
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成績評価の方法 及び基準 |
毎回の課題および最終レポートによる総合評価とし、GPA制度の基準に従って合否および優劣の評価を行う。 ※新型コロナウイルスの影響に伴い変更の可能性がある。変更の場合は事前に授業時に伝達する。 |
質問への対応 | cstポータルⅡまたは下記のメールアドレスにて随時対応する。 質問の際には授業名記載の件名および受講曜日・時限・学科・氏名を明記すること。 |
研究室又は 連絡先 |
メールアドレス:katou.shouichirou@nihon-u.ac.jp |
オフィスアワー |
月曜 駿河台 12:30 ~ 13:30 上記のメールアドレスにて随時対応
火曜 船橋 11:30 ~ 13:00 上記のメールアドレスにて随時対応
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学生への メッセージ |
学問とは未知への探究と既知への省察によって生まれる知の力です。それは「賢く善く生きるための知恵であり実践力」ともなり得るものです。学問と向きあえる日々を大切にして下さい。 |